キヤノン APS-C用広角ズームの新特許 EOS R50 Vのキットレンズの特許か??

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キヤノンのAPS-C広角ズームの特許

キヤノンがAPS-C用の広角ズームの特許を出願していたことが明らかになりました。この記事で詳しくお伝えします。

【出願日】2023-09-25

焦点距離 14.42 20.00 29.10
Fナンバー 4.08 4.98 5.71
半画角(°) 38.88 32.46 24.93
像高 11.63 12.72 13.52
レンズ全長 78.51 78.51 78.51
BF 12.34 12.34 12.34

焦点距離 14.42 20.00 29.10
Fナンバー 4.12 5.22 6.40
半画角(°) 38.92 32.50 24.89
像高 11.65 12.75 13.50
レンズ全長 78.53 78.53 78.53
BF 12.41 12.41 12.41

EOS R50 Vのキットレンズか?

キヤノンが新レンズの特許を出願していたことが明らかになりました。上記がその実施例の一部で、似たような仕様を重複として割愛すると概ね上記のようなレンズになります。まとめると以下のようなレンズになるようです。

  • 14-30mm f/4-5.8
  • 14-30mm f/4-6.4

このレンズはバックフォーカスからミラーレスカメラか、またはコンパクトデジタルカメラ用のレンズで、像高からAPS-Cセンサー用のレンズであることがわかります。

上記のレンズ構成図はキヤノンが先日EOS R50 Vと同時に発表したRF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZレンズと同じレンズだと思われます。

興味深いのは、その出願日ですね。特許の出願日は2023年9月25日となっていて、おおむね1年半前に出願した特許が本日、公開されたということになります。

このことからわかるのは、もしキヤノンがこのレンズを動画撮影向けのレンズとして開発していた場合、2023年9月の段階で動画向けのカメラの発売を検討していたことになります。実際には開発して特許出願ですから、さらに過去から開発を計画していたとしてもおかしくはありません。

特許の内容にはパワーズームになるような記述はないので、単純に広角ズームとして開発されていた可能性もありますが、この出願日はいろいろ想像が膨らんで興味深いですね。

さらに「EOS R7 Mark IIが年内に登場か 4000万画素センサー搭載との噂も」ではEOS R7 Mark IIの噂について詳しくお伝えします。

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZの主な仕様
スクロールできます
画角(水平・垂直・対角線)78°05’~41°25’・56°40’~28°15’・88°30’~48°50′
レンズ構成9群10枚
絞り羽根枚数7枚
最小絞り22(14mm時)、38(30mm時)※1/2段表示
最短撮影距離0.15m
最大撮影倍率0.17倍(14mm時)、0.38倍(30mm時)
フィルター径Φ58mm
最大径×長さ約Φ69.6×62mm
質量約181g

MTF曲線

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レンズ構成図

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(source)ipforce

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • 本件は特許出願時には設計、検証は終わっているので企画自体は
    もう少し遡ると思われます。
    特許を出す場合パワーズ-ムが他社などで特許または文献、実用化等
    されていれば出さないと思います。
    パワーズームの歴史は古くMFカメラ時代に存在していました。
    しかし日本は特許出願から公開まで遅すぎ。
    電子出願が出来ない頃は公開まで2.5年~3年だったので多少は
    ましにはなりました。
    特許の有効期間は出願日からカウントするので勿体ない。

  • 最初はPZ対応のレンズとして開発してなくて、カメラがそう言う対応になったから、途中からPZ対応のレンズにしたってこと?
    そういう事が出来るんだね

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