キヤノンへのインタビュー記事
キヤノン関係者に対するインタビュー記事が掲載され、キヤノンがEOS R1とEOS R5 Mark IIの違いについて述べています。この記事では両カメラの違いについて詳しくお伝えします。
EOS R5 Mark IIは多くの人に支持されているようだが、EOS R1はその役割を考えると、あまり成功していないようだ。このカメラを開発するにあたっての選択肢は何だったのだろうか?なぜEOS R3との差別化があまり行われなかったのか?
私たちはEOS-1シリーズのカメラを数世代にわたって開発してきた。私たちの基準はEOS-1シリーズの新モデルはすべて、すべての面で前モデルを上回らなければならないということだ。これが私たちにとっての基準となっている。
この考えに基づいてEOS R1を計画して開発した。プロフェッショナルの写真家にとって、機能は確かに重要ではあるが、信頼性も同じぐらい重要だ。EOS-1シリーズのモデルはフラッグシップモデルとしての一貫した品質という哲学を持って設計されている。EOS R1はEOS-1シリーズの哲学を受け継ぎ、前モデルと同じような厳しい品質基準に答えている。その製品の計画の背後にある考えだ。もちろんEOS R1とEOS R3は同じ画素数だと気づいている人がいることは理解している。しかし、ユーザがモデルの違いを認識してくれると願っている。例えばAF性能は大幅に改善されており、クロスAFがある。
EOS R5 Mark IIとEOS R1の違いはそれほど多くないかもしれない。またEOS R1の購入を検討していた一部のプロフェッショナルはEOS R5 Mark IIに満足するかもしれない。EOS R5 Mark IIはより高解像度のセンサーを搭載し、様々な撮影に対応できるため、より汎用性がある。これらの両モデルの違いをどのように説明するのか?
EOS R5 Mark IIは写真と動画の両方で高い性能を得ることを目指したハイブリッドカメラだが、EOS R1は困難な環境でもより信頼性をもって最高の写真を捉えるために設計されたカメラだ。
EOS R1はプロフェッショナルの写真家のために設計されている。これは私たちの目標だ。そしてプロフェッショナルは1番のものを使い続けることを好む。EOS R5 Mark IIもプロフェッショナルの写真家の間で使用されているが、従来のようなプロフェッショナルカメラとは見なされていない。従って、彼らは新しいEOS R1が前モデルよりも優れていることを確認したいのだろう。だからこそ、私たちはEOS R1に搭載されているすべての機能を最大限に活用しなければならない。各仕様を比較するとEOS R5 Mark IIではカバーできない部分があることに気がつくだろう。EOS R1はプロフェッショナルが良い写真を撮影するために必要な機能が確実にカバーされている。
EOS R5 Mark IIでカバーできない領域をカバーするR1
キヤノンへのインタビュー記事が掲載されています。上記は一部を機械翻訳したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、インタビューではEOS R1がEOS R3と比較してあまり進歩がなく保守的な設計になっていることを念頭に、キヤノンにEOS R1とEOS R5 Mark IIの違いについて聞いています。質問している人はEOS R5 Mark IIのほうが画素数が多いので汎用性がEOS R1より高いと考えているようで、どこにEOS R1の需要があるのか?というようなことも聞きたかったのだろうと思いますね。
インタビューでは、EOS R1はプロフェッショナル向けに作成されたカメラで、高い信頼性があり、そのおかげで撮影に失敗する可能性を少しでも低くするために開発されていることが示唆されています。また、実際にはEOS R1はEOS R5 Mark IIでカバーできない領域をカバーしており、そのために様々な機能や能力があるプロフェッショナル向けのカメラとして設計されているところが、EOS R5 Mark IIの違いだと主張していることがわかりますね。
そういう意味では実際の機能の部分だけではわからないところ、壊れにくさ、扱いやすさ、堅牢性、防塵防滴性能など多くの点でプロフェッショナルの基準に耐えうる設計となっているからこそフラッグシップモデルと呼ばれていて、ヒエラルキーの頂点にいることがわかりますね。
さらに「キヤノン “EOS R1の高解像度版はない 高解像度を担当するのは5シリーズだ”」ではEOS R1の高解像度版カメラの可能性について詳しくお伝えします。
Nikon Z 9 | EOS R1 | |
イメージセンサー | 4571万画素 裏面照射積層型 | 2410万画素 裏面照射積層型 |
エリア全域でのクロスAF | - | 対応 |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 | DIGIC X + DIGICアクセラレータ |
常用ISO | 64-25600(拡張32-124000) | 100-102400(拡張50-409600) |
フォーカスポイント | 493点 | 1053点 |
メカシャッター | - | 対応 |
動画(最大) | 8K 30p、4k 120p | 6k 60p、4k 60p |
EVF | 0.5インチ 369万ドット | 0.64インチ 944万ドット |
視線入力AF | - | 対応 |
背面液晶 | 3.2インチ 210万ドットタッチ式4軸チルト | 3.2インチ 210万ドットタッチ式バリアングル |
ボディ内手ぶれ補正効果 | 6.0段 | 中央8.5、周辺7.5段 |
連続撮影(電子シャッター) | 20コマ(4570万画素、RAW) 30コマ(4570万画素) 120コマ/秒(1100万画素) | 40コマ(2410万画素) |
メモリカード | デュアルCFExpress Type B/XQDスロット | デュアルCFExpress Type Bスロット |
バッテリー | EN-EL18d | LP-E19 |
シャッター速度(電子シャッター) | 1/32000~30秒 | 1/64000~30秒 |
シャッター速度(メカシャッター) | - | 1/8000~30秒 |
シンクロ同調(電子シャッター) | 1/250秒 | 1/400秒 |
マイク端子 | 対応 | 対応 |
ヘッドホン端子 | 対応 | 対応 |
GPS | 対応 | 対応 |
最大画像サイズ | 8256×5504ピクセル | 6000×4000ピクセル |
測距可能輝度 | -7~19 EV | -7.5~21 EV |
バッテリー寿命 | 700コマ | 530コマ |
WiFi 6G | - | 対応 |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
サイズ | 1340g、149×150×91mm | 1115g、158×150×87 mm |
価格 | 店頭予想約70万円前後 | キヤノン公式108万9000円 |
(source)photorend
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コメント
コメント一覧 (4件)
EOS R1とEOS R3 をユーチューブで比較している方がいますが
センサー等、異なることもあって高感度画質は EOS R3 が良くて
AFの能力、連写は EOS R1 が良く背面モニターはEOS R3 が
高画素など色々異なる性格付けがなされているようです。
結論としてはどちらも素晴らしいカメラだそうです。
仕事では EOS R3 で月何十万枚も撮るそうです。
自分の使う環境に合わせて選べば良いのではと思います。
>予想通り、どちらのモデルも非常にうまく機能しています。なお、発売以降、バックオーダーも発生しておりますので
ともあるので「あまり成功しなかった」わけではなさそうですね。
画素数などの数字(わかりやすいスペック)や価格を見れば、当然ながら一般的にR5IIのほうが受けが良いでしょう。R1はプロ用機なので一般的な普及機ではなく文字通りプロフェッショナル的な使い方が求められるため、数としてはR5IIのほうが出ているでしょうし……
AF性能や画質もそうですが、環境に寄らず可能な限り動きを停止しない、動作を遅れさせる要因の徹底排除という重要なポイントを挙げてみてもR1は信頼性重視のカメラに見えます。そのため「R5IIとR1に違いはそれほど大きくないのでしょう」というコメントを見ても、このインタビュワーはR1の顧客ではないことが容易に想像できますね。
(数字しか見ないスペックオタクから見て)成功しなかったという話かな?
キヤノンはプロからめちゃくちゃ意見を集めて1を作り上げるから、ガチのプロには普通に売れてるでしょ。
最初から、スペックオタクのアマチュアやプロ崩れは相手にしていない。
普通に差別化はされてると思うけど
これでも足りない人は鈍感なだけじゃないの?