タムロン “今後は単焦点レンズも開発 年間最大10本程度の新製品を発売する”

当ページには広告が含まれています。
TAMRON LENS
  • URLをコピーしました!

タムロン関係者へのインタビュー

タムロンへのインタビュー記事が掲載されています。内容的に非常に興味深いインタビューですので、この記事で詳しくお伝えします。

2024年、タムロンはAPS-C用のRFマウントで初となるレンズを発表した。フルサイズのレンズがこのマウントに登場するのは、いつになると期待できるだろうか?

現在、および将来の市場の環境を考慮し、キヤノンのRFマウントユーザ向けにレンズの選択肢を広げていく予定だ。

90mm f/2.8 Di III Macro VXDはハイブリッド用の単焦点レンズ市場への復帰を示した。かつての一眼レフの頃のような大口径レンズ(f/1.4以上)を近く見ることができるだろうか?

いつものように具体的な計画については詳細を伝えることはできないが、単焦点レンズの開発を続ける意向があり、いくつかの新製品を期待していただけると思う。

タムロンの50-400mmレンズは2024年にZマウントで発売された。このレンズはニコンユーザにどのように受け入れられたのか?

このズームレンズは50mmから始まる焦点距離、画質、オートフォーカス性能、そして構造の点においてニコンユーザに非常に好評だった。販売も期待通りとなっている。

ユーザのニーズについて教えて欲しい。エンドユーザからはどのような要望が寄せられているのか?

現在、特に需要があるのは単焦点だ。高度な機能を備えたレンズの要望も多数受けている。

タムロンは特に写真用レンズで非常に業績が良好だ。これをどのように説明するのか?

当社はお客様の要望に耳を傾けながら製品を企画し、オートフォーカスや手振れ補正、フォーカスリングの精度などを継続的に改善している。そのため製品はお客様から高い評価を頂いており、それが好業績につながっていると考えている。さらに、レンズの年間発売数を5本から6本、または7本に増やし、ソニーEマウント、ニコンZマウント、富士フイルムXマウント、キヤノンRFマウントの4つのマウントシステム用の光学系を開発する能力を備えている。今後は年間で最大10種類の新しいレンズを導入することを目標にしており、発売ペースをさらに加速させる予定だ。

ソニーのカメラでレンズがAF-Cの連写で15コマ/秒に宣言されていることをどのように説明するのか?ソニーの制限か?

申し訳ないが、これに関する詳細な情報は提供することができない。

単焦点レンズにも注力 年間発売数も増加へ

タムロンへのインタビュー記事が掲載されています。上記は一部を引用して機械翻訳したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

さて、今回のタムロンへのインタビューについては、いくつかの興味深い内容が含まれています。まずは、お約束のフルサイズRFマウントレンズと、ソニーのAF-C(コンティニュアスAF)時の連写制限についてです。キヤノンはフルサイズセンサー用のオートフォーカスRFマウントレンズをサードパーティに認めていないのではないか?ソニーは一部のレンズについてAF-C撮影での連写を15コマ/秒に制限しているのではないかと言われています。

両方の質問をしたところ、いずれも応えることができないといった返答や、顧客の要望に応じて製品の発売を検討しているというテンプレ的に返答になっていることがわかります。これらは契約上の観点や経営戦略上、教えることができないのだと思いますね。

さらに次のタムロンからの新製品の可能性については、かなりの朗報が含まれています。まずはこれまでズームレンズに注力していたタムロンですが、単焦点レンズの要望が多いとして、今後は単焦点レンズの発売にも注力していく方針であることを明かしています。タムロン製品はライバルのシグマよりも低価格であることが多いので、タムロンから大口径のAFレンズが発売されるとなると、より低価格なレンズとして発売される可能性があるので期待してしまいますね。

また、ベトナムの第2工場が稼働したことも理由の一つでしょうか?レンズの投入本数が増える可能性が示唆されています。これまで、新製品については年間5本だったものを6本から7本に増やしていくそうです。さらに、それぞれ異なるマウントでも発売されるため、年間で10種類(同じ光学設計で別マウントもカウント)程度のレンズが発表される可能性があるようですね。この年間で10本程度のレンズが発表されるというのはタムロンが公開した決算資料で明らかになっていましたが、新レンズの本数は今回のインタビューで初めてわかったことではないかと思います。

こちらも廉価なレンズが欲しい人、タムロン製のレンズが欲しい人には朗報といえそうです。ただし、キヤノンとニコンの場合には発売されるレンズに制限がかかるだろうこと、ソニーの場合には連写制限がかかることを考慮しなければならないかもしれません。Eマウントカメラを利用していて連写制限に特に不満がない人にはかなりの朗報といえそうですね。

さらに「タムロン ベトナムの新工場が稼働を開始 生産能力は約1.2倍に増加」では新工場が稼働したことについて詳しくお伝えします。

現在噂されている製品のリスト

(source)photorend

TAMRON LENS

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (0件)

  • 単焦点レンズは現時点でフルサイズ向け
    この中でフルサイズ向けの単焦点出せるのはE-マウントとZマウントのみ

    そうすると年に10本レンズ出せるにしても、多くて単焦点は現時点では4本までだろう
    APSCのズームレンズを出す場合、4マウント全部から出せる
    フルサイズのズームレンズを出す場合、原則2マウントのみになる

    そう言う計算すると仮にAPSCのズームレンズがある場合とない場合で分けて考える必要がある

    APSCのズームレンズがある場合、残り6本になり、可能性としてはフルサイズのズームレンズ2本とフルサイズの単焦点1本の組み合わせか、フルサイズのズームレンズ1本とフルサイズの単焦点2本の組み合わせになる

    一方でAPSCのズームレンズがない場合、10本全部をフルサイズに充てがえる
    そうするとズームレンズ4本と単焦点1本の組み合わせとズームレンズ3本と単焦点2本の組み合わせは普通に考えられる
    イレギュラーなパターンとしてズームレンズ2本と単焦点3本

    いきなりこの最後のパターンは考えにくいが、単焦点2本は1年で出す可能性は充分にあると思われる

    またまだAPSCのズームレンズでRFマウント向けに出てないレンズもある
    そうすると計算がややこしくなるが、RFマウント向けAPSC用ズームレンズ2本とフルサイズ向けズームレンズ2本とフルサイズ向け単焦点2本の組み合わせも2026年についてはあり得る
    タムロンがZ向けAPSC用レンズを出すかどうかにも依るし

    いずれにしても、シグマみたいな単焦点レンズに偏向したラインナップではなく、タムロンはあくまでズームレンズメインで、単焦点も年に1〜2本出す展開が予想される

    それでも2マウントから出るとその倍の本数になる
    もし2027年からフルサイズ用のレンズも生産する様になると過去にE-マウント用に発売されたモノをRFマウント用に発売する可能性は高くなるから、更にそのバランスは崩れる

    そうすると現実問題、単焦点レンズは年に1種類が限界になると思われる
    タムロンとしては年に1種類単焦点レンズ出せれば御の字だと思ってるのではないのか?
    現状の年に6本程度から10本に4本増やせるなら、増えた分で単焦点レンズ作ってやろう程度と思ってた方が無難かな?

  • 毎年その年の最初に出る時期が遅いタムロン
    E-マウントについては昨年は6月下旬
    ほぼ半年終わり掛けてるタイミング
    しかも最後にE-マウントで出したの10月下旬
    今の時期に発表されてないとなると4月発売の芽は皆無と言って良い
    そうすると半年間レンズが出てない計算
    5月の可能性は五分五分なのでは?
    6月迄には辛うじて1本出る確立は高いとは思われる
    昨年も一応Zマウントで4月に1本あったから
    今年はE-マウント以外でさえも4月に何もないのは淋しい限り
    昨年出た中で1番人気はA074の28−300mm
    コレをZマウント様に出したら良いのに
    ないしはA062の20−40mmF2.8
    昨年のニコンは本数少なく、今年はようやく最初に2本出したが、両方共に高額レンズなので、そこでA074何か出すのは悪くない
    そう言う配慮がタムロンには欠ける
    来年度から年に10本出すらしいが、3ヶ月越えてレンズ新発売ない状態は基本作れなくなるのは、認識してるのかと言いたくもなる
    3ヶ月に一度1本出しても8本
    その内1回は2本出す話
    もしAPSCレンズを出すなら一度に4本出すことになるから、3ヶ月に一度のペースでも良いけど

  • タムロンとシグマ、どちらか先にFF用RFレンズを出すのか。
    明るい単焦点を出すとしたら他社とどういう差別化を図ってくるのか注目したいですね。

  • ソニーEマウントはもう十分レンズがあるので、タムロンもそろそろ他のマウントに力を入れて欲しいですね。

    RF、Z、Xともニーズは十分にあります。
    Lマウント用は難しいかもしれませんが、パナの新機種が控えています。

  • RF拡充の意思はあるので17-70か18-300は出そう。18-300はシグマ16-300という強力な競合が出たので17-70の方が売れそう。11-20じゃなく18-300を先に出してれば迷わず買ってたんですけどね(結局買い換えたにせよ)
    CP+でのシグマやケンコートキナー担当者曰く、フルサイズ用はキヤノンの一存で決まりそうで、純正レンズ売上減のデメリットを覆すだけのメリットをサード側が示せるか次第になりそうです。

  • タムロンはキヤノン、シグマとレンズの設計思想が明らかに異なるので
    電子補正が適用できるのかですね。
    aps-cでは余り目立たないかもしれませんがフルサイズは難しそう。
    フルサイズでシグマもタムロン程ではないにしてもキヤノンの電子補正方法に
    完全に合致させるには難しそう。
    サードパーティがカメラメーカー各社の電子補正にどのように対応しているのか
    知りたい所です。
    特許及び著作権に触れずに解決するのはかなり手間が掛かりそう。

コメントする