新製品の発表が延期か
アメリカの関税の影響でキヤノン製品が値上げされ、さらに発表予定の製品が延期された可能性があるようです。この記事では関税の影響について詳しくお伝えします。
現在の経済的な不安定な状況の中で、次々と様々な出来事が発生している。すでにご存じの通り、キヤノンUSAはカメラとレンズの全ラインナップの価格を7~8%引き上げる予定だ。短期的には在庫に関して問題が発生する可能性がある。
5月の第2週に予定されていた新製品の発表は延期され、まだリスケされていないと伝えられている。
ご存じのない方のために言うと、ほとんどの主要な新カメラの発表の時に、キヤノンは正式発表の約2週間前に新製品をお披露目する傾向がある。EOS R5 Mark IIの場合は発表の前日だったため、少し例外的で非常に厄介だった。
以前にお伝えした通り、キヤノンは2025年5月下旬に新製品の発表を予定していた。新しいレンズ、そして少なくとも1台の新しいカメラが登場することが期待されていた。EOS R6 Mark IIIが登場する可能性が高いが、EOS R7やEOS R10の後継機が5月に予定されていた可能性もある。
EOS R7とEOS R10は5月1日にアメリカで大幅な値下げが予定されていたが、その値下げは現在ではキャンセルされている。イギリスやヨーロッパでは値下げが実施される見込みだが、今後の数週間で変更される可能性がある。
歴史的に見ると、カメラの大幅な値下げは近い将来の新モデルの発表の兆候であることが多い。必ずしもそうとは限らないが、一般的には自然な流れと言えるだろう。
現在の状況はどの企業にとっても対応が難しく、キヤノンとキヤノンUSAも不確実性に対する対処方法について明確な計画を持っていない可能性がある。私たちが話を聞いた販売店も同様の感想を持っており、今後の数週間から数ヶ月に何が起こるのかはっきりわかっていないようだ。
将来はさらに不安定になる可能性
キヤノンの新製品の発表や、既存の製品価格に混乱が生じているかもしれません。記事によれば、キヤノンは製品の一律の値上げを決定したとしています。値上げ幅は7~8%とされていますが、これは明らかに日本の関税率が10%であることを意識したものだと思われます。
しかし一部のアクセサリなどは中国製がある可能性もあることから、こちらはもっと大幅な値上げになるか、もしくは販売が停止される可能性も考えられそうです。カメラの中に梱包されているバッテリーが中国製だった場合はどういう扱いになるのでしょうね?バッテリー2個が同梱されているキットとか発売したら売れるかもしれません。
そして、キヤノンは今後、発表する製品の延期を決定したという噂が流れているようです。噂によれば、キヤノンは5月下旬に新製品の発表を予定していて、レンズとカメラがそれぞれ少なくとも1台、発表されるようですが、これが延期されたということです。この原因についても関税が影響しているようで、再スケジュールされていないという噂から、今後の動向を見守るという形になる可能性が高いようです。
発表される可能性の高い製品としてはEOS R6 Mark IIIが筆頭候補となっているようですが、他の製品の可能性もあり、このあたりは流動的なようですね。
関税の税率については3ヶ月の猶予が与えられましたが、3ヶ月後にどのような関税税率になっているかもわかりませんし、いつ関税が課せられるかも不透明でメーカーとしては非常に面倒な問題になっている可能性がありそうです。アメリカ国内だけで発表されないというだけなら、他の国の写真家の人にとっては影響が少ないかもしれませんが、全世界での発表が延期される可能性があるとなると、かなり影響が広範囲に及びそうで心配になりますね。
さらに「キヤノン RF300-600mm F5.6 L IS USMを計画中!?」ではキヤノンの望遠ズームの噂について詳しくお伝えします。
- ニコン
- Nikon Z9II 2026年2月までに
- Nikon ZX 2026年後半
- フルサイズの動画撮影向けカメラ 2025年Q3かQ4
- 2台の認証登録されたカメラ
- 新シネマレンズラインナップ
- Nikon Z6IIIに鳥認識モードの新ファーム 2025年末までに
- キヤノン
- 最大5台のカメラ8本のレンズ 2025年内
- EOS R6 Mark III 2025年5月下旬
- EOS R7 Mark II 2025年第3四半期
- 1億画素フルサイズカメラ 2025年
- レトロデザインカメラ 2025年
- PowerShot V3 2025年後半
- RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り 2025年
- RF-S単焦点 2025年
- RF400mm F2.8 L IS USM、RF600mm F4 L IS USM後継
- RF14-28mm F2.8 L IS USM Z 近い将来
- RF300-600mm F5.6 L IS USM 計画中?
- ソニー
- ニッチなカメラ 2025年4月頃
- α7 V 2025年6月以降
- 50-150mm f/2.0 GM 2025年4月23日
- 富士フイルム
- X-E5 2025年夏に発表/発売
- ハーフフレームカメラ 2025年
- 2台の認証登録されたカメラ
- XF23mmパンケーキ 2025年
- パナソニック
- 3台の認証登録された製品
- エキサイティングなカメラ 2025年4月頃
- 動画撮影向けカメラ 2025年4月
- OMデジタル
- 50-200mmズームレンズ 2025年
- シグマ
- 複数のARTレンズ 2025年内
- 200mm f/1.8 2025年4月以降
(source)CanonRumors
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コメント
コメント一覧 (2件)
アメリカ国内で値上げしても良いが、新製品の発表延期は他地域のユーザーに迷惑掛ける話なので止めてもらいたい
多分今回の7〜8%値上げはトランプ関税廃止されてもそのまま残りそうだな
しかもアメリカだけディスカウントセールは今後関税ある限りされないだろ
アメリカ国民は関税上げるのは物価に転嫁されてインフレ起こる事は理解しないと
メーカーが関税分値下げしないと値上げは起きる
一般に関税上げるケースは不当廉売だから関税上げても市況的には元の水準になるが、不当廉売してない以上は関税掛ける分だけ基本的には消費者負担になる
しかも今後はドル安傾向になるから他地域から輸入する物は追い打ちで値上がりする
関税を原資にアメリカ国内メーカーの海外生産を国内に呼び戻す為の資金に充てがうならばまだ合理性もあるが、そんなに短期で移転するのは難しい上に、対象企業との話合いが行われてない状況で、力任せにやると反発食らうのは当然
キヤノン本体及びキヤノンマーケティングジャパンが情報を漏らすはずもなく
想像の産物なんだろうなと思います。
開発の進捗、発売時期などレビュアーさんが延期というのは予想が外れただけ。
キヤノンUSA自体も情報は出さないでしょう。
他社も同様なので想像しながら楽しめば良いのかなと思います。