タムロンの新工場が稼働
タムロンがベトナムで建設を進めていたベトナム第2工場が稼働を開始したことが明らかになりました。
総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:桜庭省吾、本社:さいたま市)は、生産キャパシティの拡大、安定供給体制の強化、そしてコスト対応力の強化を図るため、約40億円を投資し建設を進めていたベトナム第2工場「タムロンベトナム・ビンフック工場」が完工し、稼働を開始しました。
本工場はレンズ加工、金属加工、成形、塗装、組み立てまでを一貫して行うことができる量産工場であり、2026年に量産体制の確立、2028年にはフル稼働を目指します。これを達成することで当社グループの生産キャパシティは2024年比で約1.2倍増となる予定です。当社は世界三極生産体制を敷いており、日本の青森工場は生産技術を確立させる「マザー工場」としての役割を担い、中国工場は中国国内向け製品の生産拡大、そしてベトナムの2つの工場はグローバル市場に向けた製品の生産拡大を図っていきます。
生産能力は1.2倍に
タムロンがベトナムで建設を進めていたベトナム第2工場が稼働したと発表しています。
現在、タムロンは、日本、中国、ベトナムでレンズなどを生産しているようですが、日本の工場は開発拠点、中国は中国国内への供給をメインに、ベトナムでは世界市場に向けて生産して供給していくという体制をとっていくようです。これにより、いずれかの国で何かしらのリスクが発生した場合にも、それぞれの別の国々で生産することができるため、一時的に生産能力が縮小するかもしれませんが、縮小しながらも事業を継続して経営に影響を与えるリスクを最小限にしようとしているのだろうと思いますね。
生産能力については2024年比で約1.2倍になるということで、20%ほど生産能力が増えることになるようです。タムロンは様々なレンズ関連機器を製造していますが、業績が非常に好調なようですので、今後も供給能力を増やしていくのかもしれませんね。
(source)PR TIMES
- タムロン ベトナムの新工場が稼働を開始 生産能力は約1.2倍に増加
- タムロン 決算説明会資料を公開 2026年には年間10本のレンズを発売へ
- タムロン90mm F/2.8 MACROは低価格 中央部の解像は最高 重大な欠点がないレンズ
- タムロン RFマウント用APS-C 11-20mm F/2.8の発売日決定 12万5400円で発売
- タムロン 90mm F/2.8 Di III MACROは欠点を見つけられない、ただ良いレンズ
- タムロンインタビュー “Zマウントでタムロンは目立ち安い”
- タムロン “35-150 mm f/2-2.8はほとんどのテストで非常に良好または良好なレンズ”
- タムロンの大口径超広角ズームレンズの特許 16-24mm f/2.8ほか
- タムロン “タムキュー” 90mm F/2.8 Di III MACRO正式発表
- タムロンが20-400mm f/4.7-7.1で革新を起こせば写真撮影を永久に変えるかもしれない
コメント
コメント一覧 (2件)
こんなに金掛けるなら青森で大量リストラしなきゃ良かったのに
だから前社長が内部通報でタレ込まれて失脚するんだよ
にしても、共産主義国家のコストの安さを利用するとかあり得ないな
共産主義国家を助けて資本主義国家が利益得ようとするか矛盾してる
日本人の雇用を増やせよタムロン
日本人を雇用しろ。その通りと思いますが、もう地方には若い人がおらず、労働力がないのでしょう。
ベトナム移転は今後の更なる人手不足を見据えた、長期的な戦略と思われます。