
キヤノン 積層型イメージセンサーの採用を進める?
キヤノンが今後発売されるカメラに関して、積層型のイメージセンサーが搭載される可能性が噂されています。どのような噂なのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
EOS R3は、キヤノン製の積層型イメージセンサーを搭載した最初のキヤノンのカメラだった。これは、ソニーが業界を牽引するイメージセンサー事業に追いつくために、キヤノンにとっては必要な進歩だった。
キヤノンが3台の新しいカメラを発表すると噂されているが、それらは、すべて異なる解像度の積層型のイメージセンサーを搭載している。これはEOS R1とEOS R5 Mark IIだと思われるが、3台目のカメラは現時点では不明だ。
どうやら、この情報は、プレゼンテーション用のPowerPointのスライドに記載されていたようだが、対応するモデルは記載されていない。
現在、キヤノンはセンサーの読み取り速度を向上させ、電子シャッターでのローリングシャッター歪みの影響をなくし、動画制作に対応するために熱心に取り組んでいると考えられている。もしキヤノンが、ニコンがZ 8とZ 9で行ったようにメカシャッターから電子シャッターに移行することを決断した場合、プロフェッショナルによるスポーツ撮影ではローリングシャッター歪みが存在する電子シャッターのカメラを使用することはなくなるだろう。
現在のところ、次のEOS Rシリーズのカメラがキヤノンから発表が予定される時期は明確ではなく、2023年の第4四半期に発表を示す兆候もない。これは変更される可能性があるが、現時点では、2024年前半にキヤノンから新しいカメラが多数登場されることが予想される。
記事によれば、キヤノンは今後、3台のカメラの発売を予定していて、それには積層型のイメージセンサーを投入するとしています。
この積層型のイメージセンサーというのは、イメージセンサーの1画素に対して1つのメモリを設定し、一気に画素のデータをメモリに読み出すことで、全画素を一気に読み出そうという発想から開発されたものです。
従来のCMOSセンサへーは、画素とは別にまとまったメモリがあり、1画素からそのメモリにデータを転送するということを1画素ずつ行っていました。
CMOSセンサー自体の読み出し速度はそんなに遅いものではないのですが、カメラのイメージセンサーの画素数は多すぎるので、1画素ずつ読み取りしていては時間がかかりすぎ、いわゆるこんにゃく現象=ローリングシャッター歪みという形でそれが現れてしまいます。また、1画素ずつ読み込むとそれだけ時間がかかるので、連写性能にも影響してしまいます。
そこで開発されたのが、ソニーが先鞭を付けた積層型のイメージセンサーです。
キヤノンはイメージセンサーを内製しているため、ソニーに負けないためにはキヤノンも積層型のイメージセンサーを開発しなければならない立場になったことは明らかです。そして、この噂によれば、その積層型のイメージセンサーを、今後のキヤノン製品に搭載される可能性があることが示唆されているわけですね。
個人的には、キヤノンはさらなるシェアを獲得するために、かなり急激に積層型のイメージセンサーをキヤノン製品に搭載し、ソニーとの差別化をしたいと考えているのではないかなと思っています。廉価な製品への搭載は無理かもしれませんが、ある程度の製品まで積層型のセンサーを搭載し、価格も廉価にすることができれば、キヤノンがさらにシェアを獲得できるようになると思いますね。
今後のキヤノン製品に期待しちゃいますね。
主要メーカの新製品の噂の最新情報
ニコンの新製品の噂
- ニコン Nikon Z9IIを年内に発表し年明けにも発売か 複数の情報筋が伝える
- ニコン 動画向け箱型Nikon ZRを発表か!? REDの機能や技術を多く搭載
- 先日、流出したとされるNikon Z7IIIの仕様の噂に関するNCさんの分析
- Nikon Z7IIIの仕様とされるフェイク情報が流れる
- Nikon Z30が米国で過去最安値で販売との報告 Z30II発表の前触れとの憶測も
- ニコン “要望があればヴィンテージ風カメラを作り続ける 製品は大ヒット”
- ニコン 新たな製品の認証を受けていたことが判明 Z30II、Z7III、Z9II、低画素Z9??
キヤノンの新製品の噂
- キヤノン RF150-600mm F5.6 L IS USMを計画中か!? 年内発表との噂も
- キヤノン 高機能ながら低価格のEOS R9を検討している!? 魅力的なコスパを実現か!?
- フルサイズRFマウントAFレンズ解禁!? 来年サードメーカーから発売されるとの噂
- キヤノン RF75-300mm F4-5.6を米国でも発売へ 全世界で発売する模様
- キヤノン RF200-500mm F4の開発を中止しRF300-600mm F5.6を発表か!?
- EOS R6 Mark IIIが今月末にも発表との噂が流れる 噂される仕様も
- キヤノン 世界初の超広角単焦点レンズを発表する?
ソニーの新製品の噂
- ソニー 5月28日にチルト式EVF、メカシャッター付きのFX2を発表か!?
- ソニー 新たなカメラの認証を受けたことが判明 噂のチルト式EVF搭載のカメラか!?
- ソニーの新製品発表日が判明か!? α7IV後継ではない模様 チルト式EVF搭載の噂も
- ソニー 5月末にチルト式EVFを搭載したフルサイズカメラを発表する!?
- ソニー 今月中に2製品を発表か!? α7C II、FXに関連するカメラが発表される可能性
- ソニー 1ヶ月以内にEマウント新製品を発表か!?
- ソニーが未発売のカメラを認証登録 数ヶ月内に2製品を発表する可能性
富士フイルムの新製品の噂
(記事元)https://www.canonrumors.com/three-new-stacked-sensor-cameras-coming-from-canon-cr2/
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (4件)
EOS R5 Mark II は以前の噂だと 6100 万画素でしたが、6100 万画素でしかも積層だったとすると積層としては最大画素数のデジタルカメラになりますね。
しかし積層かつ高画素でノイズが増えそうですし、4500 万画素の Z8 でも一回り大きいボディなので、熱容量かボディサイズのどちらかで課題を抱えそうです。
キヤノンはこの辺りをクリアするのでしょうか?
EOS R1 は高速読み出しが必要なので積層型センサーと考えられますが
グローバルシャッターはどうするのか気になりますね。
既に産業用には販売しているので搭載される可能性もあるかと思います。
残り2台は EOS R5 Mark II と高画素バージョンかもしれません。
色再現を重視するなら表面照射型で 積層型センサーが開発されたら
面白いですね。
積層型の欠点でS/N比は劣化しますが色再現が表面照射であれば劣化
しないので良さそうです。
EOS R5 Mark IIが2種類となると大変です。富士フィルムもX-H2SとX-H2とどちらが良いか決断できず、両方買って実際に使って一方を手放すことにしたのですが、結局どちらも手放せずです。
6100万画素の積層一つなら良いのですが。
3台の新しいカメラは異なる解像度の積層型センサーを搭載しているということはR1 (45MP?) とR5 II (61MP?) とR4 (12MP?) でしょうか?
もし61MP/45MP/24MP/12MPと高画素から低画素まで積層型センサーがソニーより先に出揃ったら凄いですがどうなるか楽しみですね。