(記事を一部引用しています)
(記事元)http://www.cipa.jp/stats/documents/j/dw-202006.pdf
デジカメ出荷数、若干盛り返すも未だ低迷
CIPAが2020年6月度のデジカメ出荷数に関する報告をしています。画像クリックで拡大します。
どのような数値になっているかは、具体的に画像をご覧いただくとして、相変わらずかなりひどい状況になっていることかわかります。
まず、レンズ交換式カメラの2020年6月は前月の5月の約21.4万台から約32.6万台と50%以上、販売数が復活していることがわかります。これはこれでいい傾向ですよね。どん底だった5月の販売数量の1.5倍になっているということは、それだけ復活しているということが言えると思います。
ですが、簡単に安心することはできない状況です。2020年6月の出荷数量を前年の2019年6月の出荷数量と比較すると、なんと今年の6月は前年の50%となっています。つまり、今年の6月は去年の6月の半分しか売れていないという状況になっています。これは、かなり衝撃的な状況であると言えますね。
2018年との比較では、さらにひどい状態で、カメラの販売数は約3割ぐらいまで激減しています。近年はカメラの販売が低迷していると言われていますが、ここ2年でカメラの販売数が70%減少している計算になりますので、非常に厳しいですね。
新しいイノベーションに期待
今のカメラはミラーレス化や、瞳AFなど、おもにミラーレス化に伴う様々な関連技術の向上や、センサー技術の向上で高感度耐性、高品質動画などで技術の向上が行われています。
ですが、それも過去の製品から若干程度よくなったという程度で、もうかなり昔から普通に静止画を撮影しているレベルでは、誰もが満足できる状況になってしまっています。
そしてスマホとの差としては、スマホが複眼化して光学ズームに近づいてきたり、様々な合成技術を用いて画像の精細化が増してきていて、レンズ交換式との差は少なくなってきています。
こうなると、新しくカメラを購入しようかな?と考える人も少なくなってしまうことも理解できますよね。
言うほど簡単ではないことは理解できますが、やはりスマホとは決定的に違う差別化ができるというようなイノベーションや、現在のカメラにしかない魅力を周知することが必要ではないのかなと思います。
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