EOS R50 Vレビュー
キヤノンが発売した動画撮影向けカメラのEOS R50 Vのレビュー記事が公開されています。どのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
キヤノンは2025年を、ブロガーやコンテンツクリエイター向けの手頃な価格の動画撮影向けカメラで強力にスタートした。PowerShot V1と同時に発表されたEOS R50 Vは2023年発売の汎用機EOS R50をベースに動画優先モデルへの進化させ、同じ主要なユーザ層をターゲットとしている。
これは写真家というよりビデオグラファー向けの機種で、電子ビューファインダーとポップアップフラッシュを廃止し、操作系を大幅に再設計して動画撮影に特化したレイアウトを採用している。二つ目の三脚取付け穴と動画記録ボタンの追加、メニューと画面設計の縦向き表示、C-Log3プロファイル対応、内部オーディオの改善、そして忘れてはならない4k 60pへの仕様向上(大きなクロップがあるが)、これら全てが相まってEOS R50 Vはキヤノンのカメラのシリーズにおいて最も充実した仕様の手頃な価格の動画撮影用ミラーレスカメラとなっている。
とはいえ、静止画にも適している点は変わらず、EOS R50と同じセンサーとプロセッサーに加えて、UHS-IIへの対応により連写バッファが大幅に拡大されている。もちろんEVFがないことは多くの写真家にとって難点であり、そうしたユーザにはEOS R50のほうが適していると即答できる。しかし背面液晶で構図を決めるのになれているのであれば、EOS R50 Vを選ぶべきだろう。
前述のPowerShot V1と比較すると、このEOS R50 Vの主な利点はレンズ交換が可能なAPS-Cという大型センサーを搭載していることだが、その代償としてサイズが大きくボディ内手ぶれ補正が非搭載という制約がある。手振れのない映像を撮影するにはデジタルの画像安定化機能に頼るか、キットレンズである手振れ補正付きの超広角14-30mmレンズを使用する必要がある。キヤノンのレンズをまだ所有していないのならEOS R50 Vとの組み合わせに最適なこのレンズから始めるのが理にかなっているだろう。
ZV-E10 IIはEOS R50 Vの最も明らかな競合機種で、価格はかなり高いが5.6kからのオーバーサンプリングにより高品質な4k 60p動画(1.1倍クロップで)を撮影できる。この差がZV-E10 IIとの大幅な価格差を正当化できるかどうかはあなた次第だ。
まとめると、EOS R50 Vはよく考え抜かれた驚くほど手頃な価格のハイブリッドカメラで、単なる動画用簡易版EOS R50やブロガー専用のカメラの域を超えている。予算の制約があるコンテンツクリエイターで、将来、高級機種への買い換えも考慮したいのであれば、このEOS R50 Vは非常に適した選択肢となる。
いまはR50のほうが価格が安い
動画向けのEOS R50 Vのレビュー記事が公開されています。上記はまとめ部分を引用したものになりますので、より詳細なレビューや作成は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューではEOS R50 Vは動画撮影向けのカメラとして、EOS R50に様々な機能が追加され、または一部機能が取り外されたカメラであることがわかります。EOS R50 Vには残念ながらファインダーとフラッシュがなくなっているわけですが、そのぶんサイズは小さくなり、より高い動画性能を実現しながら大幅な価格上昇なく実現されていることがわかります。
ただ、現在、EOS R50の最安値は約9万数千円程度まで値下がりしていて、EOS R50 Vの現在の価格は約10万円程度なので、EVFがあるEOS R50のほうが価格が安いという状態となっています。そのため、静止画も撮影する人は安いEOS R50と高いながらも動画性能が充実したEOS R50 Vと悩むことになりそうです。
既存のEOS R50の動画性能で満足できるのならば、価格が安いEOS R50がもっとも有力な選択肢となりそうですが、このあたりは価格が近いので非常に迷うことになりそうですね。
さらにキヤノンの最新情報「キヤノン期待の新製品 R7 II、R6III、R10後継、レトロカメラを年内にも発表する!?」ではキヤノンの新製品の噂について詳しくお伝えします。
センサーサイズ | 約22.3 × 14.9mm |
画素数 | 最大約2420万画素 |
デュアルピクセルCMOS AF | 対応 |
センサークリーニング | - |
イメージプロセッサ | DIGIC X |
手ぶれ補正 | - |
手ぶれ補正効果 | - |
高速連続撮影 | 最高約15コマ/秒(電子シャッター) |
動画撮影 | 最大4K 30p、4K 60p(クロップ) |
シャッター速度 | 電子先幕1/4000~30秒、バルブ |
ISO | 常用ISO100~32000 |
フォーカスポイント | 最大4235ポジション(77×55) |
EVF | - |
背面液晶 | 3.0 型 約 104 万ドット |
メモリカードスロット | SDXC/SDHC/SDメモリーカード×1 |
サイズ | 約119.3(幅)×73.7(高さ)×45.2(奥行)mm |
重量 | 約 370 g(バッテリー、カードを含む) |
(source)PhotographyBlog
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コメント
コメント一覧 (0件)
R50 より R50V が上位機になっているので価格は現状で推移すると
思われます。
外付け EVF を用意してくれたら写真用にも使えそうです。
月産1万台位はあるのかな?
でないとこれまで品不足になるから
ヨドバシの5月後半のランキング結果がどうなるやら