MRMC 破産との憶測が流れる
先月、ニコンは英国の投資会社にMark Roberts Motion Control Limited(MRMC)を売却すると発表した。
現在、MRMCが破産あるいは管財手続きに入ったという噂が出回っている。筆者は複数の情報筋に確認を取ったものの、現時点ではそれを裏付けることはできなかった。少なくとも今日の時点では、同社は引き続き事業を継続している。
所有権変更後に人員整理が行われた可能性はあるが、それ自体は一般的なことであり、破産に関する信頼できる情報は見つかっていない。もちろん、今後数週間から数か月の間に状況が変化する可能性はある。
MRMCは英国で100人以上を雇用しており、現在はドーセット州プールに拠点を置く英国系投資会社Blandford Capital LLPの所有下にある。
ニコンは2016年10月に英国のロボティクス企業MRMCを買収し、同社が持つ受賞歴のある高精度カメラ・モーションコントロールシステムを、自社のイメージング技術と統合してきた。これにより、ハイエンド映画制作、放送、ライブスポーツ、バーチャルプロダクション向けソリューションを展開していた。
現時点では完全に噂レベル
ニコンが売却したMRMCが破産の手続きに入ったとの憶測が流れているとNikonRumorsが伝えています。
ニコンは撮影機器ロボット制御のMRMCを買収していましたが、先日イギリスのファンドにMRMCを売却したことを明らかにしていました。そしてそのMRMCが破産の手続きに入ったという憶測が流れているようです。しかし現時点では破産の手続きに入ったという情報は流れておらず、完全に噂、憶測レベルの話となっています。
ファンドが企業を買収したのにその直後に破産手続きをするわけないと思うかもしれませんが、実際には事業再編などを前提に企業を破産させることは割とよくあるパターンであると言われています。
その理由としてまず既存の契約関係を破棄するパターンがあげられます。事業を再編するためには様々な改革が必要になりますが、その足かせになるのが債権者、様々な長期契約、従業員との契約などです。それを一気に整理し身軽になるために破産させるといったことが海外ではあるようです。
またMRMCの場合は特許や放送業界とのつながり、撮影ロボット制御のノウハウがあることから、この技術を他のメーカーに切り売りしたりライセンス料を得る方向に業務を再編する可能性も考えられます。この場合、知的財産や技術、既存の顧客とのつながりがあればいいので、基本的に会社そのものが必要にならないパターンもありうるようです。そのため会社を破産させて知的財産のみ手に入れてそこから利益を得ようと考えている可能性もあるかもしれません。
このように買収後に破産させるというのは海外では割とあるパターンのようですので、決してそれ自体は珍しいというわけではないようです。しかしすでに記述しているように現時点ではその手続きに入っているかどうかは不明で、完全に噂や憶測、想像レベルの話です。
しかしもし仮にMRMCが破産する場合には、MRMC単体では収益がなかったり負債を多く抱えていたりして、さらにニコンがMRMCをこのまま所有していてもメリットがないと判断して切り離したことになる可能性が高くなります。なのでこのパターンで処理された場合にはニコンとMRMCとの相乗効果があまりなかったと考えることができるのかもしれません。
ここのところニコンの経営や運営に関する様々な情報が流れていますが、これらすべて赤字に転落したことが影響しているのかなという印象がしますね。
ミラーレスカメラ情報Xで最新デジカメ情報を入手できるよ!
フォローしてね!
さらにニコンに関する憶測を「ニコンがエシロールに買収との憶測が流れるも実現性は低いとの見方」で詳しくお伝えします


コメント