フォーカスモータ内蔵のアダプタの噂
フォーカスモーターを内蔵したニコンの新しいマウントアダプタについては発売を望む声が大きいようですが、実際には可能性はかなり低いかもしれません。この記事では新しいマウントアダプタの噂について詳しくお伝えします。
最新の中国の噂によれば、2025年に発売予定の新しいNikon AF/AF-DからZマウントへのレンズアダプターについて。
ニコン、来年AF/AF-Dレンズ用のZマウントアダプタを発表か
新しいアダプタにはフォーカスモータが内蔵され、AF/AF-Dレンズに対応する予定だ。現在、新しいアダプタの名称はFTZ IIIまたはFTG SCになるのではないかと予想されている
2022年にも似たような噂を聞いた記憶があるので、あまり真に受けないほうがいいだろう。
懐疑的な声も多い新マウントアダプタ
ニコンのマウントアダプターの噂が話題になっています。これまで中国のWeiboで、フォーカスモーターを内蔵しAFレンズを駆動させる新しいマウントアダプタが発売されるのではないかという噂が流れていました。ただし、情報源を明かしていないため、本当の噂なのかそれともフェイクの可能性もあるのか、信頼性についてはよく分かっていません。
ニコンのオートフォーカスレンズには、大きく分けてモーターを内蔵しているタイプとモーターを内蔵していないタイプの2種類があります。モーターを内蔵しているタイプは今の一般的なレンズで、モーターを内蔵しているため電気接点があれば本体がレンズのモーターを動かすことができ、それによりオートフォーカスを実現できます。
一方でモーターが内蔵していないタイプのレンズは、本体にAFを実現するためのモーターを内蔵し、機械的にレンズ側の歯車を動かしてオートフォーカスを実現しているタイプです。一眼レフ時代にはハイエンドのカメラにはAFモーターが内蔵されていましたが、いまのミラーレスカメラではフォーカスモーターが内蔵されたアダプタがないので、このモーターが内蔵されていないタイプのレンズのAFを動かすことは不可能でした。
このタイプのレンズは古いレンズが多いので、昔のレンズを使いたいとか、味のあるレンズなのでこれで撮影したいと思ってもマニュアルフォーカスでしか撮影できなかったので、モーター内蔵のアダプタが期待されていたため、今回の噂にかなり期待していた人も多いと思います。
しかし、NikonRumorsによれば、かつても同様の噂があり、そのようなマウントアダプタには期待できないのではないかという意見を持っているようです。期待する声は多いようですが、実際に発売しても売れるかどうかは未知数ということで、商業的に成功しないのであればAFモーター内蔵のマウントアダプタの発売は期待できないのかもしれませんね。
ただし、この噂は中国からのものですが、最近は正しい噂も中国経由で流れていたケースもあるため、この噂が間違っているとも言い切れないため、今後の情報に期待したいところです。
そして「ニコン新製品の予想ロードマップ Nikon Z7IIIはZ8II発売後にZ8の仕様で発売の予想」ではニコンの新製品の予想発売ロードマップについて詳しくお伝えします。
- ニコン
- キヤノン
- EOS R6 Mark III 2025年第1四半期
- EOS R7 Mark II 2025年第3四半期
- 1億画素フルサイズカメラ 2025年
- レトロデザインカメラ 2025年
- RF200-500mm F4 L IS USM 11月発表(年内の発表はないとの情報も
- RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り 2025年
- RF-S単焦点 2025年
- ソニー
- 予想外のカメラ 2024年10~11月
- 85mm f/1.4 GM II 2024年8月28日の予定だったが遅延の可能性
- 富士フイルム
- 固定レンズ式GFXカメラ 2025年3月発表予定
- X-E5 2025年夏に発表/発売
- パナソニック
- LUMIX S1H II 2024年第4四半期
- LUMIX S1R II 2025年はじめ
- シグマ
- SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
(source)NikonRumors
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コメント
コメント一覧 (2件)
市場に流通するモーター非搭載レンズはその殆どが既にサポート外製品であり、かつ年々(特に状態の良好なものほど)減りつつあるわけですから需要は限られているのではないでしょうか。
もし仮に出るとしてもかなり高いなると思います。
AF一眼レフが登場した1985年ごろを振り返ると、キヤノンは最初からレンズ内モーター駆動方式を採用しましたが、ニコンはミノルタと同じボディ内モーター駆動方式を採用しました。ニコンにはもともとレンズ内モーター駆動方式の技術があり、F3AF等の製品を販売していながら、どうしてボディ内駆動に戻ってしまったのか不思議でした。
今思えばここがニコンの間違いであり、最初からレンズ内モーター駆動方式を採用していれば、こんなアダプターなどそもそも不要なわけで、非常に残念に思います。