25年上期カメラメーカ通信簿 A+シグマ、A富士・ニコン、B-ソニー・キヤノン

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2025年上期のカメラメーカ通信簿

2025年上期の各カメラメーカの採点表が公開されています。各カメラメーカの2025年上期はどのように評価されたのか、この記事で詳しくお伝えします。

2025年上期、写真業界の大手各メーカーからは、新たなカメラやレンズ、そして様々な戦略が相次いで発表された。富士フイルムの大胆なデザインの選択から、ライカの物足りない沈黙まで、業界の風景は変わりつつある。そして全ての企業がその変化について行けているわけではない。

この報告では、各社の主要な新製品、そのハイライトと失敗を分析し、中間評価を与える。次のカメラの購入を検討中であれ、お気に入りのブランドの現状を知りたいだけであれ、このガイドが2025年末までに「誰が優れ、誰が改善を必要としているか」を明らかにする。

キヤノン(B-/C+)

  • Vlog用途に注力:PowerShot V1(固定レンズ式コンパクト)、R50 V(APS-C動画特化型)
  • 新レンズ:16-28mm f/2.8、14-30mm f/4 PZ、75-300mm(一眼レフ設計の流用)
  • 批判点:プロフェッショナル用のカメラがなく、サードパーティ製レンズのサポートが限られている

ニコン(A/A-)

  • Nikon Z5II、Nikon Z8のファームウェアと28-135mm PZシネマレンズによる強力な動画撮影のサポート
  • 批判点:タムロンに独占させている疑いがあり、シグマのフルサイズレンズはまだ提供されていない

ソニー(B-/C+)

  • 静かな上期:FX3 II、50-150mm f/2.8、400-800mm f/6.3-8
  • 批判点:主なカメラの発表がない、APS-Cへのサポートが停滞している

パナソニック(A-)

  • LUMIX S1RII(高解像度)、LUMIX S1II(動画)、24-60mm f/2.8レンズの発表
  • 称賛点:全画素読出し、ファームウェア更新、クロップ無しの手振れ補正
  • 批判点:刺激のないレンズ設計

富士フイルム(A/B+)

  • 多様な新製品:X100VI、X-E5、GFX100RF、Instax Wide EVO、X half
  • 称賛点:異なるユーザ層に向けたユニークな設計のカメラ
  • 批判点:競合製品と比較して依然として遅れをとっているオートフォーカス

OMシステム(C+)

  • マイナーアップデート:OM-5 II、OM-3、100-400mm
  • 批判点:革新性がない。旧設計の使い回し

ライカ(D/L)

  • SL3-S(低解像度シネマバージョン)だけ発表
  • Mマウント100周年ながら新型Mマウントカメラがない

シグマ(A+)

  • 競争力のあるレンズの投入:50-150mm f/2.8、300-600mm f/5.6-6.3、シネマレンズ
  • オートフォーカス改良版のSIGMA fp Lカメラ

タムロン(C+)

  • 静かな上期:16-30mm f/2.8 G2、既存レンズのファームウェアの更新
  • 2025年末/2026年向け新レンズを約束

総評

最高のパフォーマンス: 富士フイルム、シグマ、ニコン
改善が必要: ライカ、OMシステム、タムロン
今後の期待製品: ソニーA7S IV、富士フイルムX-Pro 4、キヤノンR7 II

最終評価まとめ

A/A+: 富士フイルム、シグマ、ニコン
B/B-: パナソニック、ソニー、キヤノン
C/C+: OMシステム、タムロン
D/L: ライカ

頑張った富士フイルムとニコン

2025年上期の各カメラメーカーの採点表が公開されています。

採点表では、各カメラメーカーをA・B・C形式で評価しています。二人のレビュアーが採点しており、異なる評価だった場合には、それぞれの評価が記載され、同じ評価の場合は一つの評価のみが記載されています。

それでは採点表を見ると、最も高評価なのはシグマで、A+を獲得しています。シグマは今年、非常に印象的な製品を多数発売しており、それが評価されたのだと思われますね。

次に評価されているのは、富士フイルムとニコンです。富士フイルムはX HalfやX-E5など、オリジナリティのある製品を発売して市場の注目を集めることに成功し、評価が高まっている印象です。そのため、このような評価につながっているようです。

ニコンについても、Nikon Z5IIなどの堅実な製品の投入や、各種の新ファームウェアの公開、動画向けレンズの発表など、多方面に注力していることが高評価につながっているとみられます。

一方で、キヤノンやソニーは2025年前半にはややおとなしい印象があり、比較的堅実な製品のリリースにとどまっています。また、ソニーはAPS-C製品へのサポートが手厚くない点、キヤノンはフルサイズ用交換レンズについてサードパーティーレンズメーカーに門戸を開放していない点などが、マイナス評価となっているようです。

今後の新製品の発表によっては、年末の評価は大きく変わる可能性がありますので、後半の新製品にぜひとも期待したいところですね。そして、2025年前半のこれらの評価について、皆さんはどう思われますか?

MirrorlessRumors

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • しょーもないですね。「サードが少ない(キヤノン)」「APS-Cが停滞(ソニー)」などは長期視点で、25年上期単独の評価軸としては不適。
    「プロ用カメラがない(キヤノン)」や「主なカメラの発表がない(ソニー)」などは短期視点ですが、前者に従えば半期ごとにプロ用カメラ(R1〜R5あたり?)を出さねばですし、後者は評価者が気に入る物が無かっただけでしょう? そもそも主なカメラとは?と。
    ソニーに関してはFX2とFE16/1.8が抜けてますし、FE50-150/2を静かと評するのもどうか。

    こんなしょーもない話したの誰だよ、と思ったらPetaPixel。納得です。

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