キヤノン 米国で値上げか
キヤノンが米国国内での製品価格の値上げを検討している可能性が高いようです。しかも世界的な値上がりにつながる可能性もあるという指摘もあり、この記事で詳しくお伝えします。
アメリカと中国の間の現在の貿易戦争に対応して、キヤノンUSAが全体的に価格を引き上げる可能性があるようだ。アメリカは日本に対する24%の報復関税を一時停止しているが、以前として10%の関税が存在している。
キヤノンの中国におけるサプライチェーンでは、カメラやレンズだけでなく、それ以上のものが含まれており、価格に影響を与えるだろう。またサプライチェーンにも影響を及ぼす新しい半導体関税の脅威も存在している。
電子機器、および半導体貿易の変化によって、カメラやレンズがどのような影響を受けるのか、今後、見守る必要があるだろう。
キヤノンUSAは消費者向け製品全体にわたって希望小売価格を引き上げる予定であると伝えられている。価格がどの程度上がるかは現時点では不明だが、値上げが今後の2週間以内に行われる可能性があるため、長く待たされることはいだろう。アメリカでの価格の変更が他国にも影響するかどうかは不明だ。EUなどからカメラやレンズに対して日本との間の直接的な関税は存在しないものの、サプライチェーンのコスト増加がアメリカ国外での価格に影響を与える可能性もある。
世界的な値上げに発展する可能性も?
キヤノンがアメリカ国内での製品の値上げを検討しているのではないかという噂が流れています。記事によれば、アメリカの相互関税によって、日本からは10%の関税が課されることが確定しているため、製品の値上げに踏み切る可能性があるようです。
キヤノンは中国で生産していないようですが、多くのアクセサリを含む関連する製品に関して中国製造のものを利用しているとして、それらの価格は大幅な値上がりは避けられない見込みです。
またアメリカ国内での販売数が減ることにより、キヤノンは製品全体の価格設定の見直しを迫られるのではないかと指摘しています。アメリカは大きな市場ですから、当然、そこからの利益をある程度見込んでおり、それは少ない金額ではないと思われます。そのため、生産計画や研究開発費の償却など製品全体から得られる利益を計算していると思われます。アメリカからの利益が得られないということになると、他に転嫁する必要があるかもしれないということで、世界的な値上がりにつながる可能性があると指摘しています。
実際にどのようになるかは不明ですが、3ヶ月後に実際に高関税が課せられると問題になってしまいますので、少なくとも今から何かしらの対処をしてリスクを少しでも減らす方向にしていかないといけないのだと思いますね。
(source)CanonRumors
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コメント
コメント一覧 (2件)
キヤノンと中国との関係は米国の関税とは直接関係ない様な気がします。
また為替レート等の影響を無視すると話が変な方向に行ってしまう。
国際取引は素人が考えるほど単純ではないと思います。
余計なことを心配せず終息に向かうのを待てば良いと思う。
想像だがこれから国際相場は対ドルで円高に向かうような気がする。
なので関税に関係なく米国での価格は上昇するかもしれません。
ただし一定期間は据え置かれるはずです。(米国の年度切り替えに
合わせれば12月まで)
様々な要因で為替レートで基軸通貨が暴落することもあるので
静かに見守るしかないですね。
ココで言うサプライチェーンのコストアップって一体何なんだろ
単にアメリカのみ関税分、上乗せして販売すれば済む話
既出の製品がアメリカ以外の国で値上げされるのは考えにくい
特殊な一部のレンズは4月頭に数個値上げされたようだが
アメリカはキヤノンも台数ベースで約30%は占めてると予想される
CIPAのデータに比例した数量に近いと思われるから
もしアメリカが半分になり15%になっても、その15%分は残り70%の地域を120%にすれば84%になり、14%増えてアメリカの減少分をほぼ穴埋め出来る
それを単純に単価アップで乗り切るとは思えない
もしかしたら、新製品に付いては5%程度のアップになる可能性は否定できないが、販売数量増やせば前年並の売上はキープ出来るし、そもそもアメリカで10%値上げすれば、多少販売数量減るにしても、その減った分を特に新製品に付いては言えば他所の地域に回せば引く手あまた
実際V1は半年待ちにキヤノンオンラインショップではなってるみたいだし
丁度アメリカ減った分、他地域のユーザーは納期20〜30%は短くなる可能性は充分あるので助かる位
特に今年のキヤノンのカメラリリースラッシュはかなりハイペースみたいだし、評判も良いから