キヤノン 85mm f/1.4、130mm f/2.0の新特許を出願

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キヤノン 新レンズの特許

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概要

【課題】
小型で収差変動を抑えたフォーカシングが可能な光学系を提供する。

【背景技術】
撮像に用いられる光学系として、特許文献1には、いわゆるインナーフォーカス方式の光学系が開示されている。

【発明が解決しようとする課題】
インナーフォーカス方式の光学系には、小型でありながらも、収差変動を抑えたフォーカシングができるものが要望されている。

主な実施例

焦点距離 82.50
Fナンバー 1.85
半画角(°) 14.69
像高 21.64
レンズ全長 97.83
BF 15.33

焦点距離 83.17
Fナンバー 1.46
半画角(°) 14.58
像高 21.64
レンズ全長 118.00
BF 16.00

焦点距離 131.00
Fナンバー 2.06
半画角(°) 9.38
像高 21.64
レンズ全長 135.06
BF 16.29

焦点距離 55.08
Fナンバー 1.85
半画角(°) 21.44
像高 21.64
レンズ全長 78.50
BF 14.00

大口径単焦点レンズの特許か

キヤノンが新たなレンズの特許を出願していることが明らかになりました。主な実施例として上記のような仕様のレンズが取り上げられています。まとめると以下のようなレンズとなるようです。

  • 85mm f/1.8
  • 85mm f/1.4
  • 130mm f/2.0
  • 55mm f/1.8

像高から、このレンズはフルサイズ用のレンズと思われます。それでは、どのような特徴のレンズなのか、詳しく見ていきましょう(当サイトの解釈です)。

レンズ構成は大きく三つのブロックに分かれていて、前側に配置された前群、中央に配置されたフォーカス用の中間群、そして像側に配置された後群という構成になっています。フォーカスの際に動くのは中央の中間群だけで、前群と後群は動かないように設計されています。

つまり、ピント合わせのために動く部分を最小限に抑え、レンズの外観を変えずにフォーカスできる構造になっているわけです。特許では、この中間群の厚みや長さ、レンズ同士の間隔などを細かく制御することで、フォーカス時の画質変動を抑えつつ、レンズ全体の小型化も実現できると説明されているようです。

One Point!:インナーフォーカスって?
ピント合わせの際に、レンズの一部だけを内部で動かす方式のことだよ。 レンズの全長が変わらないから、バランスが崩れず、ホコリの侵入も防ぎやすいんだ。

この特許の狙いは、フォーカス時の画質変動を抑えることと、フォーカス用のレンズを軽くして動かしやすくすること、そしてレンズ全体を小型化することにあるようです。フォーカス時の収差変動を抑えながら、フォーカス群を軽量化し、レンズ全体のサイズを抑える工夫がされており、これらを満たすことで、フォーカスしても画質が崩れず、しかもレンズが大きくならないというバランスの良い光学系が得られるとされているようです。

One Point!:フォーカス群を軽くする意味って?
動かすレンズが軽いと、AFモーターの負担が減って、 ピント合わせが速く静かになるよ。

AFそのものを高速化することを直接の目的にした特許ではありませんが、フォーカス時に動くレンズを軽くし、動かす距離を短くするという設計は、結果的にAFモーターの負担を減らし、フォーカス速度や精度の向上につながると考えられます。つまり、AFを主目的にした特許ではないものの、AFにとって有利な副作用を持つ設計だと言えそうです。

まとめると、この特許はインナーフォーカス方式の中望遠単焦点レンズを、より小型で扱いやすく、フォーカス時の画質変動が少ない形で実現するための光学設計を示したものだと考えられます。フルサイズミラーレス向けの現代的な中望遠レンズの設計思想が反映された特許になっているようです。

One Point!:中望遠単焦点ってどんなレンズ?
85〜135mmあたりの焦点距離で、ポートレートやスナップに向いたレンズだよ。 背景を大きくぼかしつつ、被写体を自然に引き立てる描写が得意なんだ。

特許ではレンズをできるだけ薄く、少ない枚数を使用するようになっており、個人的にはRF45mm F1.2 STMのような低価格なレンズの中望遠レンズ版ではないかと想像しているのですが、このレンズが登場することはあり得るのでしょうか?

さらにキヤノンの新製品の噂を「キヤノン 5月にRF300-600mm F5.6発表との情報」で詳しくお伝えします。

J-PlatPat

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