ニコンの次の新製品は何か
ニコンが新しいカメラの発表を終えたと思うか?
私はそうは思わない。
Nikon Z30II、Nikon ZfcII、Nikon Z7III、Nikon Z9IIが予想される明白なモデルであると言う者もいるだろう。可能性の高い順に並べると、(1)Nikon Z9II、(2)Nikon Z30II、(3)Nikon ZfcII、(4)Nikon Z7IIIである。Nikon Z9IIは確実であり、Nikon Z30IIは今やより重要である。なぜなら、ある意味ではNikon ZRのミニ版(同じボディデザインと簡略化の判断、静止画寄り)となり得るからである。Nikon ZfcIIとNikon Z7IIIについては、私ははるかに確信が持てない。両者はニコンにとってある種のジレンマをもたらすからである。Nikon Zfcをさらに推進すればNikon Zfの需要を下げることになり、また、私が何度も指摘してきたように、Nikon Z7IIIを作るにはNikon Z8の生産量を下げるか、Nikon Z8IIを導入するしかない。
では、明白ではない可能性についてはどうか?Nikon ZRは、いくつかの明白な可能性を開く。たとえば:
- Z3 — この小型フルサイズボディの静止画志向のエントリーモデルを作るには、大きな調整は不要である。Nikon Z5IIのイメージセンサーを搭載し、AE-L/AF-Lボタンを追加し、ビデオ関連の付加機能(オーディオホットシュー、ヘッドフォンジャックなど)を省く。1・2・3ボタンをDISP、モード、ピクチャーコントロールに変更する(露出補正はタッチまたはダイヤル操作とする)。リアLCDはバリアングルではなくチルト式に変更する可能性もある。
- ZRH — Nikon Z8のイメージセンサーを使用すれば、ZRの8K版となる。ただし、それだけでは不十分である。オープンゲート、アナモフィック対応、フォルスカラー表示などが必要である。さらに、AF-ONやFn1/2などの外部コントロールも追加すべきである。
- Z7IIIR — Nikon Z3と同様だが、Nikon Z7IIのイメージセンサーを搭載する。これは、Nikon Z8の複雑さや繊細さとは異なる層を引きつける簡略化によって、Nikon Z8と直接競合しないという問いに部分的に答えるものである。
- RED Honey Badger — これは予想外であろう。これは、EXPEED7とREDのグローバルシャッターセンサーを組み合わせ、より優れたオートフォーカスとZ9世代の機能を提供し、ZRと既存のRED製品の中間に位置するモデルである。
このように、少し考えただけでも、ニコンが次世代(EXPEED8)カメラを出す前に追加可能な明確なカメラ候補が7つ存在する。
もっとも、ニコンがEXPEED7(Nikon Z9世代)のカメラを7機種も追加することはない。EXPEED8世代に移行する前に、1〜2機種が登場する可能性の方が高い。では、その2機種は何か?私が選ぶなら、それはNikon Z30IIとNikon Z3である。なぜなら、どちらも次世代の機能を必要としないからである。
発表される可能性のある7台のカメラとは
ニコンから今後発売される可能性のあるカメラについて、Z SYSTEM USERが伝えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部のリンクからご覧ください。
記事では、ニコンが次に発表する可能性があるカメラについて述べていますが、その候補はEXPEED 7プロセッサ搭載機だけでも7台ある可能性があるとしています。
まず、Nikon Z9IIについては確定的ということで、それ以外に7台あるという指摘です。そのカメラとは、Nikon Z30II、Nikon ZfcII、Nikon Z7III、Nikon Z3、Nikon ZRH、Nikon Z7IIIR、Nikon ZRとREDシネマカメラの中間に位置するカメラであるとしています。
このうち最も重要なカメラはNikon Z30IIになるようです。というのも、Nikon ZRがREDのカラーサイエンスを採用していて非常に好評なようですので、APS-C版のNikon ZRのようなカメラになる可能性があるからのようですね。しかし、個人的にはAPS-C版のNikon ZRを発売するとしたら、ZRシリーズの名称を引き継ぐのではないかと思います。例えば、Nikon ZRcなどですね。Nikon Z30IIは廉価なAPS-Cとして継続したほうがいいように思えます。
記事では、Nikon ZfcとNikon Z7IIIについては確信が持てないとしていて、その理由は、Nikon Z7IIIを発売しても画素数でNikon Z8と性能的に重なってしまうため、Nikon Z8IIが登場しない限りNikon Z7IIIはあり得ないのではと考えているようです。同様に、Nikon Zfcはレトロデザインのカメラで、デザインがNikon Zfと重なるため、Nikon ZfcIIにEXPEED 7が搭載されるとオートフォーカス性能での差別化ができなくなるからとしています。
レトロデザインのカメラについては単発機でいいのではという考え方もあるため、Nikon ZfとNikon Zfcの後継は登場しないのではないかとの憶測も流れていますが、どうなるでしょうか?
このほか、Nikon Z3、Nikon ZRH、Nikon Z7IIIRなどという名称のカメラもありますが、可能性はあると思いますが、かなり低い確率の製品になりそうです。このようなカメラが登場しても面白いのかなと思いますが、現状のラインナップをさらに増やすのは難しいのではないかと思いますね。
もちろん、これはすべて想像で、発売されるという噂が流れているというものではありませんので注意してください。
さらにNikon Z7IIIを発売すべきという意見を「ニコンは今こそ静止画向け高画素Nikon Z7IIIを発売するべきだ」で詳しくお伝えします。
ニコン 関連情報アーカイブ !
Nikon Z9II 最新情報
ニコン 最新情報
現在噂されている新製品情報
ニコン
| カメラ | |
| Nikon Z9II | 2026年第1四半期 |
キヤノン
| カメラ | |
| EOS R7 Mark II | 2026年 |
| 1億画素フルサイズカメラ | 2025年 |
| レトロデザインカメラ | 2025年 |
| PowerShot V3 | 2025年後半 |
| レンズ | |
| RF20-50mm F4 PZ | 2025年11月下旬 |
| RF24-70 F2.8 L IS VCM(USM) | 2025年11月下旬 |
| RF300-600mm F5.6 L IS USM | 2025年11月下旬 |
| 見たことのないズームレンズ | 2025年年末頃 |
| RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り | 2025年 |
| RF-S単焦点 | 2025年 |
| RF400mm F2.8 L IS USM後継 | 2026年 |
| RF600mm F4 L IS USM後継 | 2026年 |
| RF14-28mm F2.8 L IS USM Z | 近い将来 |
| RF150-600mm F5.6 L IS USM | 計画中? |
| フルサイズAFレンズをサードに解禁? | 2026年 |
ソニー
| カメラ | |
| α7 V | 2025年12月2日 |
タムロン
| レンズ | |
| 25-200mm f/2.8-5.6 | 2025年秋 |





コメント
コメント一覧 (3件)
前半は概ね同意、後半は懐疑的、ですね。ニコンが中高級機中心路線を継続するなら、Z5系より安いフルサイズ機を出す可能性は低いと思います。そもそもZ5が15万くらいで併売されてますしね。EVFを廃せば利益を落とさず安くはできるでしょうけど……併売込みで12機種、抜きでも10種類の中、ラインナップをさらに増やす判断をするかは怪しいですね。
>Nikon Zfcはレトロデザインのカメラで、デザインがNikon Zfと重なる
>Nikon ZfcIIにEXPEED 7が搭載されるとオートフォーカス性能での差別化ができなくなるから
なんじゃそりゃ・・と思いましたけど。
なこと言ったらAPS-CというかDXのカメラ全滅しますがな^^;
まあ、順当にZfcⅡとZ30Ⅱじゃないですかね。
出てくるの。
どっちが先かはわかりませんけど。
Z30IIと、あとはZ30のFF版のZ3が出るかですね。
しかし最廉価FF機のZ3よりもZ50IIより上のAPS-C機のほうがラインナップとしては必要に思います。
来春にはD500発売から10年になるので来年のCP+辺りで上位のAPS-C機が発表されないか少し期待しています。