2021年4月のBCNランキング公開
BCNが2021年4月のミラーレスカメラの販売台数ランキングが公開されています。ランキングはメーカ別のシェアのグラフもありますので、すべての記事は記事元リンクからご覧ください。
このグラフ、記事は海外でも引用する形で広く紹介されていて、かなり差があったソニーとキヤノンの差がかなり縮まっているということで、興味深く読まれているようです。特にキヤノンはEOS Kiss M2の発売が大きいようで、ソニーまで5.7ポイント差まで縮まっています。逆に、富士フィルムは他のメーカ、特にキヤノンに押される形でランキングを2月の最大シェアから5%以上落としており、上下の変動が激しくなっています。
そして、残念ながら、ニコンはもうグラフに掲載されなくなってしまいました。良いがOMデジタルで2021年のシェアが10%強であることがわかりますので、ニコンはそれ以下、たぶん一桁台のシェアしかないと思われます(日本での話です)。
さらに興味深い機種別のシェアランキング
そしてさらに興味深いと思ったのが上記で引用させていただいたシェア別のランキングですね。BCNランキングではEOS Kiss Mが1位かと思ったのですが、意外なことにα6400が1位でした。とはいえ、EOS Kiss MとKiss M2とでわかれてしまっているので、合計すると18.2%になりますのでEOS Kiss Mシリーズは相変わらず強いなという印象です。
そして発売後まもないということもありますが、かなり高価なα7Cが上位にランクインしていたり、α7 IIIが10位にランクインするなど、ソニー製品は強いなという印象ですね。
そして、こうしてみるとニコンは1機種もランクインしていません。ミラーレスカメラのランキングだとしても、ちょっと寂しい結果だと思います。そして、ニコンの機種はソニーのα7 IIIの以下しかシェアがないということになりますので、2.8%以下のシェアしか獲得していないということになります。
仮にランキングに入るとしてもZ 50が入るかはいらないかぐらいでしょうし、売れているソニーのα6600でさえトップ10に入っていないので、ランキング入りしないのも仕方が無いと言えるかもしれません。さらに廉価な製品がないとシェアを獲得できないような状況になっていると思われますね。
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (1件)
BCNはレンズ交換型(一眼レフとミラーレス。同一機種でも、色やレンズキット等で別扱い)の4月の50位までの月間ランキングをすでに公表していますが、D5600が3位、D3500が7位、D7500が16&45位、Z50が26位、Z6Ⅱが47位に入っているようです。ちなみにソニーのα7Cは13、23、29、38位に入っています。
なお3月にはミラーレスのみシェアでフジXE-4が9位に入っていましたが、今回の合算50位ランキングには全く入っていませんでした。これはX-S10供給遅れの記事の際に指摘しておられたX-E4在庫切れに関連して、このようになっている可能性もあるのやもしれませんね。