ペンタックスはミラーレス市場へ参入しようとしているのではないか!? 関連特許発見で

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ペンタックスがミラーレス市場に参入する!?

ペンタックスはミラーレス市場に参入することは間違いないとの考えが公開されています。どうしてそのように思うのか、この記事で詳しくお伝えします。

ペンタックスはミラーレスレンズの開発に着手し始めてたのか?親会社のリコーにより出願された特許は、まさにその可能性を示している。ペンタックスが新たな道を進み、キヤノンやニコンのようにミラーレスに注力する方向へ転換し、一眼レフ用のペンタックスレンズの開発を終了する可能性さえあるかもしれない。

リコーによる分割特許出願「P2025083507」は2025年5月30日に公開された(元の出願は2021年:2021020788)。この特許には合計6つの光学系が含まれており、70-150mm f/4.5-5.6 SR、150-250mm SR、そして70-180mm f/4-6.3 SR mirrorlessといったレンズが記載されている。

WeiboのCameraBetaは、次のようにシェアしている。「これらはミラーレス向けに開発され、後群フォーカスを採用し、手振れ補正をサポート。リコーの新たな動きに期待している」

(中略)

しかし、この特許の出願はいくつかの疑問を投げかけている。おそらくあなたも同じことを考えているだろう。

  • ペンタックスは単にミラーレス市場参入の可能性を探っているだけなのか?
  • ペンタックスはミラーレスレンズでラインナップを拡大するのか?
  • それともペンタックスは完全にミラーレス用レンズに注力し、一眼レフ用レンズの生産を段階的に終了するのか

(中略)

では、先に挙げた3つの疑問に戻ろう。

ペンタックスは単にミラーレス市場参入の可能性を探っているだけなのか?

これはほぼ確実と言える。特許に記載された全てのレンズがミラーレス向けの設計ではないにしても、リコーがこの光学系特許を出願した以上、その可能性を探っているのは明らかだ。

ペンタックスはミラーレスレンズでラインナップを拡大するのか?

光学系の設計と市場の動向から判断すると、これは非常に可能性が高いと言える。ペンタックスがミラーレスシステムの確固たる基盤を構築中だとすれば、拡大しない理由はないだろう。

それともペンタックスは完全にミラーレス用レンズに注力し、一眼レフ用レンズの生産を段階的に終了するのか

たとえそうだとしても、慌てる必要はない。私たちはまだその段階に達していない。不可能とは言わないが、現時点で一眼レフレンズから完全に撤退するのは賢明な選択肢とはいえない。一眼レフには以前として強力なレガシーと需要があり、ペンタックスにとって象徴的な重要性を持っているからだ。

(中略)

現時点でわかるのはこれぐらいだ。ペンタックスが近い将来、正式な声明を発表するのか、それともこれは市場に出ることがない構想段階のプロジェクトなのか、しばらく様子を見る必要がありそうだ。

特許が意味するものとは

ペンタックスがミラーレス市場に参入することは間違いないとする意見が公開されています。これは先日、リコー(ペンタックス)が出願した特許に、極端にバックフォーカスの短いレンズの実施例が記載されていたからです。

この特許は2025年5月30日に公開されたとありましたが(出願日は2025年3月14日)、実はこの特許は以前に出願した特許の分割特許となっています。この前に出願した実際の特許は2021年2月12日に出願されており、おそらく特許が認められなかったため、より特許として取得しやすい部分のみを分割して、2025年3月14日に改めて再出願したというのが実際のところようです。

このオリジナルの特許では、以下のようなレンズが実施例として記載されています(同じような仕様のものは重複として割愛しています)。

  • 70-300mm f/4.6-5.7 一眼レフ用
  • 100-400mm f/4.6-5.7 一眼レフ用
  • 70-400mm f/4-5.8 ミラーレス用
  • 150-600mm f/5.3-6.5 一眼レフ用
  • 100-300mm f/2.8-4 ミラーレス用

というわけでミラーレス用と思われるレンズの実施例は上記のように2つ(正確にはほぼ同じ仕様のものを割愛しているのでミラーレス用レンズの実施例は3つ)となっています。

さらにミラーレス用の70-400mm f/4-5.8レンズについては、広角端のバックフォーカスが7.38mm、望遠端のバックフォーカスが33.49mmとなっていて、これがミラーレス用なのかどうかは結構微妙かもしれません。仮にフランジバックが18mmのミラーレスカメラのシステムだとして、レンズの後玉が10mmほどマウント内に突出するような形になってしまいます。そういうレンズがないわけではないですが、少し考えにくいようにも思えます。

さて、話を元に戻して上記の記事の内容ですが、記事では特許の実施例にミラーレス用のレンズがあり、それによってミラーレス用のレンズを研究開発していることは間違いないと指摘しています。そして、キヤノンやニコンがミラーレスカメラへ移行しているのだから、ペンタックスもそうするはずだとしています。

個人的にはペンタックスのミラーレス市場への参入は、もうあり得ないのではないかと思いますね。競合他社が多いですし、いまからペンタックスのメリットを押し出して市場でシェアを獲得できるとは思えません。また、現在はAIによる被写体認識など、かなり技術が進んでしまっています。いまからペンタックスが参入するには、かなりハードルが高すぎるのではないかと思いますね。

今回の特許については、レンズ固定式か、何かしらの監視カメラやその他の用途か、バックフォーカスを意識せずに設計してみただけで、特に意味はないと思います。

皆さんはペンタックスのミラーレス市場参入はあると思いますか?

(source)DigitalCameraWorld

現在噂されている製品のリスト
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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 仮にミラーレスってことになると、マウントはどうするんだろう?
    Lマウントかなあ。
    まさかのマイクロ・フォーサーズ????
    一から自分ところで新しいマウントってなると、難しいと思うんですよね。
    APS-Cで小型のミラーレス。
    昔のMEスーパーそっくりさんで出してくれたら買うかも。

  • Lマウント参入でお願いします。
    いまから独自マウントではまず売れないと思うよ。

    70-400mm f/4-5.8 ミラーレス用、Lマントで出たら欲しい。
    100-300mm f/2.8-4 ミラーレス用、テレコン対応なら欲しい。
    いずれもLマントで出るとすれば。

    ついでにAPS-C機も出して欲しい。

  • 今更独自マウントで参入は厳しいでしょ
    しかもミラーレスの参入自体手遅れだし
    今だとようやくフルサイズミラーレスのセンサーも手に入れやすくなったとか?

  • Lマウント参入が現実的だと思いますが、個人的にはZマウントでペンタレンズを使ってみたいですね。

  • ペンタックスのミラーレスカメラはかなり早い時期に参入してますね。
    ソニーに遅れる事1年で2011年にペンタックスQ、2012年にK-01を
    発売しているので作ろうと思えば作れるでしょう。
    また製品を発売していなくても市場の動向を見て研究はしているでしょう。
    もしもマウントをLマウントなどにするつもりならばかなり早く出せそう
    な気もします。
    手始めはAPS-Cで、何れフルサイズも発売されたら面白そうです。
    ただしファームウェア開発は委託になるかもしれません。
    AIAFも既に古いコンデジ(20年前)に搭載されているわけで枯れた技術と
    いえるでしょう。
    ただし最近のAIAFは洗練はされてはいますが。

  • 参入ならLマウント以外にないでしょうが、今からレッドオーシャンに飛び込めるとは……
    特にボディ。新規ユーザーがペンタを選ぶにも、現ペンタユーザーがミラーレス移行するにも、相当の動機付けが要ります。コアなファンがついてきてくれるのかどうか。
    一方でレンズメーカーとしてなら、既存のLユーザーが丸ごと顧客になり得るのでチャンスはあるかも。その場合レフ機ファンからの失望が更に増すでしょうが、どっちを採るか。

    いずれにせよ、特許は特許でしかなく。販売する気がゼロでも特許取得には価値がある(クロスライセンスなど)ので、出ているからとて……ですね。既に4年前ですし。

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