思ったより安い?
愛好家垂ぜんのNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctが価格.comに登録されています。そして売出し価格も決定しました。今後、安く発売するところがでてくるかもしれませんが、レンズに関しては値下がりが見込めない商品ですので、たぶん、ほぼこの価格で今後も売られ続けることになると思います。
というわけで、ちょっとじらしてみましたが、その売出し価格はなんと102万4650円です。もう一回書きますね。102万4650円です。
この価格ですが、希望小売価格よりもかなり安い価格になっています。希望小売価格は125万5000円ですので、本来の価格より20万ほど安くなっていることになります。製品で20万安くなる製品って、なかなかありませんよね。10万単位での割引があるものって車とか家でしょうか?ちょっと状態のよい軽自動車の中古が購入できるぐらいの金額なので、もうすごいレンズとしかいいようがありません。カメラの前に中古の軽自動車がくっついている感じですね。すごいレンズです。
当初、8000ドルと噂されていたわけですが、あながち間違いでも無いのかな?という感じです。今はレートが円高よりになっていますが8000ドルを日本円に換算すると約87万円になりますので、どちらかというと噂されていた価格に近いということがいえそうですね。
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Noctでしか出せない描写が人気に?
というわけでものすごく高価なレンズのNoctですが、プロフェッショナル写真家としてはこのレンズでしか出せない描写があるということになれば、恐らく購入しなくてはいけないレンズということになるのだと思います。自分はこのような高価なレンズを利用したことはありませんが、プロフェッショナルはこのレンズを利用して他のレンズでは絶対に撮影できないような写真を撮影するのだと思います。
このNoctの被写界深度を計算してみたのですが、人間の許容できる被写界深度の範囲としては厚さ約6mmほどになるそうです。つまりフォーカスを合わせたポイントから前後に3mmずつしかピントが合わないということで、他のレンズには不可能な描写が可能になりそうですね。その薄い被写界深度をどう活かすのかが、プロのカメラマンの方々の腕の見せ所なのだと思います。そして、この被写界深度を活かした素晴らしい構図が生み出されると、それをまねしようということで他のカメラマンもこのレンズを購入せざるを得ない状況になるのでしょうね。
ちょっとやさぐれた言い方ですが、一般の人には考えが及ばない領域にあるレンズと言えそうです。
一般的なユーザとしてはD5x00シリーズのような安価なAPS-Cや、廉価なフルサイズミラーレスを期待している人もおおいと思いますが、そろそろ廉価なミラーレスにも期待したいところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
コメント
コメント一覧 (2件)
前後3mmずつしか被写界深度がないからプロの腕の見せどころ?
ふだん何を撮るプロが、そんな被写界深度でいったい何の仕事をするんだ?
金持ちアマチュアを煽るだけの適当な記事だな。
今回のNoctはその名の通り、主に開放絞りでの夜間撮影を目的に作られたレンズだと思われます。昨今のデジタル撮影における耐高感度化と、F0.95の明るさは1977年の初代Noct発表時を越える衝撃的な画像を見せてくれそうです。これから出てくる作例を楽しみにしています。
私はZマウントレンズを4本持っていますが、どれもフォーカスブリージングが少なく恐らくNikonとしてはマウントの大口径化に合わせて動画機能の充実を図ろうとしているように推測されます。
あと、逆光時のフレアも少なくなりましたね。