OM-1 Mark IIのイメージプロセッサは前モデルより性能向上
OM-1 Mark IIのイメージプロセッサの性能が向上し、その結果、ボディ内手振れ補正やAF性能が向上したとする情報が流れています。
情報筋からOM-1IIのTruepic Xエンジンについての情報をもらった
OM-1 Mark IIのTruepicXは、同じデザインとアーキテクチャでありながら、より洗練されたユニットとなっている。約10~12%ほど高いクロック周波数で動作し、より効率的に動作する(同等のパフォーマンスで8%の電力削減ができたと聞いている)。これは一般的なパフォーマンスが向上することを意味する。これがボディ内手ぶれ補正とAFがより良く動作する主な理由であり、バッテリー寿命がわずかに減少する可能性があり、より多くのCPUパワーを利用可能となる。
OMデジタルのイメージプロセッサについての情報が流れています。
これらの情報によれば、OM-1 Mark IIのTruePic Xの性能は同じであるものの、約10%ほど動作クロックが向上し、これにより効率的に動作するとしています。そして、OM-1 Mark IIのイメージプロセッサをOM-1のイメージプロセッサと同等の性能で動作させた場合、効率が高まっている分、電力を削減することができるとしています。そして、この性能向上こそがボディ内手振れ補正やAFがよりよく動作する主な理由であるとしています。
OM-1 Mark IIについては背面液晶なども、より省エネのものを採用するなど電源に余裕を持たせる工夫をしているという噂が過去に流れていました。もし上記の理由が本当であれば、クロックアップしたことで電力を多く消費してしまうため、様々な部品で省エネしてバッテリー寿命を延ばそうとしようとた理由もわかります。またこれらの二つの情報には矛盾がないこともわかり、情報の信頼性が高まっています。
TriuPic Xには余裕があるのではなかったのか
ここで疑問なのはOMデジタルの以前の動画で、イメージプロセッサにはまだ余裕があるという発言をしていたことです。下記にその動画と文章として書き起こしたものを引用します。
(36分30秒ほどから)
最後に、お伝えしておきたいなっていうところで、エンジンはまだまだ伸びしろがあるそうです。これは、打ち合わせの時に言われた話だったんですけど、この後のエンジンのお話をさせていただく時の打ち合わせで、開発の方から、ちょっと話を受けたんですが、ディープラーニングを演算して処理する能力っていうところでは、これまでのものから60倍あるそうです。
まだまだ使いきれてないぐらいなところだそうですので、カメラって、ご自分のカメラ、その買われたものがファームアップがあるじゃないですか。ファームアップによってバージョン123とか、前でも上がってきましたけど自分のカメラ育つんですよね。進化をするんですよね。なので期待を持って、皆さんの声が大きいようなので、何かこれを追っかけられるようなというところを、被写体はこれがいいなとか。
その野鳥に関しては、本当に多くの声があって、じゃあ野鳥っていう風になったぐらいなので、是非、手にされた方たちは、新しい、その機能こんなものをっていうところを一緒に考えていただくといいと思います。
なにせ、まだまだ、その開発の余地があるというふうにおっしゃられていましたので、あの私もファン代表ということで今日お話をさせていただいておりますが、同じように皆さんと同じようにこれからの進化にも期待をしていきたいところです。
(後略)
上記では、イメージプロセッサにはまだ伸びしろがあり、まだまだその能力をすべて使い切れていないぐらいとしています。使いきれていないぐらいだったら使い切ればいいじゃないと単純に思ってしまいますよね。それともOM-1では使い切れていなかったものの、さらにイメージプロセッサの性能を向上させなければボディ内手ぶれ補正の効率向上と、AF性能の向上は実現できなかったということなのでしょうか?
上記の情報では、イメージプロセッサの性能向上によりOM-1 Mark IIの性能は実現できたとしていますが、OM-1で使いきれていないということと矛盾するように感じてしまいます。
しかし一方で、「伸びしろ」がクロックアップできることを意味している可能性もあり、そうであればOM-1 Mark IIになって初めてTruePicXのすべての性能を使い切ることができたと解釈することも可能なのかもしれません。
今回のOM-1 Mark IIで機能向上した内容については新ファームで対応可能できそうな内容ばかりであったことと、上記のように「伸びしろ」があるのなら、それを使い切るような新ファームを提供すればよかったのでは考えるユーザが多く、不満が高まっていました。しかし、実際には様々なハード的な機能向上で手振れ補正やAF性能が向上した可能性は考えられるのかもしれません。
ただ少なくとも、メモリ速度が向上したこと、イメージプロセッサの性能が向上したことで、AF性能を高めることができたという宣伝が一つでもあったほうがよかったと思いますね。それがあれば新ファームでOM-1の性能を向上させることはできないんだなとユーザは理解し、納得してくれただろうと思います。
さらに「OM-1 Mark IIのAF性能をOM-1に搭載できない理由判明?? ハードの違いが複数あった」ではOM-1 Mark IIでのハード的な変化について詳しくお伝えします。
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コメント
コメント一覧 (2件)
2年もたたないうちにフラッグシップ機をリニューアルしてしまったのは事実で、これについてはいくら言い訳をしても通らないと思うのでだまっているのが正解でしょう。
OM-1 mark IIの改良点はリファイン(mark 1.5くらい?)にとどまっているので、前回完成度がそこまで高くない状態でOM-1を急ぎリリースしてしまったのか、今回販売施策上OM-1 mark IIを早期にリリースする必要があったので、OM-1はまだもう少しファームウェアでリファインできたかもしれないところ開発を止めてしまったのか…
>今回販売施策上OM-1 mark IIを早期にリリースする必要があった
オリンパスのロゴが使えなくなるらしいのでこちらなのかなと。
ただ2年で入替えるならはじめからOM名義でやったほうがよかったんじゃ
ないかなという気はします。
OM-1はその前のM1mk3がエンジン変えただけでしたし会社が変わった直後に
インパクトのあるモデルを出す必要があったのであのタイミングでやるしか
なかったんでしょうけど
エンジンは低消費電力と高クロックってことはシリコンダイをシュリンクしてそうですね。
元々オリンパスは3年周期だったのですから中途半端なことをせず他にも機能向上させて
3年でしっかりバージョンアップさせるべきだったのではないでしょうか。