Nikon Z30の期待される仕様
ニコンのVlog向けミラーレスカメラ「Nikon Z30」の後継機種については、現時点では確度の高そうな情報は流れていないものの、複数の情報筋や市場動向から、その期待される仕様や仕様に関する憶測が流れています。単なるスペックアップに留まらない、ニコンの戦略的な意図も垣間見える、興味深い噂/憶測の数々を紹介します。なお、情報のほとんどはこのサイトで紹介したものや、海外のSNSなどでの憶測をまとめたものとなっています。
「Z30 II」の心臓部:高性能「EXPEED 7」の搭載
最も大きな進化として期待されているのが、画像処理エンジンが「EXPEED 7」に刷新されることです。現行のZ30が搭載するEXPEED 6から世代が上がることで、カメラ全体の処理速度が飛躍的に向上すると見られています。特に、上位機種Z9やZ6 IIIに搭載されている高性能な被写体検出AFが、このZ30 IIにも導入される可能性が高く、これにより動画撮影時の人物や動物、乗り物へのピント合わせが、より正確かつスムーズになるでしょう。Vlog撮影で動き回る被写体を追従する際や、歩き撮りの際に顔が常にシャープに保たれるなど、撮影体験が大きく改善されると期待されています。
動画性能のさらなる強化:4K 60pと長時間撮影
動画機能の面でも、Z30 IIは大きな進化を遂げると噂されています。もともとNikon Z30は動画撮影向けのカメラであり、大幅な性能向上を予測する声が強いです。例えば現行機が4K 30pまでの対応なのに対し、後継機では4K 60pの撮影が可能になるとの情報があります。これにより、より滑らかな動画表現が可能となり、特にアクションシーンやスポーツなどを撮影するクリエイターにとって大きなメリットとなると思います。ただし、4K 60p撮影時には画角がわずかに狭くなる(クロップされる)可能性も指摘されており、その影響がどの程度になるのかが注目ポイントです。また、現行機で好評だった最大125分という長時間の連続記録は、後継機でも継承される見込みです。
またNikon ZRにも搭載されているREDのカラーサイエンス、REDCODE RAWが搭載されるかどうかも見どころの一つとなっています。
登場は近いのか?
市場における立ち位置とデザインの継承
Nikon Z30 IIは、Zシリーズのラインナップの中で、明確に動画クリエイターやVlogerをターゲットとしたモデルとしての立ち位置を維持すると見られています。そのため、写真撮影に特化したZ50 IIや、レトロデザインが特徴のZfcとは異なり、Z30のアイデンティティである小型軽量ボディとファインダーレスのスタイルは踏襲される可能性が高いとみられています。これは、自撮りや手持ち撮影を前提としたVlogスタイルにおいて、軽量で取り回しの良いカメラを求めるユーザーのニーズに応えるためです。
噂の信憑性を示す興味深い動きとして、海外の市場で現行Z30が大幅な値下げや在庫処分のような動きを見せています。これは、ニコンが以前、Z50 IIの発表前にZ50を同様に値下げした動きと酷似しており、後継機種の登場が近いことを示唆していると多くの情報筋が報じています。
発表時期
Nikon Z30の後継機種は、「2025年末から2026年初頭」にかけて発表されるという噂が複数の情報筋から報じられています。この時期が有力視されている背景には、いくつかの理由があります。
まず、現行のZ30は2022年8月に発売されており、2025年末から2026年初頭にかけては発売から約3年から3年半が経過することになります。一般的にカメラのモデルチェンジサイクルは3年から5年とされており、この時期はまさに後継機種が登場するのに妥当なタイミングと言えます。
さらに、後継機種の発表が近いことを示唆する最大の根拠となっているのが、現行Z30の大幅な価格改定や在庫整理の動きです。特にアメリカ市場では、Z30が過去最安値で販売されているとの報告が複数上がっており、これは後継機種の登場に備えた在庫調整の可能性が高いと見られています。過去にもニコンはZ50の後継機種であるZ50 IIの発表前に、同様の動きを見せており、このパターンが今回も繰り返されると予想されています。
発表のタイミングとしては、例年1月に行われるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)や、2月に開催されるCP+(シーピープラス)などの大規模なイベントに合わせて発表されるのではないか、という見方も出ており、今後のニコンの動向に注目が集まっています。
価格
後継機種であるZ30 IIの価格については、現行のZ30が大幅に値下げされている状況を踏まえ、「現行価格の据え置きからやや上昇」という価格が予想されています。
Z30 IIには、上位機種に搭載されているEXPEED 7プロセッサーや、高性能な被写体検出AF、そして4K 60p対応など、現行機にはない多くの機能が追加されると噂されています。これらの性能向上がコストに反映されることは避けられず、現行Z30の最安値よりも高くなる可能性が高いと考えられています。
しかし、Z30がVlogerや動画クリエイターのエントリーモデルという位置づけであることを考えると、あまりにも高額になってしまうと競合機種との価格競争力を失うため、ニコンも慎重に価格設定を行うと見られています。
発売時の価格は、ボディ単体で10万円前後、レンズキットで12万円から15万円程度になるのではないか、という見方が一般的です。ただし、これもあくまで憶測であり、為替の変動や部品の供給状況によって変動する可能性がある点には注意が必要です。
これらの噂がすべて実現すれば、Nikon Z30 IIは、エントリーモデルでありながら、上位機種譲りのAF性能と強化された動画機能によって、Vlogや動画制作をこれから始める人から、よりクオリティの高い映像を求める人まで、幅広い層にアピールする強力なモデルとなりそうです。今後の公式発表が非常に楽しみです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
適切な機能アップとなにかびっくりする機能が追加されて登場することを期待しています。
機能としては Z50Ⅱ からEVFを外した物になると予想します。
対抗機種は価格的に EOS R50 V 、質量は350g程度(現行品と同じ)。
価格は実売10万円未満。
ちなみにに EOS R50 V の質量は約 323 g (本体のみ)
なお Z50Ⅱ は重くなりすぎ。