ソニーはα7 Vの発表を控えEOS R6 Mark IIIの発表を恐れている？

要約

EOS R6 Mark IIIに関する情報を検証するために努力しているが、現在、連写性能と米国での価格が最重要事項となっている。しかし、連写性能の代わりに信頼できる情報筋から予想外の話を聞いた。市内で最大の販売店に連写性能に関して問い合わせたところ、ソニーはこの製品の発売を恐れているということだった。それはα7 Vの販売に大きな影響を与える可能性があるためである。α7 Vはまだ発売されていないが、α7 IVに在庫一掃の割引セールが行われており、ソニーはα7 V発売の道を整えているようだ。

私はソニーがEOS R6 Mark IIIの発表を本当に恐れているとは思っていない。ただし、α7 Vが部品の寄せ集めによる小規模なアップデートであるならば、2026年の販売に関して懸念するのは当然だ。EOS R6 Mark IIIは単なる小規模なアップデートではない。写真モードでは、3200万画素と毎秒3.5ギガバイトの連続書き込み速度があるCFexpress Type Bカードスロットにより、連写機能が大幅に向上している。

もしDIGICアクセラレーターが搭載されれば、オートフォーカス性能と被写体追尾性能が向上し、他の処理にも余力が生まれるはずだ。これはキヤノンがDIGICアクセラレーターを搭載すると仮定した場合の話だが、ソニーがα7R VにAIチップを搭載し、それ以降の機種にも採用していることを考えると、キヤノンがEOS R6 Mark IIIに搭載しないとは考えにくい。

EOS R6 Mark IIIはEOS R5 Mark IIの弟分とされており、ミニEOS R5 Mark IIと呼ばれている。これは情報筋からではなく、大手の販売業者の見解だ。EOS R6 Mark IIIの3200万画素での40コマ／秒の連写性能は、ソニーの10コマ／秒を大きく上回っている。動画性能も非常に高く、EOS R5 Mark IIに近い画質を得られるのであれば、価格面でも魅力的だ。

ソニーが懸念しているとすれば、それはα7 Vが小規模なアップデートであるか、あるいは発売が遅れているためだ。ソニーはまだEOS R5やNikon Z8に対抗する機種を発売していない。EOS R6 Mark IIIとEOS R5 Mark IIの組み合わせ、そしてNikon Z6IIIとNikon Z8の存在により、ソニーは大胆な新機種を発売する必要がある。2020年以降、ソニーの多くの機種はα7S IIIの派生であり、本当の革新ではない。