OM SYSTEMはフルサイズに移行する必要はない
要約
パナソニックがより大きなセンサーサイズと、理論上より高い画質によって顧客層を拡大しようとした一方で、オリンパス(現OM SYSTEM)は当初の計画に頑なに従い続けてきた。つまりマイクロフォーサーズ、そしてマイクロフォーサーズ。
振り返れば、パナソニックがリスク分散としてマイクロフォーサーズと並行してフルサイズ機を開発することを決めたのは、まったくの驚きではなかった。パナソニックはLUMIX初期からライカのレンズ技術を活用しており、その光学系には誇らしげにライカのブランドが刻まれていた。彼らはオリンパスの目の前で“次のステップ”へ進んでいた。
ビジネス的には複数フォーマットを扱うことは合理的だったかもしれないが、私は同時に、普遍的に人気があるとは言えないフォーマットに固執し続ける“頑固さ”にも敬意を感じている。オリンパス/OM SYSTEMがマイクロフォーサーズにコミットし続けてきたのは、携帯性の高いボディや軽量レンズといった実用性と、性能の両立を重視してきたからだ。
さらに、フルサイズと比較した場合、マイクロフォーサーズレンズははるかに手頃だ。つまり、フルサイズがすべての面で“優れている”わけではない。
もしオリンパス/OM SYSTEMがLマウントアライアンス(パナソニックやライカと共にシグマが創設メンバー)に参加した場合、そのブランドは今ほど独自性を保てなくなると私は感じている。
“違う”ということは、販売戦略としてプラスに働くことがある。
Lマウントアライアンスに参加しなかったのは、当時も今も、実務的な判断だった可能性がある。パナソニックのような巨大エレクトロニクス企業と比べて、オリンパス/OM SYSTEMは規模が小さく、既存のマイクロフォーサーズと並行してフルサイズ対応のカメララインを導入するだけのリソースが単純に不足していた可能性がある。たとえ望んでいたとしてもだ。
そして、パナソニックがフルサイズをより“セクシー”に見ているのは確かだが、マイクロフォーサーズを完全に見捨てたわけではない。技術の世界で2年は長い時間だが、2024年のLUMIXGH7とLUMIX G97、そして前年のLUMIX G9IIのリリースを見る限り、噂が絶えないにもかかわらず、現時点ではマイクロフォーサーズを完全に放棄したわけではない。
パナソニックのリリースがますます動画寄りになっている一方で、OM SYSTEMのマイクロフォーサーズカメラは依然として静止画撮影者にとって堅実な選択肢だ。特に、軽量で機動力を重視する風景、旅行、ポートレート撮影のユーザーにとってはなおさらだ。
結論としては、オリンパス/OM SYSTEMがLマウントアライアンスに参加しない理由は、単に“実務的に難しいから”ではない。
参加する必要がないからだ。
独自路線を貫く意味
OM SYSTEMはフルサイズカメラに移行する必要はないとAmateurPhotographerが伝えています。上記は一部を要約してものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
記事では、マイクロフォーサーズには独自フォーマットならではの魅力があり、小型・軽量で機動力を重視するような撮影においては、堅実な選択肢であるとしています。そして、他社と異なる路線を取ること自体が強みになり得るとして、OM SYSTEMがLマウントアライアンスに参加する必要はなかったのではないかと述べています。
このように、マイクロフォーサーズのような独自フォーマットに集中する戦略は、いわゆる「フォーカス戦略」と呼ばれるものです。ミラーレスカメラ市場には、高画質や大きなボケを特徴とするフルサイズ、バランス型のAPS-Cといった選択肢がありますが、あえてマイクロフォーサーズに特化することで、小型・軽量、望遠に強い、機動力が高い、防塵防滴性能に優れたカメラを提供し、このセンサーサイズの価値を求めるユーザー層に集中して訴求していく姿勢が見て取れます。
確かに、フルサイズやAPS-Cの市場はすでに多くのメーカーが参入しており、そこで独自性を打ち出すのは容易ではありません。そう考えると、現在のようにマイクロフォーサーズに特化し、その特性を最大限に活かした魅力的な製品を展開していくことが、現時点では最も現実的で有効な戦略といえるのかもしれませんね。
さらにOM SYSTEMがPENの新製品を開発していることについて「OMデジタル ”PENの開発 すでに開始している 進捗は良い”」で詳しくお伝えします。
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