(記事を一部引用しています)
(記事元)http://www.cipa.jp/stats/dc_j.html
2020年2月の出荷量推移を公開
CIPAが2020年2月度のデジカメ出荷量を公開しています。画像クリックで拡大します。すべてのグラフは引用元からご覧ください。
記事によれば、レンズ交換式カメラの出荷量については1月より若干持ち直していることがわかります。ですが、それでも前年のマイナス13%も出荷量が減っている計算になりますね。レンズ交換式カメラの出荷量の減少が停まりません。しかも、前々年の2018年2月度と比較すると2020年2月度はマイナス44%ということになり、約半減している計算になります。これは衝撃的な数字です。
レンズ一体型はさらに落ち込む
レンズ一体型のカメラ、いわゆるコンパクトデジタルカメラや、ネオイチ眼についてはもっと衝撃的です。レンズ一体型については、なんと前年のマイナス46%まで減少してしまっています。これは前々年と比較するとマイナス58%という数字になりますので、本当にまったく売れなくなってしまっているということが言えると思います。
特にレンズ一体型についてはかなりの衝撃ですよね。2020年2月は2018年2月の約4割しか売れていないということになります。これはスマホの影響ももちろんですが、カメラメーカが高級カメラに軸足を移しつつあるなかでコンデジの新製品や、機能向上がほとんどなかったことが影響しているのではないのかな?と思いますね。
このままいくと新しいレンズ一体型カメラを購入する必要はほとんどなくなると思いますので、どんどん出荷数は減っていく可能性が高いと思われます。
レンズ交換式はコンデジの後に続いてしまうのか?
このようにコンデジはほぼ死に体のような状況になっていますが、レンズ交換式も同じような道筋を辿ってしまうのでしょうか?
レンズ交換式カメラにはスマホにはない大きなセンサーであったりとか、より優れたレンズ、自由にレンズを交換することができるというメリットがあります。ですが、スマホメーカはAI技術などを応用し、レンズ交換式でしかできないような撮影をスマホでも擬似的に可能なように技術を開発しています。そのため、完全に代替となることは難しいと思いますが、一般的なユーザが満足できてしまうぐらいのレベルまでたどり着くことができる可能性があると考えられます。
そうなるとレンズ交換式カメラの出荷数も減ってしまう可能性があり、それはカメラメーカにとって致命的になる可能性がありますね。ですので、コンデジの出荷数が減っていた状況をよく再調査したり、研究したりして、どのようにすればコンデジの売れ行きを伸ばすことができたのか過去の状況を振り返って反省し、その結果を今後のレンズ交換式カメラの販売に活かすことが重要なのかな?と思いますね。
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コメント
コメント一覧 (3件)
スマホのカメラの性能が、普段使いに問題ないくらい向上した今、あえてコンデジ、一眼カメラを買う理由は無くなりました。
意味合いがちょっと違いますが、悪貨は良貨を駆逐するです。
かつて、オーディオ業界でオープンリールテープがカセットテープに駆逐され、そのカセットテープはMDに駆逐されました。
アナログレコードはCDに駆逐されました。
どれも、駆逐されたほうは、性能が上でした。
しかし、後発の製品の圧倒的な使い勝手に良さに対抗できず廃れていきました。
残念ですけど、コンデジ、一眼カメラの衰退は避けられないのでしょう。
その内、APS-Cサイズのレンズ交換式スマホが出てきそうな(^^)
いや、冗談じゃないかも・・・
というか、フルサイズのレンズ交換式カメラにCIMスロットがついて、そのまま電話もメールも出来ますよ・・・
みたいな^^;
三脚の上に乗ったNikon D8(Z8) に向かって、今撮影した画像、送るからね・・・って話しかけるみたいなね。