LUMIX S9の価格情報が流出か
以前から噂されているLUMIX S9ですが、その価格と仕様の一部の情報が流出した可能性があるようです。どの程度の価格になる可能性があるのでしょうか?
まず共有したい最初の情報はカメラの価格に関するもので、これは最も重要だ。地域によっては良いニュースもあれば、そうでないニュースもある。まずはヨーロッパでの最も高い価格から始めよう。
私が聞いたところによれば、カメラの価格は1699ユーロで、これには26mm f/8.0レンズは含まれていないという。ヨーロッパでは、この価格に26mm f/8.0は含まれていないので、かなり高い価格だが、それがヨーロッパの価格だ。カメラの画像を共有した情報筋はそう言っているが、他の情報筋は異なる意見のようだ。なので情報が混ざってしまったのかもしれない。アメリカでは26mmレンズが無料で含まれるかどうかは現時点では不明だ。
現実的で信頼できる噂としては、カメラの価格は1499ドルになるという。これは公正な価格だと思う。この26mm f/8.0レンズは標準のパンケーキとして199ドルの価格が設定されているので、例えばS5IIや他のLマウントカメラでこのレンズを使用した場合には、その価格を支払う必要がある。
さてS9に関する追加の情報に移ろう。まず最初に、ローリングシャッター歪みは非常に低いということだ。これは私が話したテスターによる情報だ。電子シャッターについて心配する必要はない。ローリングシャッターは非常に良く制御されており、ボディ内手ぶれ補正はS5IIと全く同じで、コンパクトにしたために性能を落としたバージョンではない。ただS9はオーバーヒートする可能性があり、4k録画開始から10分から50分で加熱することがある。ファンがないため避けられない問題だ。
(後略)
LUMIX S9の価格やその他の情報が明らかになりつつあるようです。今回の情報で新たにわかったのは、カメラやレンズの価格の他、いくつかの仕様に関する内容もわかったようです。今回の情報で明らかになった内容をまとめてみます。
- 価格はボディ単体で1499ドル、1699ユーロ
- 26mm f/8.0は199ドル
- ローリングシャッター歪みは少ない
- ボディ内手ぶれ補正はS5 IIとまったく同じ
- ファンがないので動画撮影でオーバーヒートの可能性
- USB-C端子
- HDMIマイクロ端子
- BLK22バッテリー
- 外付けEVFのオプションなし
- 取り外し可能なグリップがある
- S9のメニューはS5IIから簡略化されている
- S9にはLUTがあり、LUTをアプリで使用したり共有したりできる
かなり多くの情報を得ることができましたね。気になる価格ですが、アメリカでは1499ドルになるようです。これは記事執筆時点の為替レートで換算すると23万4000円ということになり、さすがにフルサイズセンサーなので高いですね。とはいえ、最近のミラーレスカメラと比較したら廉価になるのかもしれません。一方で1699ユーロは記事執筆時点の為替レートで換算すると約29万円ということになり、かなり価格が高く感じてしまいます。しかし、税金の問題があるため一律に比較できないので、このあたりはまだわからないかもしれません。
またレンズについての価格もわかっていて、26mm f/8.0は199ドルになるそうです。同じく日本円で約3万1000円という価格になります。さすがにf値が低く、見た目もほぼプラスティックでできていて写真でみてもチープさがわかるぐらいなので、このぐらいの価格は妥当かもしれません。
これまでに分かっているその他の仕様は以下の通りです。
LUMIX S9
- コンパクトなフルサイズLマウントカメラ
- X100VIよりもわずかに小さい
- 内蔵EVFなし
- S5IIの2400万画素センサー
- メカシャッターなし
- 冷却ファンなし
- 専用のLUTボタンでスタイルを選択
- 独自のLUTスタイルをアップロードできる可能性
- 4つの異なるカラーバリエーション(ブラック、ブルー、グリーン、レッド)
- S5IIより200ドルから300ドル安い
- ロンドン時間5月22日午後3時に発表
- このカメラは「コンテンツクリエイター」や非常にコンパクトなカメラを求めている人を対象としている。
18-40mm Lマウントレンズ
- コンパクトなフルサイズAFレンズ
- 絞り値はまだ不明
26mm f/8.0
- 現時点で仕様不明
発表はロンドン時間で5月22日午後3時で、時差が9時間ありますから、日本時間では5月23日の0時に発表ということになりますね。その他の製品の発表もあるのかどうか含めて気になりますね。
- キヤノン
- EOS R5 Mark II 6月か7月に発表
- 第三のカメラ
- Canon RF35mm F1.4 L USM ~7月発表
- Canon RF24mm F1.4 L USM 10~12月発表
- Canon RF50mm F1.4 L USM 10~12月発表
- Canon RF70-200mm F2.8 L IS USM Z 7~9月発表
- 少なくとも1本のRF-Sレンズ 7~9月発表
- ニコン
- Nikon Z 6III 5月発表予定も延期された?
- Z 35mm f/1.2 S 発表時期不明(レンズロードマップに記載)
- ソニー
- ZV-E10 II 5月発表
- フルサイズカメラ 2024年後半
- フルサイズFXカメラ 2024年後半
- Vlog向けAPS-C用レンズ 5月発表
- 85mm f/1.0 GM 5月発表
- 85mm f/1.4 GM II 6月発表
- 24-70mm f/2.0 GM 5~6月発表
- 新しいフルサイズ用レンズ 夏発表
- 富士フイルム
- 何かしらのカメラ ~6月発表
- パナソニック
- レンズ固定式フルサイズカメラ 6月か7月発表
- LUMIX S9 5月23日発表
- OMデジタル
- 今年前半に1台以上の発表 今年の前半に発表
- シグマ
- 28-45mm f/1.8 まもなく発表
- ライカ
- D-LUX 8 5月発表
(記事元)L-rumors.com
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コメント
コメント一覧 (3件)
センサーはS5IIと同じという観測が主流ですが、あちらはそこそこのローリングシャッター歪みがあったと思います。ハードを変えず、かつデメリット無しに低減ってできるんでしょうか。クロップで動画撮影とかなら結果的に軽減はされますか。
レンズは199ドルだと純正フルサイズ用としてはRF50/1.8と並んで最安かな? あちらも割り切った仕様とはいえ、割り切りの方向性がだいぶ違いますね。
SNSでは興味を示している日本人もいますが、いざ出てきたら為替のせいで3万弱で「えー!高い!」という反応が大勢を占めるような気も……。
困ったときのB&Hで(久しぶりですが)見てみると、R8がsave$300で1200ドル、RF50mmF1.8が200ドル、Z28mmF2.8がsave$70で230ドル、RF16mmF2.8がsave$50で250ドル、RF28mmF2.8がsave$30で270ドルとかですね。価格comではm4/3用の9mmF1.7が31位(51800円)で、パナソニック中で最上位だったりしますが。
ローリングシャッターについては、SONYのカメラの多くがセンサー読み出し速度が1/15秒なのに対し、S5IIは1/40秒なので、3倍くらい高速です。積層センサー以外ではニコンZよりも速いです。
国内価格がドル建ベースでないのはPanasonicくらいで、21-22万円になると思います。過去、新製品発売時には必ず超お得キャンペーンがあったので、今回も期待していますが、予備バッテリーはGH4、S5、S5II、G9IIでいっばいなので違うものが良いです。カラー張替え無料キャンペーンはやって欲しいですね。