(記事元)http://www.cipa.jp/stats/dc_j.html
レンズ交換式カメラの販売統計資料発表
CIPAがレンズ交換式カメラの出荷数量を発表しています。画像クリックで拡大します。
資料によれば、2020年3月のレンズ交換式カメラの販売数量は、なんと前年の42.6%にまで落ち込んだことが明らかになりました。前年から6割減少という衝撃の数字になっています。
2019年3月は2018年3月の66.8%ということですので、2020年3月は2018年3月の28%しか売れていない状況になります。つまりこの2年で三分の一以下まで販売数量が落ち込んだことを意味しています。これはメーカとしては衝撃的な数値と言えそうです。
2020年の2月は前年の86.8%で推移していて、新型コロナウィルスの影響もあったでしょうが、前年並みに売れているといった印象でしたが、3月に入って新型コロナウィルスの影響が直接的にでてくると、かなりカメラ販売にダメージがあったことがわかります。
なおこれはレンズ交換式カメラのみの数量で、カメラ全体では2020年3月は2019年3月の約50%と、全体でみると少し数値は持ち直しますが、それでも半減しているような状況です。
イベント自粛でカメラ需要は下がる一方か
ゴールデンウィークに突入しましたが、世間の雰囲気はそのようなムードではなく自粛モードに突入しているような印象です。私の近くの観光名所も観光客はほとんどいなくて、このようなゴールデンウィークは珍しいと感じています。
そのように大きなイベントの自粛もそうですが、個人の旅行の自粛などもあれば、当然カメラを使う機会も少なくなるでしょうから、カメラが売れなくなるというのも当然ですよね。海外の通販ではなんと新型コロナによって売れなくなった商品の3位にカメラがランクインしているのだそうです(参照 カメラが新型コロナで販売が減少した商品の第3位に メーカにとって大打撃)。この状態が続くと本当に経営に影響がでてくるカメラメーカもでてくると思いますね。非常に心配です。
カメラメーカもそのあたりは理解していて、キャッシュバックキャンペーンを実施したり、自宅で撮影を楽しむためのコンテンツや、マクロレンズの販売キャンペーンなどを実施しています。散歩まで自粛を求められているわけではありませんし、カメラを持ち歩いて散歩してスナップ撮影を楽しむなどもできます。自宅で子供やペットの撮影なんかもできますので、ぜひカメラの購入を検討してた人には購入して欲しいな?と思いますね。
4月も厳しい状況になると思いますが、なんとか持ちこたえて欲しいと思いますね。
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (1件)
卒業や新入学などの時期を逃し、これから迎える新緑も無理と思うので、
外出自粛が解除されない限り販売向上は難しそうです。
早く新コロナウイルスが終息に向かえば良いですね。