ソニーが中判センサーのカメラを発売する?
これはソニーの中判カメラが登場するとに関して、再び流布されているいくつかの昔の噂だ。これは私が最近、新しい情報から得た情報のまとめになる。
・ソニーは中判カメラ市場へ参入することを計画している
・今後2年間、ソニーは1億5000万画素、2億画素のどちらか一方、または両方のセンサーで、フルサイズセンサーより2.5倍大きいサイズのセンサーの中判カメラを製造すると噂されている。
・価格は1億5000万画素センサーで7500ドル、2億画素で9999ドル。
・新しい中判センサーのカメラは、新しい湾曲センサーを採用することになるだろう。湾曲センサーなので、プライムレンズだけになる。
・ソニーはまた、Eマウントレンズを新しい中判カメラのシステムに装着することができる特別なアダプタをリリースすると噂されている。
・3本の中判センサー用のレンズの発表が予想される
・モデルネームは、例えばα7M Iやα7M IIのようなものになると予想される
・開発発表はα7R Vと同時に行われるだろう(2021年6月?)私はこのような情報をあまり信用していないが、過去にそれは過ちだったことがあった。また、ソニーの中判センサーのカメラに関する同様の噂は、以前から流れている。
-SonyAlphaRumors
ソニーが中判センサーのカメラを発売するのではないかという噂がでてきているようです。
まず基本的な流れですが、以前にも確かにソニーから中判センサーを採用したカメラが発売される可能性があるのではないか?という噂がありました。そして、上記の噂は、新しい情報として最近得たものをまとめてものであると主張しています。
まとめると、1億5000万画素、2億画素の2台のカメラが噂されていて、記事執筆時点の為替レートでそれぞれ約90万円、約120万円になるだろうとしています。そしてセンサーは湾曲センサーを採用しているとしています。このため、おそらくですがズームレンズを装着することができず、大口径単焦点レンズのみだけになるとしています。そして、既存のEマウントレンズを取り付けることができる何かしらのアダプタが発売される可能性があるようです。
この噂の中に2021年6月という日付がありますが、たぶんタイポで実際には2022年6月ということを述べたいのかな?と思いますね。
ソニー大口径マウントへ移行の可能性は?
ソニーが中判センサー市場に参入するとしたら驚きですが、さらにそれに採用するセンサーに湾曲型のセンサーを採用するとしたら、輪をかけて驚くような状況ですね。通常、イメージセンサーには、より垂直に光を照射したいのですが、センサーが大きくなるとそれが非常に難しくなります。どのような状況になるのか、オリンパスのサイトから引用してみます。
-オリンパスサイトより
このようにセンサーの隅では斜めに光が照射される形になり、これにより光量が少なくなったり、画質の劣化につながります。だったら、それに併せてセンサーの四隅を湾曲させて垂直に光が入るようにすればいいではないのか?といったことから考え出されたのが湾曲型のイメージセンサーです。
ただ、これだとたぶんズームレンズは難しいと思うのですが、どうなのでしょうね。デジタル補正前提で設計すればなんとかなっちゃうものなのでしょうか。
また、もし中判センサーを採用したとすると、当然ですがEマウントでは絶対に不可能なので、ソニーは新しいマウントを採用することになります。そうすると、当たり前ですがEマウントより大きな口径のマウントになります。そうなると、ひょっとしたら将来的には、フルサイズと中判センサーの両方のレンズが利用可能な新マウントを採用するという可能性も考えられるのではないのかなと思いますね。
そうすると、このようなマウントの使い分けになります。
・新マウント 中判、フルサイズ
・Eマウント フルサイズ、APS-C
そして、新マウントで利用できるEマウントレンズ用のアダプタが、もし新マウントフルサイズミラーレスで利用される可能性を考えると、ソニーがいよいよ大口径の新マウントを検討している可能性もみえてくるので、非常に面白い情報だと思いますね。中判センサーの湾曲部分が、フルサイズセンサーの範囲の外に限定されるとしたら、既存のEマウントレンズを装着しての撮影も可能になるのかなと思います。
ニコンのZマウントについても、中判センサーがぎりぎり利用できるのではないか?という噂がかなり昔になありました。もし、なんとかぎりぎり中判センサーを採用することができるとした場合、APS-C、フルサイズ、中判すべてでZマウントが利用できるという夢のような状況もみえてくるのかもしれません。
さて、ソニーは本当に中判カメラ市場へ参入するのでしょうか?
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (3件)
技術はあっても需要は如何なものか。
そもそも1億画以上の画像をデジタル表示するスペックが。。皆無に等しい?
スマホ最新スペックでも4K表示が良いとこでしょ?
クロップ使用するにしても、用途を考えても、需要供給バランス的に厳しいのではないでしょうか。
億単位の画素数に対応したディスプレーが普及すれば別物なんでしょうが、少なくとも、今の私には画素数競争には興味がありません。
APS-Cに注力するフジと違って、ソニーは明らかにフルサイズ一辺倒ですからねぇ。
センサーサイズは36×24=864の2.5倍=2160なので、53.2×39.9=2122ってとこでしょうか。(比率4:3)
ここまでの大型・超高画素センサーを本当に求める層はどの程度か……GFXも一定の地位を築いてはいますけど主流ではないですし。
ちなみに億単位画素の表示は16Kモニターが出てくればようやくですが、市場では4KどころかフルHDだってまだまだ主流。
少ないと言われがちな2000万画素すらオーバースペック、むしろ適度に縮小した方が全画面表示では(誤差レベルで)解像感上がりますからね。まぁ、超高画素から縮小した方がさらに向上するのかもですが……
ソニーは 中判センサーを作る能力があってもカメラとして
システムを作り上げる技術があるのかどうかですね。
現状、あるとは思えません。
湾曲センサーを使うと言うことはズームレンズは無理ですね。
キヤノン、ニッコール、フジノン等が平面センサーで使える
中判用レンズが作れるのでキヤノン、ニコンが参入するなら
話は分かりますが。
需要が縮小に向かっている所にソニーも含め参入するとは
思えません。