富士フイルムのパノラマカメラの噂
富士フイルムがパノラマ式のカメラを発売するのではないかという噂が流れています。そして、そのセンサーの選択には2つの選択肢があるとされているようです。
以下は、富士フイルムのTX-3に関する最新情報だ。
(中略)
はっきりさせておきたいのは、私はこのカメラをTX-3と呼んでいるが、この名前で決まったわけではない(名前はまだわからない)。ただ、これは基本的にXPan/TXシリーズ、つまり富士フイルムのTX-1、TX-2の65×24パノラマフィルムカメラのデジタル版の後継機だからである。
さて、最新情報は以下の通りだ。
このようなセンサーの選択肢は現在二つある。それはベイヤーセンサーの中判センサーのクロップになるか、または2個のX-Transセンサーだ。
言い換えると、ベイヤーセンサー(クロップされたGFX)か、X-Transセンサー(2個のAPS-Cセンサー)のどちらかを選択することになる。
面白いパノラマ向けカメラ
噂によれば、富士フイルムがパノラマカメラを発売する可能性があるとしています。そのカメラというのが興味深く、以前フィルムカメラで発売されていたカメラは、標準の画角とパノラマを切り替えることができ、そして撮影することができるようになっていました。
その仕組みは以下のようになっています。
視野枠は 45mm 用の標準,フルパノラマ,90mm 用標準,フルパノラマの 4 種類がある。45mm と 90mm のフレーム切り替えは,レンズ交換をすることにより,レンズマウントバヨネット部の切り欠き部と,カメラマウント側に設けたレバーが連動し,接眼レンズが切り替わる倍率変更と,視野枠切り替えを自動的に行う。また,標準,フルパノラマの切り替えは,ファインダーアイピースの右側にある標準/フルパノラマ切り替えレバーにより,フィルム露光部のマスクと視野枠の切り替えを行う。もちろん,距離合わせに連動する,パララックス自動補正機構も搭載した
(記事元)富士フイルム
上記の写真が当時に発売されたパノラマカメラで、いまはパノラマモードに設定されています。標準にすると左右から扉が閉じてきてフィルムを覆うような形になり感光しないようになっているようです。そしてこのデジタルカメラ版が発売される可能性があるとしています。
いまもスマホやデジタルカメラでカメラを横に動かして画像を合成してパノラマ撮影ができる機種がありますが、これは実際に合成せずにパノラマ撮影ができるところが面白いところですね。
もしデジタル版が発売された場合、デジタルなのでこのように物理的に動く扉は必要なく、標準撮影をする場合には単純に左右クロップして中央部分だけの画像データを利用すればいいわけですが、問題はパノラマ時にどうするかです。
記事によれば、可能性は二つあり、それはAPS-Cセンサーを横に二つ並べるか、もしくは中判センサーを利用して上下をクロップして中央部分だけを利用して撮影すればパノラマ撮影が可能になるようです。
しかし中判センサーだと上下の使わない部分がありもったいないですし価格も高くなってしまうのではないかと思いますね。またAPS-Cを横に並べるにしても普通にただ並べただけでは隙間ができてしまいますし、隙間がないように接着して作ってくれるメーカがあるとかどうかも疑問です。
ひょっとしたら中判センサーの上下の使わない部分に何らかの欠損があるセンサーを使って、何かしらカメラを作れないかと考えられた可能性もありますが、この場合はセンサーの歩留まりの向上につながってメリットはありそうです。
どのようなカメラが登場するのでしょうね?
さらに「富士フイルム X-M5にもフィルムシミュレーションダイヤルが搭載との噂」では富士フイルムのX-M5の噂について詳しくお伝えします。
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(記事元)FujiRumors
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コメント
コメント一覧 (1件)
元記事の中判からクロップは誤りですね。
元の縦横比を変えるのはトリミングです。
クロップは縦横比を変えずにサイズを変更をする。
実際の所はウェハーから一回露光で作るか二回露光で作るかですが
今までパノラマカメラ(フィルム時代を含め)は成功したとは
言えないので可能性は低そうです。
超広角で撮影してトリミングした方が良さそう。
パノラマは黄金比から外れるので美しいとは言えませんね。