心配なマイクロフォーサーズの今後
マイクロフォーサーズカメラの今後を心配する声が上がっています。なぜ心配しているのか、その理由についてこの記事で詳しくお伝えします。
最新のPetaPixelのポッドキャストで、クリスとジョーダンはマイクロフォーサーズの現状について、特にパナソニックとOMデジタルに関して多くの意見を述べている。以下はマイクロフォーサーズユーザー向けとなる主な要点だ。
中級機の戦略について、司会者らはパナソニックが手頃な価格帯のマイクロフォーサーズから撤退しつつあるように見えることについて議論した。クリスは「彼らはもはやエントリークラスや中級機を展開していない。現在のマイクロフォーサーズカメラは2機種だけだ」と指摘する。ジョーダンはLUMIX G9 IIが現実的な中級機として位置づけられている可能性に言及しつつも、実際にはそのように販売されていないと補足した。
OMデジタルも批判を免れなかった。OM-5は基本的にリサイクルされた機種と酷評されたが、参加者からは「それでも売れていて、同じカテゴリーに本当のライバルが存在しない」点で一致した。
ジョーダンはOMデジタルの戦略を「新しいことを何もせずにうまくやっている」と表現。クリスは「彼らの強みと弱みは表裏一体で、ハイキング、バードウォッチング、アウトドア愛好家に向けた集中的なマーケティングで独自の世界観を築いている」と指摘した。
驚くべきことに旧オリンパスのE-M10 Mark IVが現在も実質的なエントリークラスとして残っており、司会者はOM-10への名称変更が不可避だと見ている。
パナソニックとOMデジタルがマイクロフォーサーズをサポートし続ける一方で、このポッドキャストでは両社とも中級機のラインナップに空白が生じていることが明確化された。ファームウェアの更新やニッチなマーケティングには限界があり、マイクロフォーサーズのエコシステムに新規ユーザーを呼び込むための手頃な新製品が不足しているのだ。
マイクロフォーサーズの成長に期待するのであれば、両社ともカメラのロードマップの再考が必要だ。それも今すぐに。
競合がいないからカメラも進化しない?
マイクロフォーサーズの今後を心配する声が上がっています。海外のカメラ関連サイトが公開した動画で述べられていることで、パナソニックにはエントリーやミドルクラスのカメラがなく、OMデジタルもカメラのマイナーチェンジを繰り返しており、ユーザーを引きつけられていないと指摘しています。
特に両社ともミドルクラスのカメラが足りないとしていますが、エントリークラスのカメラはあっても更新されていないか、過去のカメラのマイナーチェンジで留まっているため、新規ユーザーが購入しにくい状況になっているようですね。
しかし、両社ともニッチな市場で競合カメラがない状態のなかで、うまくやりくりしてカメラを作ってうまくやっていると評価されています。ひょっとしたらむしろ競合となるカメラやメーカが多くないため、あまりカメラを進化させなくてもやっていけるということなのかもしれません。
OM-1が発売されてから、ほぼ進化がないOMデジタルのカメラですが、今後、どのようなカメラが発表されるのか、いまどのようなカメラが検討されているのか気になりますね。
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