CIPA 23年2月のデジカメ出荷数量を公表
CIPAが2023年2月のデジカメ出荷数量を発表しています。2023年2月はどのような結果だったのでしょうか?
それでは統計をみてみましょう。
この他にもデジカメ出荷数量の推移グラフなどもありますので、すべての統計は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
この統計をみるとちょっと面白い傾向になっていることがわかります。探すのが大変だと思いますので、該当箇所のみ書き出してみたいと思います。
- 2023年2月デジカメ出荷数量
- レンズ交換式
- 出荷数量 前年同月比 90.7%
- 出荷金額 前年同月比 110.6%
- レンズ一体型
- 出荷数量 前年同月比 89.8%
- 出荷金額 前年同月比 137.3%
このようにレンズ交換式、レンズ一体型ともに数量ベースでは去年の2月より減少しています。しかし出荷金額はレンズ交換式が10%増、レンズ一体型が約40%増となっています。なぜコンデジは金額ベースでこれだけ増加しているのでしょうか?
出荷数量が減っているのに金額が増えているというのは、それだけ高額なカメラが売れていることを意味しています。ミラーレスに関しては、最近の値上げが反映された側面もあると思います。さらに高機能化によって価格が全体的に高めになっていること、ハイエンドモデルの売れ行きがよかったことも出荷金額の増加の理由になっていると思います。
しかしレンズ一体型のこの金額の状況の理由はなぜなのでしょうか?
レンズ一体型、いわゆるコンデジやネオイチなどが含まれるわけですが、日本でも金額ベースで前年同月比159.8%、中国でも156.5%、アメリカではなんと約2倍の193.5%と販売金額が高くなっています。
高級コンデジの売れ行きが好調?
すでに記述したように販売台数が減っているのに金額ベースでは増えているということですので、高価なカメラが売れているということは間違いないと思います。
そうなると高級なコンデジが売れたということになるのでしょうか?考えられるのは富士フイルムのチェキ(ハイブリッドのほう)、リコーのGR III、富士フイルムのX100V、この他、めちゃくちゃ価格の高いライカのカメラなどが売れて金額ベースで上昇している可能性があると思います。
しかし、それだけではちょっと納得いかないようなモヤモヤが残ります。実際には何が理由で、これだけ金額ベースで上昇しているのでしょうか?いずれわかったら改めて報告したいと思います。もしご存じのかたがおられましたらお教えいただけると嬉しいです。
(記事元)https://www.cipa.jp/j/stats/dc.html
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コメント
コメント一覧 (1件)
確かに不思議な感じもして、価格comに行って価格推移グラフを見てみました。BCNではIXY650
は上位のようなので見てみると、22年4月までは2万円越えぐらいの価格だったのが、現在では3万円越えの値段になっていたりしました。SX740はそうは上がっていない感じ? P950は下がっています。GR3は2万円ぐらい上がっていますね。何か価格上昇の影響も、大きそうな気もしてきました。