ニコンのカメラ発売ロードマップ予想
今後のニコンの新製品はどのようなスケジュールで発売される可能性があるのでしょうか?そのことを予想している記事が公開されています。この記事ではニコンの予想される新製品の発売時期について詳しくお伝えします。
デジタル一眼レフの時代には、コンシューマー向けのカメラは毎年進化し、ハイエンドモデルは2年のサイクル(マイナーアップデートとメジャーアップデートがプロフェッショナルカメラで繰り返される)であるという期間が長かった。しかし、過去10年間でニコンがデジタル一眼レフへの取り組みを縮小し、ミラーレスカメラに集中したことで、そのサイクルは予測しにくいものとなった。
現時点で、ほとんどのZシステムのカメラはおそらく4年ごとの更新サイクルとなっていると思われる。このことに基づくと予想は以下の通りになる。
- 2025年 Nikon Z9II、Nikon ZfcII(太字はおそらくEXPEED8搭載カメラ)
- 2026年 Nikon Z30II
- 2027年 Nikon ZfII、Nikon Z8II
- 2028年 Nikon Z50III、Nikon Z6IV
- 遅れているモデル Nikon Z5II、Nikon Z7III
この予測したサイクルで遅れているモデルは、ニコンがそのモデルの更新を最初から計画していなかったか、そのモデルに対する考えを改め、設計へのアプローチを大きく変更している可能性がある。現在のところ、ニコンの9つの現行のラインナップのいずれかを廃止する可能性は低いようだ。しかし、将来的にモデルの機能に関しては大きな変化があるかもしれない。
私は以下のように予想している。
- Nikon Z5は更新されないかもしれない。ニコンはD600を10年以上使用しており、Nikon Z5はまだD600のイメージセンサーを搭載しているため、コストを大幅に抑えている。またはNikon Z5IIはNikon Z4が低価格のエントリーモデルとしてその地位を引き継ぐまで登場しないだろう。
- Nikon Z7IIIの更新はNikon Z8IIの更新と関係している。両方が4500万画素でEXPEED7プロセッサを搭載することはできない。
- シナリオ1 Nikon Z7IIIは6100万画素以上の低速センサーで、風景、旅行向けのカメラとなる
- シナリオ2 Nikon Z7IIIはNikon Z8IIが6100万画素以上の高速センサーでEXPEED8プロセッサのカメラになってから4500万画素のEXPEED7という仕様を引き継がれる
Nikon Z7III発表の新シナリオ
ニコンが今後発表する可能性のあるカメラのロードマップ予想が公開されています。この流れはあくまで予想であって、何かしらの噂があるわけではないので注意が必要です。
実際のロードマップの流れをみると、基本的にはこれまで発売されたNikon Z9以降のカメラを、それぞれ順番に後継機種を発売していくというパターンと考えていることがわかりますね。そして、Nikon Z9IIからはEXPEED 8プロセッサが搭載されると予想されていて、またAF性能や被写体認識性能がさらに向上すると予想されています。
ひょっとしたらEXPEED 8は搭載されずメモリカードやEVFへの出力はEXPEED 7が行い、被写体認識はソニーやキヤノンのように別にAIチップを搭載して対応する可能性もあるのかもしれません。
そして、最近最も注目を集めているだろうNikon Z6の兄弟機であるNikon Z7の後継機種については、新たなシナリオが予想されています。シナリオの一つとして、Nikon Z7IIIはNikon Z8、Nikon Z9よりも高画素で積層型でない通常のセンサーが搭載され、差別化される可能性が指摘されています。そして、もう一つのシナリオは、Nikon Z7IIIがNikon Z8の機能を搭載したカメラになるということのようです。
このNikon Z8 Mark IIが発売されたあとに、既存のNikon Z8の機能がNikon Z7IIIに搭載され発売されるというのは、これまで考えていなかったシナリオで、面白いシナリオではありますよね。もしそうなると仮定すると、Nikon Z7IIIはNikon Z8IIが発売された後に登場するということになり、2027年の登場ということになるかもしれません。
そのときの考えられるラインナップは以下のようになっているはずです。
- Nikon Z9II EXPEED 8プロセッサ搭載
- Nikon Z8II EXPEED 8プロセッサ搭載
- Nikon Z7III EXPEED 7プロセッサ、Nikon Z8と同じ積層型センサー搭載
- Nikon Z6III EXPEED 7プロセッサ、部分積層型センサー搭載
- Nikon ZfII EXPEED 8プロセッサ、通常型センサー搭載
- Nikon Z5II EXPEED 7プロセッサ、通常型センサー搭載
というわけで、これなら確かに差別化は可能になりそうですし、シェアの奪い合いもなさそうです。しかし、Nikon Z9IIとNikon Z8IIは近い時期に発売するとシェアを奪い合う可能性があるため1年間ほど時間差が必要になるため、このシナリオだとNikon Z7IIIの登場はかなり遅れることになってしまいますね。実際はどのようなスケジュールで発売されるのでしょうか?
さらに「ニコン AFモーターを内蔵し”Dタイプレンズ”に対応するマウントアダプタを発売する!?」ではニコンの新マウントアダプタの噂について詳しくお伝えします。
- ニコン
- キヤノン
- EOS R6 Mark III 2025年第1四半期
- EOS R7 Mark II 2025年第3四半期
- 1億画素フルサイズカメラ 2025年
- レトロデザインカメラ 2025年
- RF200-500mm F4 L IS USM 11月発表(年内の発表はないとの情報も
- RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り 2025年
- RF-S単焦点 2025年
- ソニー
- 予想外のカメラ 2024年10~11月
- 85mm f/1.4 GM II 2024年8月28日の予定だったが遅延の可能性
- 富士フイルム
- 固定レンズ式GFXカメラ 2025年3月発表予定
- X-E5 2025年夏に発表/発売
- パナソニック
- LUMIX S1H II 2024年第4四半期
- LUMIX S1R II 2025年はじめ
- シグマ
- SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
(source)Z SYSTEM USER
- ニコン Nikon Z9新ファーム公開 動画関連の機能追加、Z 28-135mm f/4 PZ対応ほか
- Nikon Z50IIは強力な改良版でミニチュア版Nikon Z6IIIのような印象
- ニコン AFモータ内蔵のマウントアダプタはやはり期待できない!?
- Nikon Z50IIのAF性能はZ9に非常に近い スポーツ、野生動物撮影者に人気になる
- ニコン新製品の予想ロードマップ Nikon Z7IIIはZ8II発売後にZ8の仕様で発売の予想
- ニコン AFモーターを内蔵し”Dタイプレンズ”に対応するマウントアダプタを発売する!?
- Nikon Z50IIはZ50で足りない部分をすべて改善 同じセンサーだが写りも良い
- Nikon Z50II本日発売で供給状況判明 キットによっては納期は約4ヶ月に
- ニコン フロントコンバーター取付け可能な超広角ズーム(?)の特許を出願
- Z 50mm f/1.4は個性的!? 良いレンズか悪いレンズかは主観で評価がわかれる
コメント
コメント一覧 (10件)
概ね考え方としては間違ってないとは思うが、APSCについては新シリーズが登場する前提が抜けてる
Z50シリーズの上の機種は1つは出ると予想
またZ5シリーズの取り扱いは全くの不明
予想が難しい
考えるだけ無駄な気がするわ
いずれにしても、ニコンのミラーレスカメラは年間約65万台出荷
キヤノンのミラーレスカメラは今年225万台出荷と予想される
キヤノンはニコンの約3.5倍
それでニコンはフルサイズで6シリーズ、APSCで3シリーズ
それに対してキヤノンはフルサイズで5シリーズ、APSCで4シリーズ
こういう能書き言うなら、せめて100万台にしてから言えよとは言いたくもなる
それぞれフルサイズとAPSCの内訳は不明にしても、ニコンはラインナップが台数に対して多過ぎるし、キヤノンはラインナップが台数に対して少な過ぎる
キヤノンはR6ⅢやR7Ⅱの様子次第ではそれぞれ1シリーズ増やす必要は出て来るだろうな
R8やR10で賄うには荷が重すぎるから
2025年の春に6100万画素のZ7Ⅲ。2025年の秋にZfの外装を変えたZ5Ⅱが順当でしょう。
ZfやZfcは更新サイクルに載せないかもなー、と思います。特にZfはEXPEED7ですし十分な性能を有していると思い。
それと、来年EXPEED8か別載せAIチップが出るとして、2028年にZ50IIIをEXPEED7単独で出すとは考えにくいような……R100みたいな色々と割り切った立ち位置ではないですし。
Nikon Z5IIはNikon Z6Ⅲを値下げすれば概ね間に合うので、当面出ないかもしれませんよ。Z6Ⅱだってまだ売られてますし。
積層型センサーの連写機ばかりになると思えないので、Z7ⅢはZ8とは違う路線になるのではないでしょうか。
ニコンの社長はエントリー機の拡充と言ってますので、近いうちにZ30やZfcの後継機が出るように思っています。
そもそもZ50IIがZ50発売から5年ぶりですからね。
順当に考えると次はZ5とZ7IIの後継機が出ると考えられます。
またZ9の後継機は冬季五輪の前辺りという周期のままなのか、夏季五輪に合わせた機種は出さないのかZ8の後継機が2028年に合わせるのか。
Zfcの後継機はZfという上位互換が出たので出ないように思います。
フラグシップ機は、他機種と比べてモデルチェンジの周期が遅い傾向にあるので、記事の予想は少し強引な感じがします。
少なくともZ9・8はもう少し引っ張るのではないですか?
入門機としてのZ30をZ50Ⅱに準じて更新と各機能のブラシュアップして価格は戦略的に低価格維持する。
Z5がかなり性能機能が見劣りするのでZfに準じた更新とブラッシュアップ、ただ差別化をどうするのか工夫が必要です。
本命は、Z9の更新とブラッシュアップだと思います。
僕はZfcとZ30の後継機はもっと早く出ると思いますね。
売れてますからねえニコンのAPS-C機。
確かにフルサイズの方が利益率は高いだろうけど。
ユーザーのすそ野を広げるというか、若い層を取り込むことが大切でしょうニコンの場合。
あと、Z5の後継機、比較的軽量で廉価なフルサイズ機。
ある意味、これが「本命」?って気もしますけどね、シェアをとるためには。
EXPEED8の予想は分かるのですが、折角広まった「上位機と同じAF性能」を売りに出しているところでEXPEED8を出すかどうかは少し疑問です。あるとしたら7のデュアルエンジンかAIプロセッサ搭載かなと。Z9/Z8のセンサーはIIでも据え置きのままではないでしょうか。
EXPEED8にするならプロセスルールが微細化して省電力化した上でCFexpressデュアルスロット両方に同速度で同時書き込み、動画エンコードの柔軟性を上げる、といった部分の解消でしょうか。さらにAIプロセッサ相当の機能を最初から統合した上で出してくるというのも考えられます。(例えばですが恐らくOM-1のTruePicXは部分的にそうしているはず。本来ワンチップ化したほうが合理的ですが、コストの問題もあるのでどうするかは不明)
発売時期の予想は特に突飛なものではなく、順調にいけばこのような感じになりそうですね。来年出るとしたらZ7III・ZfcII・Z9IIが有力候補といったところでしょうか。
Z5後継機は難しいところですね。EXPEED7を搭載して中身をZfと同じにすれば今のような安価な価格にはならないでしょうし、もしかしたらEXPEED7搭載でセンサーは同じということもあり得ますが、今後数年間この古いセンサーが供給されるのかどうか…
仮に7のデュアルエンジンの場合、消費電力と発熱対策で7のブラッシュアップが行われるかもですね。
D6後継機的なZカメラは出ないのだろうか…?