Nikon ZVの予想される仕様
Nikon ZVと呼ばれる動画撮影向けカメラの噂が流れていますが、Nikon ZVはこのような仕様になるのではないかという予想する仕様が流れています。この記事では、その仕様について詳しくお伝えします。
Nikon ZVについての話をしよう。このカメラは、Nikon Z6IIIで既にあるすべての動画の基本仕様を備えた噂のカメラだが、実際にはニコンの新しい映像制作向けのシネマミラーレスカメラシリーズを拡充するものだ。
Nikon ZV/Nikon Z6Vの噂
最近の噂によれば、ニコンは現在、動画向けのNikon Z6IIIに取り組んでおり、現在と同じ2450万画素のセンサーを使用している。このカメラはソニーのFX3によく似ていると言われている。またEVFを内蔵していないNikon Z30とも関係付けすることができる。つまり、Nikon Z6IIIのセンサーを使用したフルサイズ版のNikon Z30を想像することができるだろう。
カメラ名とブランド名の可能性
このカメラの名前はまだわからないが、私たちはそのカメラをNikon ZVと呼んでいる。発表時にはNikon Z6Vと呼ばれる可能性もある。噂では、ニコンがZVという名称で動画向けのブランドを開始する可能性があることが示唆されている。
Nikon Z6IIIの主要な機能
Nikon Z6IIIは2024年に発表され、2450万画素の積層型センサーを搭載し、前機種と比較して約3.5倍の読み出し速度を提供している。そのためEXPEED 7プロセッサとの組み合わせにより、6k 60pのRAW動画を内部記録しながら、同時に撮影することができる。また、若干のクロップで4k 120pやFullHD動画の撮影可能で、完璧な選択肢となる。同時に今後のZVカメラは、これまでにこのカメラに見られたすべての基本仕様を拡張して搭載する予定だ。
Nikon ZV/Z6Vの仕様(予想)
- 主要な仕様とイメージプロセッサ
- 2450万画素部分積層型CMOSセンサー
- EXPEED 7プロセッサ
- 最大20コマ/秒のRAW、60コマ/秒のJPEG撮影
- ブラックアウトフリー、576万ドットEVF
- AIベースの被写体検出を備えた493点AF
- 高度な動画機能
- 6K 60p N-RAW、6K 30p ProRes RAW
- 4K 120p、フルHD 240pスローモーション動画
- オープンゲート録画
- 2倍アナモフィックスクイーズまたはカスタムアスペクト比
- シャッター角度コントロール
- フォールスカラーディスプレイ
- DCI仕様アライメント
- 5軸IBISおよび電子VRを補完する高度なポストプロダクション安定化
- 内部NDフィルター
- アクティブ冷却システム – 過熱を防ぎ、高フレームレート動画録画を可能にする
- 強化されたオーディオと接続性
- 32ビットオーディオサポート – 24ビットPCMからアップグレードされ、ポストプロダクション向けの高い忠実度を提供し、ラインインおよびXLRアクセサリ互換性を備える
- 複数のUSBポートと機能改善 – 2つのUSB-Cポート:1つはデータ転送、外部録画、電源用、もう1つはオーディオ入力用
- カメラからクラウドへの直接接続 – 効率的なワークフローのためのシームレスなクラウド統合
- ユーザーエクスペリエンスとインターフェース
- 3.2インチ4軸ティルトタッチスクリーンLCD
- 改善された動画インターフェース
- CFexpress Type BおよびSDメモリーカードスロット
- シネマおよびプロフェッショナルレンズ互換性
- Zシネレンズとの互換性 – ニコンのZマウントシネレンズとのシームレスな統合
- アクセサリー用のマウントポイント – 動画リグや追加のタイムコード、タイムラプス、デュアルフォーマット録画サポートのための人間工学に基づいたデザイン
Nikon Z6IIIの基本機能を踏襲か
ニコンが動画撮影向けのフルサイズミラーレスカメラを発売するのではないかと話題になっています。
先日、ニコンがRED社の動画機能を搭載したソニーのFX3やNikon Z30のようなEVFのない箱型デザインの動画撮影向けZマウントカメラを発表するのではないかという噂が流れていました。その噂については3月14日に当サイトでも報告しており、比較的、ニコンの噂に関して確度が高い情報を提供してくれるサイトからのもので、一定の信頼性はあるように思える状況です。
今回の記事では、そのニコンが検討していると言われているNikon ZV(仮称)またはNikon Z6IIIV(仮称)に関する期待される仕様が記述されています。
記事にもあるように、基本的にはNikon ZVはNikon Z6IIIとほぼ同じ機能を踏襲すると言われています。Nikon Z6IIIは部分積層型というセンサーを搭載し、これは静止画ではそれほど強力できないようですが、動画ではかなりの性能を発揮しています。積層型よりも低価格で、より積層型に近い性能が出せる可能性があることから、ひょっとしたらニコンは初めから部分積層型センサーやNikon Z6IIIを開発していた段階で、すでにフルサイズセンサーの箱型動画撮影向けカメラを検討していた可能性があると考えられています。
EXPEED 7プロセッサやメカシャッターをなくしたNikon Z9などを発表していることから、ニコンがかなり将来を見据えて、換言すれば先見の明をもってカメラやセンサー、イメージプロセッサを開発している可能性が非常に高くなってきたと考えることができそうです。
上記の仕様に関しても、ほぼNikon Z6IIIの仕様と同じで、多くの人が予想するカメラの仕様に近いものではないかと思います。
しかし、まだNikon ZVの噂は流れたばかりで、発表はかなり先の話になることから、実際に製品として計画されているかどうかもわかりません。なので、現時点ではまだあまり信用せずに、こんな噂もあるのだな程度で見ていたほうがいいかもしれませんね。
さらに「ついに登場か Nikon Z5IIは5月ではなく4月に発表されるという噂」ではNikon Z5IIの発売の噂について詳しくお伝えします。
ニコン
カメラ | |
Nikon Z9II | 2025年第4四半期 |
キヤノン
カメラ | |
EOS R6 Mark III | 2025年11月6日 |
EOS R7 Mark II | 2025年末以降 |
1億画素フルサイズカメラ | 2025年 |
レトロデザインカメラ | 2025年 |
PowerShot V3 | 2025年後半 |
レンズ | |
RF45mm F1.2 STM | 2025年11月6日 |
RF20-50mm F4 PZ | 2025年11月下旬 |
RF24-70 F2.8 L IS VCM(USM) | 2025年11月下旬 |
RF300-600mm F5.6 L IS USM | 2025年11月下旬 |
見たことのないズームレンズ | 2025年年末頃 |
RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り | 2025年 |
RF-S単焦点 | 2025年 |
RF400mm F2.8 L IS USM後継 | 2026年 |
RF600mm F4 L IS USM後継 | 2026年 |
RF14-28mm F2.8 L IS USM Z | 近い将来 |
RF150-600mm F5.6 L IS USM | 計画中? |
フルサイズAFレンズをサードに解禁? | 2026年 |
ソニー
カメラ | |
3台の認証を受けたカメラ | |
α7 V | 2025年11~12月 |
レンズ | |
100-400mm GM後継 | |
FE 100mm F2.8 Macro GM | 2025年9月30日 |
パナソニック
カメラ | |
LUMIX LX100 III | 2025年10月17日 |
富士フイルム
カメラ | |
X-T30III | 2025年10月23日 |
レンズ | |
XC13-33mm F3.5-6.3 | 2025年10月23日 |
タムロン
レンズ | |
25-200mm f/2.8-5.6 | 2025年秋 |
(source)NewCamera
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コメント
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ソニーの VLOGCAM と被るから ZV は無いのでは?
ニコンは RED のブランドはどうするのでしょうかね…
この通りだとするならば、この機種はZ6IIIの動画性能を煮詰めた機種という感じになりそうですね。REDの技術はまだ本格搭載しないといった感じでしょうか。とはいえ同じ部分積層型CMOSセンサーといってもZ6IIIより測距点が増えていたり(Z9やZ8の測距点と勘違いしている可能性もあり)と不思議な部分もあるので鵜呑みにはできないものの、既存のスペックで可能な限り機能を拡張した印象があります。個人的に気になるのは今回のようにEXPEED7で可能な機能ではなくREDの機能を入れてくるかどうかなので、引き続き注目していきたいところです。
情報源がNewCameraなので真に受けないように……何らかの動画向け機種が出ることはほぼほぼ間違いないでしょうが(じゃなきゃRED買収の意味が薄いですし)