デジカメ販売かなり低調
CIPAが2020年1月のデジカメ出荷台数について報告しています。画像クリックで拡大します。
記事によれば、2020年1月期のデジタルカメラの出荷台数は80万4646台となっています。これはレンズ交換式、デジカメも含む世界での出荷台数になります。
驚くのは、その減少具合ですね。2018年1月の出荷台数が134万0492台だったものが2019年1月には100万1398台に、そして今年1月は80万4646台となります。ということは計算すると、2020年1月は2018年1月の60%しかカメラが売れていない計算になります。約半減という衝撃的な結果になってしまっていますね。
買い替え需要の喚起が鍵
現在の廉価コンデジについては、スマホのほうが機能向上してしまっているぐらいになっているので、廉価コンデジの販売数が減少していることがわかります。廉価な製品が売れなくなった場合には、より高機能で高価な商品にシフトして販売台数が減っても利益で勝負するというのが経営の王道です。そのため販売台数が減少するというのは、あるいみ必然ですが、それにしても2年間で60%も販売台数が減少しているというのは衝撃的な結果と言えそうです。
カメラというのは、つい数年前までは日進月歩というような感じで進化していっていました。数年経つとかなり機能的に進化していたので、だったら新しいカメラを購入しようと考えた人も多かったのではないのかな?と思います。ですが、最近は撮影した写真のレベルが、ほとんど一般の人では満足できるレベルに達してしまい、画質という観点からは、わざわざ買い換える必要があるのかな?というレベルにまで達してしまっていると感じています。
そのため画質以外のその他の機能の若干の向上程度ですと、画質はほとんど同じだから別に買い換えなくてもいいやと感じている人も多いのではないのかな?と思います。ですので買い換え需要を促すためには、やはり新製品を購入すると、これだけ便利になるとか、ピントを合わせやすくなるとか、圧倒的な変化がもたらされるような内容がないと難しいのではないのでしょうか。
ですが、そうはいっても、そのような製品を簡単に思いつくわけではなく、各メーカとも試行錯誤を繰り返したり、必死に努力していると思うのですが、この製品だったら買い換えたいなという製品をぜひとも販売して欲しいと思いますね。
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