1位 ニコン Z 50 ボディ 最安値 ¥98,100
2位 SONY α7R IV ILCE-7RM4 ボディ 最安値 ¥352,768
3位 CANON EOS R ボディ 最安値 ¥169,087
4位 SONY α7 III ILCE-7M3 ボディ 最安値 ¥188,843
5位 ニコン Z 50 ダブルズームキット 最安値 ¥152,850
6位 CANON EOS M6 Mark II ボディ 最安値 ¥106,419
7位 ニコン Z 6 24-70+FTZ マウントアダプターキット 最安値 ¥263,790
8位 CANON EOS RP ボディ 最安値 ¥117,459
9位 ニコン Z 50 16-50 VR レンズキット 最安値 ¥125,820
10位 CANON EOS Kiss M ダブルズームキット 最安値 ¥81,429(記事を一部引用しています)
ニコンZ50が注目を集める
価格.comのミラーレス一眼注目ランキングでNikon Z50が1位、5位、9位にランクインし注目を集めていることがわかりました。各社のフルサイズミラーレスが上位を占める中、Nikon Z50が上位にランクインしていることもあり、Nikon Z50はかなり注目を集めているカメラであることがわかりますね。
ニコン初のAPS-Cミラーレスということで、かなり注目を集めたNikon Z50ですがキャッシュバックキャンペーンなどのキャッシュバックを含めると比較的安いという意見があったり、Z50がD7500と同レベルのハイアマチュアモデルと聞いてそれはないんじゃないの?と考える人がいたり、評価に関しては様々な意見があるようですね。
ですが、個人的にはキャッシュバックキャンペーンを含めた価格と機能的には及第点のカメラなのではないのかな?と思います。ですが、このカメラがZ7500の後継だとしたら、D5600やD3500の後継機種の発売は必須になると思われますね。ちなみにAPS-C一眼レフの多くはディスコンになるのではないかとみられています(参照 ニコン 一眼レフ4機種がディスコン?生き残る一眼レフを噂から検証)。
これでフルサイズミラーレスとAPS-Cミラーレスにおける各社の戦略は三者三様ということになりました。まとめてみましょう。
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APS-Cとフルサイズのマウント戦略が各社でわかれる
それぞれメーカ別にみてみます。
まずはソニーです。ソニーはAPS-C用に設計したマウントにフルサイズセンサーを入れるという決断をしました。ソニーとしては認めていませんが、ほぼほぼほとんどの人がこのあたりはそうだろうなと思っていると思います(参照 ライカ 「ソニーEマウントはフルサイズ用にデザインされていない」)。そのためフルサイズセンサー用のマウントとしてはEマウントは小さいと言われていて、ソニーはレンズ設計に関してかなり苦労していると思われます。ニコンも一眼レフのマウントであるFマウントが小さくてレンズ設計に苦しんだことから、このあたりの苦労はよく理解できるところだと思いますね。ただし、今はデジタル的に様々な収差の補正が可能になっていますので、このことはソニーへの追い風になっていると思われます。
そしてキヤノンでは。キヤノンはAPS-C用のEF-Mマウントとフルサイズ用のRFマウントの二つを選択するという決断をしました。キヤノンは最初からEF-Mマウントにフルサイズセンサーは無理だと公言していましたので当然の決断だと思われます。ちなみにEF-MとEマウントはレンズ口径がほぼ同じなので、ソニーはキヤノンが無理だと述べた方法を採用したことにもなります。
EF-MとRFをそれぞれ採用するのはいいのですが、異なる系統のレンズを作成する必要があるため、コスト的には効率が悪いものになります。この点は経営的にはマイナスになると考えられます。ただし、APS-Cとフルサイズのそれぞれで最適なマウントを採用することになるためカメラ的には最も理想になると思いますね。ですがマウントが異なるのでフルサイズ用のレンズをAPS-Cのカメラで利用ができないなどの問題が発生します。つまりレンズは流用できず買換えが必要になります。
そしてニコンです。ニコンはフルサイズ用に設計されたZマウントをAPS-Cのカメラでも採用しました。この方法であればAPS-Cセンサーは余裕でマウントに入れることができるので特に問題がなさそうに見えますが、実は様々な問題が発生する可能性があります。まず一つは大きなZマウントを採用することで小型なAPS-Cカメラを作れない可能性があることです。デザイン的になんとかすれば可能だと思いますが、一定以上の小型サイズにすることは不可能なように思えます(参照 ニコンのZマウント大きすぎで小型APS-C作れないかも?問題を検証)。
さらにAPS-C用の小さいレンズというのも作成しにくくなりますね。レンズの厚さという点では薄くすることはできると思いますが、口径を小さくすることができないので、どうしてもレンズの筐体そのものが大きくなってしまうことが予想されます。マウントから先端を先細りにすればいいと思いますが、それだとちょっとレンズとして格好悪い感じになりますね。ただし、この鏡筒が太いというのは悪いことだけでもなくて、鏡筒が太いおかげで沈胴式の機構をレンズ内部に設定しやすくなり、それによりレンズの全長を小型化できる可能性が高くなっていると思います。
というわけで各社の戦略が完全に分かれているわけですが、どの方法が優れているのかということについては、将来的にじわじわとボディーブローのように聞いてくると思いますので、ただちに優劣が現れるということはないと思いますね。でも、確実に何かしらの足かせとなって将来的に問題になってくるのではないのかな?と思います。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://kakaku.com/camera/mirrorless-slr/ranking_V071/hot/
コメント
コメント一覧 (1件)
仮にニコワンのマウントでAPS-C出すとしたら、万事解決・・・ニコワンの資産も活かせるし・・・
と言いたいところだけど。
ニコワンのフランジバックは17mm。
Zマウントが16mmだからなあ。
どう考えてもアダプターを介してとはならないわけで。
全く独自にAPS-Cでレンズラインナップを揃えないといけないわけですから。
その点、どうなんだろう・・・
どっちが良かったか。
Zマウントでレンズを共有できる方が、「長い目」でみたら良かったんじゃないかなあって気もするけど。
ニコワンの失敗?にニコンも懲りたとか?