キヤノン 85mm f/1.4、100mm f/1.4 交換レンズ特許を出願

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キヤノン 新レンズの特許

概要

【課題】
小型で色収差・像面湾曲を良好に補正可能な大口径で中望遠のレンズ装置を提供することを目的とする。

【背景技術】
近年、撮像装置に用いられるレンズ装置は、撮像素子の高性能化に伴い、諸収差が良好に補正されていることが要求されている。特に大口径の中望遠レンズにおいては色収差や像面湾曲などが発生しやすく、これらを抑制することが必要である。

【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1に記載のレンズ装置では、第1レンズ群の負レンズに使用する硝材が比較的高屈折・高分散であるため、色収差・像面湾曲を抑制するためにより多くの枚数のレンズが必要となってしまう。
本発明は、小型で色収差・像面湾曲を良好に補正可能な、大口径で中望遠のレンズ装置を提供することを目的とする。

主な実施例

項目
焦点距離82.60
Fナンバー1.44
半画角14.68
像高21.63
レンズ全長117.52
BF14.91
項目
焦点距離98.20
Fナンバー1.46
半画角12.42
像高21.63
レンズ全長130.02
BF14.86
項目
焦点距離75.00
Fナンバー1.46
半画角16.09
像高21.63
レンズ全長118.20
BF12.22
項目
焦点距離71.96
Fナンバー1.49
半画角16.73
像高21.63
レンズ全長120.00
BF14.15

RF85mm F1.4 L VCMの特許か

キヤノンが新たなデジタルカメラ用の交換レンズの特許を出願していることが明らかになりました。実施例をみると、いずれもフルサイズ用の単焦点レンズであると思われます。具体的には以下のようなレンズの特許になるとみられます。

  • 80mm f/1.4
  • 100mm f/1.4
  • 75mm f/1.4
  • 70mm f/1.4

大口径な中望遠レンズの特許となっていることがわかりますね。それでは、どのような特徴のあるレンズなのか詳しく見ていきましょう(当サイトの解釈です)。

この特許のレンズは、大口径の中望遠レンズをできるだけ小型にしながら、高い描写性能を確保するための光学設計が示されているようです。中望遠のF1.4クラスは、ポートレート撮影で人気が高い一方、色収差や像面湾曲が出やすく、補正のためにどうしてもレンズが大型化しがちです。今回の特許では、そうした課題を解決するために、レンズの配置や硝材の組み合わせを丁寧に工夫し、少ない枚数で収差を抑え込むことを狙っているように見えます。

光学系は三群構成で、レンズの配置を工夫することで色収差と像面湾曲のバランスを取る設計になっているようです。細かな硝材の条件が設定されていることから、レンズの素材選びが性能に大きく影響することを前提に、最適な組み合わせを追求している印象がありますね。

実施例を見ると、レンズ全長は 117〜130mm 程度で、F1.4クラスとしては比較的コンパクトに収まっており、ミラーレス向けの設計らしい短いバックフォーカスも特徴です。これらの数値から、ポートレート用途を強く意識した光学系であることがうかがえます。

また、この特許の内容から判断すると、手振れ補正を内蔵したレンズを想定しているわけではなさそうです。光学系の中に補正群を動かす構造は見られず、フォーカス群以外は固定されるため、光学式手振れ補正を組み込む前提の設計ではないと考えられます。マクロレンズのように近接撮影に特化した構造もなく、あくまで中望遠の大口径単焦点としての描写力を追求した設計に見えます。

そして、廉価向けかどうかという点ですが、これは明らかに“廉価レンズ”の方向性ではなさそうです。レンズ配置や素材選びに細かな条件が設定されていること、非球面レンズを含む複数枚の構成を前提としていること、そしてF1.4クラスの明るさを持つことから、むしろハイエンド寄りのポートレートレンズを狙った設計だとみられます。

このレンズは中望遠のポートレート用レンズとみられますが、レンズ構成図をみるとおそらくRF85mm F1.4 L VCMのオリジナルとなる特許のようです。このレンズは2025年9月27日の発売ですが、出願は2024年11月に行われています。実際に特許を出願してから約10か月ほどで製品になったとみられますね。

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さらにキヤノンの新レンズの噂を「キヤノン テレコン内蔵”ビッグホワイト”レンズ 年末にも発表か」で詳しくお伝えします。

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