ニコンのレンズ新特許
ニコンがレンズの特許を出願していることが明らかになりました。このレンズはかなり特殊なレンズのようですが、この記事ではこのレンズについて詳しくお伝えします。
[全体諸元]
広角端 望遠端
f 8.885 11.280
FNo 2.828 2.944
ω 89.960 70.643
Ymax 14.200 14.200
TL(空気換算長) 84.510 71.205
Bf(空気換算長) 11.873 13.179
[全体諸元]
広角端 望遠端
f 9.039 27.820
FNo 2.828 4.858
ω 89.469 28.175
Ymax 14.200 14.200
TL(空気換算長) 78.532 67.812
Bf(空気換算長) 11.555 14.180
[全体諸元]
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 9.274 18.000 24.000
FNo 2.828 3.500 4.120
ω 89.895 43.848 32.059
Ymax 14.200 14.200 14.200
TL(空気換算長) 82.932 69.736 74.490
Bf(空気換算長) 11.055 14.060 20.563
[全体諸元]
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 11.000 24.717 41.580
FNo 2.828 3.500 4.120
ω 69.588 31.465 18.626
Ymax 14.200 14.200 14.200
TL(空気換算長) 94.496 84.492 99.416
Bf(空気換算長) 11.055 15.089 19.412
[全体諸元]
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 14.000 27.186 47.685
FNo 2.828 3.500 4.120
ω 50.133 28.927 16.261
Ymax 14.200 14.200 14.200
TL(空気換算長) 90.845 84.438 99.441
Bf(空気換算長) 11.531 18.019 19.255
特殊なレンズの特許?
ニコンが新レンズの特許を出願していることが明らかになりました。かなり多くの実施例が記述されているのですが、同じような仕様のものを重複として割愛すると、だいたい上記のような仕様のレンズになります。まとめると以下のようになります。
- 8.8-11mm f/2.8
- 9-28mm f/2.8-4.8
- 9-24mm f/2.8-4.0
- 11-40mm f/2.8-4.0
- 14-50mm f/2.8-4.0
このようにみると、超広角ズーム、または標準域までの焦点距離を可能とする超広角ズームのように見えますね。
ところで、特殊なレンズと書いたのですが、その理由としてはこのレンズはリアコンバーターとフロントコンバーターが設定されているレンズとなっているからです。
上記の実施例のMLGと記述されているところが基となるレンズ(基レンズ)です。そして、FLGと記述されているところがフロントコンバーター、RLGと記述されているところがリアコンバーターになります。
おそらく、基レンズがあり、これにフロントとリアのコンバーターを取り付けることでも機能するレンズとなっているようです。特許には、フロントコンバーターとリアコンバーターの少なくとも1つを取り外すことで焦点距離を変化させることができるという記述があることから、おそらく下記のようなことが可能な形態になっているものと思われます。
- フロントとリアの両方を取り付けての撮影
- フロントのみ取り付けての撮影
- リアのみ取り付けての撮影
- フロントとリアの両方とも取り付けない状態での撮影
また、このレンズは像高が14.2mmなので、APS-C用のレンズということになるのでしょうか?それともやや像高が足りないようにも思いますが動画向けのSuper35mm用のレンズとなるのかも気になるところです。
というわけで、非常に面白いレンズの特許ですが、かなり特殊な特許でどのような目的で利用されるのか、どなたか特許を読める方がおられましたら教えていただけると嬉しいです。
そして「Nikon Z30IIの予想される仕様と予想される発売日 Z50II人気が落ち着いてから発売!?」ではZ30IIの予想される仕様について詳しくお伝えします。
- キヤノン
- EOS R6 Mark III 2025年第1四半期
- EOS R7 Mark II 2025年第3四半期
- 1億画素フルサイズカメラ 2025年
- レトロデザインカメラ 2025年
- RF200-500mm F4 L IS USM 11月発表(年内の発表はないとの情報も
- RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り 2025年
- RF-S単焦点 2025年
- ソニー
- 予想外のカメラ 2024年10~11月
- 85mm f/1.4 GM II 2024年8月28日の予定だったが遅延の可能性
- 富士フイルム
- 固定レンズ式GFXカメラ 2025年3月発表予定
- パナソニック
- LUMIX S1H II 2024年第4四半期
- LUMIX S1R II 2025年はじめ
- シグマ
- SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
(source)IPForce
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コメント
コメント一覧 (1件)
ズーム操作ではなくレンズ群の差し替えで画角を変化させる、ということですかね。内蔵テレコンの発展版でしょうか。メガネ作る時に度数や乱視補正によってレンズ差し替えてく器具を思い浮かべました。
面白い案ですが、複雑化しそうな割にはズームに勝る点がピンと来ず……でもこういうとこから凄い製品が生まれたりしますよね。