ニコン Z MC105mm f/2.8は良く作り込まれ、ここまでの性能の競合製品はほぼない

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NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
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NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sレビュー

ニコンのNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのレビュー記事が公開されています。NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sがどのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。

テストしたNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの長所と短所を比較した後では、これは非常に良く作り込まれたレンズであると認めざるを得ない。さらに短所を分析すると、これらの問題は設計者の意図的な選択に起因していることがわかる。彼らはマクロ撮影に最適化する必要があったため、レンズの主な使用されるシーンにおいて、これらの欠点は特に重要ではなくなる。

同時にニコンが中央部の優れた画質だけではなく、フルサイズの周辺部の画質も効率的に最適化した事実を強調しなければならない。競合するレンズでここまでの性能を誇れるレンズはほとんどない。

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは安価なレンズではなく、現在の販売価格は約850ドルだ。しかし、タムロンやLaowaの安価なモデルには光学式手振れ補正がなく、フルサイズの周辺部の補正も劣っていることを覚えておく必要がある。興味深いことに、ほぼ同額でシグマのレンズ(光学式手振れ補正なし)を購入できるが、ソニーのモデルは1500ドルを超えるため明らかに高すぎる。これらを総合すると、テストしたNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの価格は法外な価格とは言えず、むしろ購入を後押しすることになるかもしれない。

  • 長所
    • 非常に堅牢で密閉された耐候性のある機械的構造
    • 中央の解像度が優る
    • APS-C/DXセンサーの端の解像度が非常に良好
    • フルサイズの端の解像度は良好
    • 実質的に縦方向色収差がない
    • わずかな横方向の色収差
    • 球面収差の問題がない
    • 少ない歪み
    • 中等度のコマ収差
    • 少ない非点収差
    • フォーカス外の領域が非常に美しい
    • APS-C/DXセンサーでは口径食がほとんどない
    • 効率的な手振れ補正
    • 静かで正確なオートフォーカス
  • 短所
    • フルフレームで最大開放絞り付近で大きな周辺減光が発生する
    • 明るい光に対するパフォーマンスはもっと良くできたはずだ
    • 恐るべきフォーカスブリージング

非常に良く作り込まれたレンズ

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのレビュー記事が公開されています。上記はまとめ部分を引用したもので、他にさらに詳細な解説や作例などもありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

さて、NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは非常に良い解像性能があると評価されていて、画像の中央部の画質に関してはタムロンやLaowaのレンズと同等だけど、画像の周辺部になると他のレンズと比較して圧倒的に優れた解像性能を示しているようです。このことから、ニコンは中央だけでなく画像全体で最高の画質を実現することを目指したのだろうと指摘しています。また歪みや各収差なども良好にコントロールされていて、デジタル的な補正を使う必要はあまりないようですね。

しかしフルサイズでの周辺減光はかなりあるようで、この部分については短所として記載されています。また光源がフレーム内にあるときの性能に難があり、さらにフォーカスブリージングがかなりあるとしていますが、このレンズはマクロレンズであり、マクロ撮影に使用する状況を考えると、あまり心配することはないだろうと記述されています。

というわけで、なかなかの高評価ということが言えるかもしれません。NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは現在約13万円で販売されており、性能も高いということで決して高い値段とは言えないようです。

(source)LensTip.com

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • AFがめっちゃ遅いと言う指摘が別サイトから出てます。特にRFとは比較にならないと。
    しかし、マクロ撮影においては高速AFじゃなくても良いですよね^^

  • マクロ(マイクロ)レンズは通常のレンズと撮影距離の設計値が
    異なるので他社との比較は難しい。
    デジタル補正が出来なかった頃のキヤノン及びコシナ製を持っていますが
    歪曲、周辺光量落ちが殆どなくかなり優秀です。
    AFに不満がなければそれで十分かなと思います。
    また価格コムなど見ると収差がない分、陰影の美しさは通常のレンズには
    かなわないようです。
    ポートレート、風景用のレンズではないので当たり前と言えば当たり前ですが。

  • AF Zoom-Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6Dの後続レンズは出ないのでしょうか?
    個人的にはZマウントで最も出して頂きたいMicroレンズですね。
    AF化が難しいのであれば、マニュアルでも構いません。

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