α7 V RAWにノイズリダクション組込み デュアルゲインでないことも判明

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α7 V
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α7 V RAWにノイズリダクションが焼き込まれていることが判明

  • 下向きの三角形は、RAWファイルにノイズリダクションが焼き込まれていることを示している。また、デュアルコンバージョンゲインは検出されなかった。
  • α7M5はデュアルゲインコンバージョンを採用していない。これは、ソニーのこれまでの多くの設計からすると大きな変更点だ。
  • 「ノイズリダクションが他のソニー機と違ってRAWに焼き込まれている」とはどういう意味?それでもノイズやダイナミックレンジを正しく比較できるということ?
    • ノイズリダクションが入ると、比較の信頼性が下がってしまう。 残念ながら、NRが結果にどれほど影響を与えているのかを正確に判断するのは難しい。 特に、非常に高いISO設定では、さらに強力なノイズリダクションがかかっている点にも注意が必要だ。
    • この情報をどう解釈すべきか、本当に難しいところだ。 一方では、ダイナミックレンジはソニーが主張する「これまでで最も広いセンサーのDR」という言葉通り、α1を上回っているように見える。 しかしその一方で、ISO全域にわたって自動ノイズリダクションが組み込まれているという事実もある。 ゲインの挙動や、このノイズリダクションが出力にどう影響しているのかについて、まだ明確な解釈は出ていない。
  • RAWにノイズリダクションが焼き込まれてるってことか。ふざけるなよ、ソニー!
    ノイズリダクションをかけるかどうか、どの程度かけるかは、自分がデジタル暗室で決めたいんだよ。 最初から“RAW”ファイルに焼き込むなんて、それはもうRAWじゃない。 これは失敗だし、ボイコットすべきことだと自分は思う。 もちろん、他の現行・過去のソニー機や他社のカメラでも同じことをしているのは分かってる。 でも、それでも許されることじゃない!
  • ソニーはこれまでに、全ISO範囲で自動ノイズリダクションをかけているカメラを発売していない。 高ISOでの適用はかなり一般的だが、低ISOでの適用はまれである。 キヤノンR5は全域でノイズリダクションを行っており、それはシャドウ部の信号レベルでの処理であり、全体的な画質には実質的な影響を与えていない。

海外で分かれる意見

Photons to Photosが公開しているα7 Vのダイナミックレンジテスト結果が判明し、海外の掲示板で様々な意見が投稿されています。

まず、今回公開されたダイナミックレンジテスト結果ですが、以下のような結果となっています。青色のグラフがα7 Vの測定結果です。画像タップで拡大します。

画像タップで拡大します

まずグラフの見方ですが、以下、白黒や色に関係なく●(マル)がノイズリダクションされていないことを示しています。▼(下向き三角)はノイズリダクション処理されており、▲(上向き三角)はスケーリング処理されていることを示しています。また黒塗り(色塗り)は常用ISO、白塗りは拡張ISOであることを示しています。

ノイズリダクションされていない
スケーリング処理されている
ノイズリダクション処理されている
黒(色)塗り常用ISO
白塗り拡張ISO

今回のα7 Vのダイナミックレンジテスト結果をみると、すべて下向きの矢印が設定されており、これはα7 VのRAWデータにノイズリダクションがかけられていることを意味しています。過去に同サイトの測定結果で間違ったデータが掲載された例があるため、個人的にこれも間違いなのかなと思っていたのですが、DPREVIEWでの投稿によれば、これは間違いではなく正式な測定結果となるようです。

そして、さらに通常ではNikon Z6IIIで見られるような、ある特定のISOで急激にダイナミックレンジが良くなるようなデュアルゲインは、ソニーのα7 Vには搭載されていないとも明記されています。

つまり、α7 Vでは本当の生のデータではなく、ノイズリダクションされたデータをRAWとして出力している可能性があり、そのため掲示板ではこのことを憂慮する声もあがっています。

また、冷静な声として、実際に比較してどの程度の違いがあるのかわからないし、ピクセルイーター(実際には撮影されているがノイズとして削除されてしまう)がどのレベルなのかわからないという声も。ソニーではα9 IIIで同様にノイズリダクションをかけているが、その内容すら解明されておらず、実際にはほとんど影響がないのではという声もあるようです。

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α7 V 最新情報

ソニー 最新情報

α7 V主な仕様

α7 V 主な仕様
スクロールできます
センサーサイズ35mmフルサイズ、部分積層型Exmor RS CMOSセンサー
画素数約3300万画素
センサークリーニングアンチダスト機能
イメージプロセッサBIONZ XR2
手ぶれ補正イメージセンサーシフト方式5軸補正
手ぶれ補正効果中央最大7.5段、周辺最大6.5段
高速連続撮影電子:最大約30コマ/秒
メカ:最大約10コマ/秒
動画撮影7Kオーバーサンプリング 4K 60p
4K 120p(APS-Cクロップ)
シャッター速度静止画撮影時 (メカシャッター): 1/8000-30 秒、バルブ
ISO静止画撮影時: ISO 100 – 51200 (拡張: 下限ISO 50、上限ISO 204800)
フォーカスポイント静止画時:最大759点 (位相差検出方式)
動画時:最大759点 (位相差検出方式)
EVF0.5型 約369万ドット
背面液晶3.2型4軸マルチアングル液晶モニター 約210万ドット
メモリカードスロットSLOT1: SD (UHS-I/II対応)カード、CFexpress 2 Type Aカード用マルチスロット
SLOT2: SD (UHS-I/II対応)カード用スロット
サイズ約130.3 x 96.4 x 82.4 mm、約130.3 x 96.4 x 72.3 mm
質量バッテリー、 メモリーカード含む: 約695 g
α7 V

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