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ニコンは2000年代にカメラを諦めれば世界は変わっていた??

2022 9/29
カメラ業界・市場動向
ニコン
2022年9月29日
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ニコンはカメラに注力しないほうがよかったのか

ニコン、キヤノンは半導体製造装置を供給しているメーカでもありますが、もしこの2社がカメラに注力していなければ世界が変わっていた可能性があるという記事が公開されています。どのような内容なのでしょうか?

それでは記事をみてみましょう。

オランダ企業で最大の時価総額を誇るASMLは「半導体露光装置」のメーカーである。この分野ではかつてニコンとキヤノンが大半のシェアを持っていたが、現在はその一部から2社とも撤退している。一橋大学名誉教授の野口悠紀雄さんは「2社ともカメラという消費財に注力してしまった。そうでなければ世界は変わっていたはずだ」という――

(中略)

 ASMLとニコン、キヤノンの違いは何だったのか?  それは、中核部品を外注するか、内製するかだ。ASMLは中核部品を外注した。投影レンズと照明系はカールツァイスに、制御ステージはフィリップスに外注した。

(中略)

 それに対して、ニコンは、レンズはもちろんのこと、制御ステージ、ボディー、さらにソフトウエアまで自社で生産した。外部から調達したのは、光源だけだ。このように、ほとんどを自前で作ったため、過去の仕組みへのこだわりという問題が生じたといわれる。また、レンズをどう活用して全体の性能を上げるかよりは、どうやってレンズの性能を引き出すかが優先されるという問題が発生したともいわれる。

 結局、日本型縦割り組織を反映してすべてを自社で内製化しようとする考えが、負けたのだ。

(中略)

 部品について、ASMLは製造者ではなく購入者であったため、品質評価が客観的であったといわれる。また、多くの技術を他社に依存する必要があったため、他社と信頼関係を築く必要があった。そして、顧客であるTSMCやサムスン、インテルなどと連携して、技術と知識が蓄積された。それが成功につながったといわれる。

 それに対して、技術力が高いニコンは、他社と協業するという意識が低かった。それが開発スピードを低下させ、開発コスト負担増を招いたというのだ。

PRESIDENT Online

高い技術力ゆえのジレンマ?

かつてニコン、キヤノンは半導体製造装置で世界シェアの多くを得ていましたが、今ではオランダのASMLという会社にシェアを奪われています。なぜそのようなことになったのか、この記事では分析をしています。

記事によれば、ASMLは各種部品を購入して組み立てて製品を作ったのに対し、ニコンはほぼすべてを内製して半導体製造装置を製造したとしています。そのため、これまでのやり方にとらわれて、製品の性能を向上させることができず問題になってしまったとしています。

また、多くの製品を内製できたという高い技術力があったため、すべての製品を自社で設計しなければならず、社内の開発リソースは限られているので開発速度も低下したのだと評価しています。

仮にこの記事の内容が正しかったとして、技術力が高いゆえにシェアを得ることができなかったとしたら、それは確かに皮肉的にも思えますね。

そして題目にある「2社ともカメラという消費財に注力してしまった。そうでなければ世界は変わっていたはずだ」については、もしカメラに注力せず、2000年代の初めに半導体製造装置に注力していたら世界が変わっていただろうとしています。

2000年代の初めというと廉価コンデジもめちゃくちゃ売れていた時代ですので、この時代にカメラ事業に注力をしないという経営戦略は個人的には不可能なのではないかと思いますね。いまから考えれば確かにそうだよねという印象ですが、それは今の状況がわかっているから言える「後出しじゃんけん」のように思えます。

しかし一方で、いわゆるガラケにカメラが搭載され「写メ」として人気になったのは2001年前後でした。その頃はあまり画像もよくなかったのですが、写メの大ヒットを受けて、ガラメーカはこぞってカメラを搭載します。このことをみて、将来的にはガラケ(スマホ)のカメラ性能が向上し、廉価コンデジが売れなくなっていくという将来を予想できた人もいるのかもしれません。ただ、個人的にはこの頃からデジカメ市場の衰退を予見しろというのは、ちょっと酷なのではないかと思います。

そして、いまニコンは新しい事業として3Dプリンタなど精機事業に活路を見いだそうとしています。少なくとも今後はカメラ事業に大きな投資をするとは思えないので、いまこの記事にあるような他の事業に積極的に注力している段階であると思いますね。

これが成功するかどうかは、もう少し様子をみてみないとわからないと思います。そしてニコンがもし2000年代にカメラ事業を諦めていたら、本当に経営状況は変わっていたのでしょうか?そのあたりも想像するとちょっと面白いかもしれません。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • Kumaboss01 より:
    2022年9月29日 19:01

    野口悠紀雄の分析は、大体が的外れです。
    読む価値はありませんよ。
    ビジネスの世界に正解はありませんからね。

    返信
  • たまお より:
    2022年9月29日 21:40

    後からなら何でも言えるの典型例、テンプレートですね。
    こんな事を言い出したら、キリが無いかと(笑)

    返信

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