α7 Vに大幅値上げの可能性が急浮上
他のブランドと比べ、ソニーは新製品の投入ペースがゆっくりしているように見える。これは、ソニーがフィルムカメラにも注力しているからかもしれない。しかし、長らく待たれていたα7 Vに関する報道がネット上で広まっており、新しい記事によると、ソニーはニコンの一部のカメラよりもコストパフォーマンスの高い価格で発売する可能性があるという。これはどういうことなのだろうか?
「SonyAlphaRumors」の新しい報道によれば、関係筋の情報として次のように述べられている。
Nikon Z9/Z8のセンサー独占はまもなく終了する。
α7Vは同じ(改良された)高速センサーを使用し、8K 60pからオーバーサンプリングした4K 60pの録画が可能で、さらに完璧なソニーのAIオートフォーカス、サードパーティ製レンズの自由度、そしてより良いバッテリーがある。これがα7 Vに搭載されるセンサーであり、Nikon Z8より安価になるだろう。
良好な冷却機能を搭載してほしい。
α7 IVが4年前に発売されたのに対し、ニコン Z8は2年前に登場した。現在でもニコン Z8の価格は4,000ドル以上だが、α7 IVは発表当時、わずか2,100ドルだった。関税の影響でα7 Vは価格が高くなる可能性もあるが、旧型センサーの改良版を採用すると言われているため、ソニーは利益率を低めに抑えることが賢明だろう。α7シリーズはハイブリッドユーザー向けであり、現在は多くの選択肢がある。例えば、キヤノン EOS R6 Mark II、キヤノン EOS R5、パナソニック Lumix S5 IIなどだ。しかし、α7 IVはある意味で独自のポジションにある。そのため、もし3,000万画素クラスのカメラを探している場合、選択肢はかなり絞られてくる。
ソニーがなぜカメラの新製品投入を控えているのかは不明だが、研究開発に注力していると考えられる。ソニーはキヤノンやニコンよりも早い段階で優れたミラーレスカメラを世に送り出してきたが、現在はやや停滞しているようにも見える。もしかすると、ニコン Zfのようなレトロデザインの製品がカメラ業界に新風を巻き起こすかもしれない。しかし、それまではα7 Vがどのような姿で登場するのか、楽しみに待つしかなさそうだ。
Nikon Z8より安価の意味
α7 Vの仕様や開発について、ThePhoblograherが独自の考えを伝えています。この記事では、当サイトでも報じたSonyAlphaRumorsの記事を引用し、α7 Vがどのようなカメラになる可能性があるのかを検討しています。
まずは価格についてです。記事は、α7 Vがニコン Z8と同じセンサーの改良版を採用するのであれば、ソニーはセンサーをより安価に調達できるため、利益率を低めに設定する可能性があると指摘しています。ライバル各社がさまざまなハイブリッドカメラを発売しているにもかかわらず、α7 Vが登場しないのは不思議だとし、これはソニーが研究開発に力を入れ、キヤノンやニコンを凌駕するようなカメラを構想しているからではないかと推測しています。
この推測が正しいかどうかは、それぞれの考え方によりますが、問題は引用記事にあるα7 Vの価格についてです。ニコン Z8より安価になるという記述は、どのような意味なのでしょうか?
カメラの価格がイメージセンサーだけで決まるわけではないのは明らかです。しかし、一般的に「同世代のフルフレーム搭載カメラ」において、センサーは部品コストの中で最も高価な単体部品の一つになります。特に、高画素・高機能な大型センサー(フルフレーム、裏面照射型、積層型など)は、製造難易度が高く歩留まりが低いため、単価が非常に高くなりがちです。
したがって、ニコン Z8のようなフルサイズ積層型センサーを搭載すれば、通常そのカメラは高価格になる可能性が高いことを意味します。このことは、α7 Vもかなりの高価格になる可能性を示唆しています。
記事ではニコン Z8より安価になると記述されていますが、これはどのような意味なのでしょうか?例えば、APS-Cのカメラがニコン Z8より安価になるという記述があった場合、「それは当然だよね」と思うでしょう。にもかかわらず、わざわざα7 Vの価格がニコン Z8より安いと記述するのは、なぜなのでしょうか?
これは、α7 Vがニコン Z8のセンサーを改良したセンサーを搭載するために製品価格が値上がりするものの、それでもニコン Z8よりは安価になる、ということを示唆していると考えた方がよさそうです。
記事執筆時点で、ニコン Z8が約54万円、α7 IVが約30万円で販売されていることを考えると、α7 Vは日本国内の価格で54万円に近い価格になる可能性があり、多くの人がかなりの値上げだと感じるのではないでしょうか。
α7 Vに積層型センサーが搭載されるのは非常に楽しみですが、その代償として、現行機種と比較して価格が大幅に上昇することを覚悟しておかなければならないのかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (1件)
α7Vに45MP積層、SARで”Wild rumors”扱いで紹介された噂ですよね。これって与太話、カメラ界隈で言えばNewCamera並の信頼度しか無い(つまりほぼゼロ)時の表現なので、そんな記事を根拠にしても無価値ですねぇ。
Z8やR5IIへの対抗馬が無い、ってことですかね? α1IIがありますし、全メーカーが横並びに類似仕様機種を出す必要も無いでしょう。
冒頭の「ソニーがフィルムカメラに注力」ってのも意味不明ですが、ThePhoblographerだしなぁ……