パナソニックが成功を収めている理由
なぜパナソニックのカメラが成功しているのか、パナソニックはどのように考えているのでしょうか?パナソニックへのインタビュー記事から面白い内容がわかりました。
(前略)
彼はパナソニックがフルサイズのS5 IIやS5 IIXなどの製品で多くの成功を収めていると述べている。これは、これらの製品が動画と静止画の間の障壁を取り除くことを目指しているため、大きな成功を収めているという。また、彼は特定の機能について指摘し、その影響力について述べている。
「特にリアルタイムLUTは、LUT機能を静止画にも拡大し、動画と静止画の両方で色を楽しむ能力が高く評価され、販売を牽引している。一台のカメラで動画と写真を撮影し、それらを芸術作品として共有する需要が、全体的な需要を支えていると思う」と述べる。
次の5年間でカメラ業界を牽引する顧客のタイプについて聞くと「私は将来の映像市場は動画と静止画の境界を越えて、個々のプロデューサーが撮影から編集まで一人で作品を作り、少人数で作品を作るプロフェッショナルなクリエイターによって牽引されると信じている。これにより生産効率が向上する」
(後略)
記事では、パナソニックへのインタビューが行われています。そこでパナソニックのフルサイズカメラがなぜ成功しているのかということについて聞いています。その返答としては、パナソニックのフルサイズのカメラは静止画と動画の間にある障壁を取り除き、ハイブリッドカメラになっているからだと返答しています。
またLUT機能についてとりあげ、LUT機能を静止画にも拡大し、動画と静止画で色を楽しむことができる点を魅力に挙げているようです。LUTは画像の色味を変更できる色のプリセットのようなもので、富士フイルムのフィルムシミュレーションや、各カメラにあるピクチャーコントロールのようなものとなっています。
パナソニックのLUT機能は拡張され、オリジナルのLUTを自分で作ったり、公開したり、また他人が公開しているLUTをダウンロードして自分のカメラに適用することが可能になっています。
最近はニコンも同様の「レシピ」を公開したりダウンロードしたりできるようなクラウドを公開しており、画像の色味を自分で様々に変更することができる機能が求められているようです。
以前はRAWで自分のPCで色味を変更していたわけですが、若い人の場合は特にPCを所有していないケースがあり、カメラで完結できることが重要になるようです。また引用外ですが、動画データをすべてスマホに転送して編集するのは、動画データが大きすぎる場合は現実的ではないとして、動画の編集や色味の変更などについてもカメラの中で完結し、編集後の動画をシェアしたりスマホに転送できるように考えているようですね。
しかし、最近は各社ともハイブリッドカメラに注力していますので、パナソニックの今後の展開が楽しみですね。
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(記事元)DPREVIEW
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