オリンパスがエキサイティングでないE-M5 IIIとE-PL10を発表
本日、オリンパスは新しいE-M5 IIIとE-PL10を発表した。そして、それらは確かにまともなカメラだが、大きな追加機能はまったく提供されなかった。今のリスクはニコン(Z50)や富士フイルム(X-PRO3)がオリンパスのシーンを奪ってしまうことだ。少なくとも新しいセンサーになるだろうと望んでいたが・・・そうではなかった。オリンパスは、そうではないと考えた。
私が思うに、この保守的なアプローチはオリンパスの経済状況に何も役に立たない。オリンパスは再びもっと大胆でなければならない
(記事を一部意訳しています)
あまりに保守的だった?
先日発表されたオリンパスのE-M5 Mark IIIですが、海外などではあまりに保守的で残念だったと思われているようです(参照 オリンパス E-M5 Mark IIIとPEN E-PL10正式発表 E-M5ボディ16万2800円)。
ですが、E-M5 Mark IIからMark IIIになるにあたって、変わってるところは結構あるんですよね。例えば画素数は1605万画素から2037万画素になっていますし、ボディ内手振れ補正も改良されて補正効果5.0段から5.5段にバージョンアップしています。フォーカスポイントも81点から121点になっています。ドライブ関連もかなり機能強化されていて、Mark IIではRAWの連射Hで最大撮影コマ数が16コマだったものが、Mark IIIでは同じ条件で150コマまで連続撮影できるまでになっています。
このように考えると順調に進化していると思えるのですが、どうしてこのような評価をされてしまっているのでしょうか?
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お下がりセンサーが嫌われている元凶?
記事には新しいセンサーではなかったとありますが、上記で説明したようにE-M5 Mark IIIとE-M5 Mark IIは異なるセンサーを利用しています。画素数がそもそも異なります。それでもがっかりさせている理由は、たぶんE-M1 Mark IIと同じセンサーを利用していると考えられるからなのでしょうね。
E-M1 Mark IIは2016年12月に発売された製品で、ほぼ3年が経過しているカメラです。つまり3年前のセンサーをE-M5 Mark IIIが搭載しているということで、変わり映えがないと判断されてしまっているのだと思われます。
オリンパスとしては部品の共通化をしたり、長く使い続けることで調達コストを下げる目的でこういうことをやっているのだと思います。また上位機種の機能を少しずつエントリークラスの機種に搭載していくことで、製品に序列をつけてより高い機種を購入して欲しいというようなことを考えていると思われます。
このあたりは、同じ車でも機能やオプションの有無によって異なるグレードとして販売しているのと似ているのかもしれないですね。アレも欲しいこれも欲しいとなると高いグレードを選択してしまう心理を突いているところもあると思われます。
ですが、このあたりが海外などでは非常に保守的でエキサイティングではないと思われてしまったようです。ですが、個人的にはE-M1 Mark IIの性能がより安価で購入できるとなれば、さほど悪いカメラではないと思います。ただちょっと売出し価格は高めですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://www.mirrorlessrumors.com/olympus-has-announced-the-unexciting-e-m5iii-and-e-pl10/
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