PEN-Fの後継はない
OMデジタルはPEN-Fの後継機種を発売しない可能性が高まってきているようです。今後のPENシリーズはどうなっていくのでしょうか?この記事ではPEN-Fの後継機種の話題について詳しくお伝えします。
何人かの情報筋と話をしたところ、彼らはPEN-Fの後継機の可能性については全く聞いておらず、近いうちに登場することはないと言っている。そもそも登場しないのかもしれないが・・・
もしこれが本当ならOMデジタルにとっては大きな機会損失だとは思わないだろうか?
どうなるPENシリーズ
記事によれば、記事元の信頼できる情報筋何人かにPEN-Fの後継機種に期待できるのかどうか確認したところ、誰もその情報を持っておらず、PEN-Fの後継機種は現在のところ期待できない状況となっているようです。
いま比較的に小型で廉価、EVFがなく、四角いレトロデザインのカメラが人気になっています。SIGMA fpやLUMIX S9などは人気のカメラとなっていますが、この他にも動画向けのNikon Z30やZV-E10なども売れ筋となっています。このことから考えるとPENシリーズは流行に乗ってかなり売れる可能性を秘めていると思いますね。そのため、記事でも大きな機会損失になるのではないかと考えているわけです。
PENシリーズでもE-P7は現在も販売を続けていますが、これはUSB Micro-Bを採用しており、カメラ本体内充電が可能なため、2025年になると欧州で発売することができなくなってしまいます。そのため、USB Type-Cを搭載した新機種は待ったなしの状況となっています。
ただし、E-P7の後継機種は発売されない可能性も残されています。その理由は2つ考えられ、一つはE-P7シリーズを含めPENシリーズは完全にディスコンにしてしまう可能性です。もう一つの可能性は、欧州で販売しないことを許容してアジアと北米だけで販売していく可能性です。
PEN E-P7は一時期想定以上の注文のため受注を停止していました。それだけ人気が出ていたようですが、これは香港を中心としたアジア圏での人気の高まりを受けてのものだと言われています。そのため欧州市場を完全に捨てて、すでに研究開発費について回収しているカメラの販売を続けて利益を得る戦略は考えられそうです。一方で、OMデジタルはエントリークラスのカメラの考えを改めようとしており、廉価なカメラの販売をやめて中高級機へシフトする可能性も捨てきれません。この場合はPENシリーズはディスコンになってしまいます。
というわけですが、現状のカメラの売れ筋をみると確かにPENシリーズはちょっともったいないと思う気持ちも理解できますね。しかしOMデジタルに多くのラインナップを維持できるだけの体力があるのかという問題もあり難しいところなのかもしれませんね。
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(記事元)43Rumors
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コメント
コメント一覧 (7件)
PENシリーズとくればオリンパスのイメージが強いので新規には
出しにくいのかもしれません。
オリンパスペンのコマーシャルソングが今でも耳に焼き付いています。
「でも買ってくれなかったでしょ?」ってことでしょうねぇ。PEN-Fは新品売上が振るわなかったと明言されてますし。
オリンパス時代ならまだしも、ファンド傘下のOMDSではそんな大博打は打ちづらいかと。それくらいしないと緩やかに萎むだけ、とも言えそうですが。
でも今はX100系を始めとするレトロカメラブームだそうですし、それに乗っかれれば売れるんですかね? X100VIがあれほど売れまくる理由が理解できない民なので、推測も的外れまくりかもしれません。
パナの人がGX7後継機は先代が売れなかったから出ないと言っていたのと同じくPEN-Fも同じく売れなかったから出さないと言うことだと思います。GX7後継機が出れば買うと言ってもそう言う人は多いけど、実際に売れなかったからとか。同じ理論で出ないと思います。
私は最近α6700を買ったのですが、この機種は非常に気にいりました。画質も良いし小型です。高感度もフルサイズにはほど遠いにしろ実用的には問題ないと思います。MFTから徐々にSONYにシフトしていくかなと考えています。MFTは使い続けますけど。
でも、気に入ったカメラでも画質、高感度に置いてOM-1に勝っているかと問われれば特に勝っている訳ではありません。劣っている訳では当然ありません。α6700≧OM-1です。限りなく=に近い。
逆に機能面で言えば明らかにOM-1>α6700です。他のAPS-C機にはOM-1が持つ付加価値の高い機能はありません。フルサイズのZ8にもR1にもα1にも無い機能満載です。私が知らないだけで出来るかもしれませんけど。それにはOM-1の倍以上の資金が必要です。
優れた機能があるのに誰もそれには触れない。MFTが売れないのが分かりません。うまく宣伝しこれらの付加価値を知ってもらえればPEN-Fだって売れると思うのに。
唯一無二の機能って何がありましたっけ? パッと浮かぶのはライブGNDですが、あれは各所で言及されてた気がして。
私は全てのカメラの機能を知ってるわけではないので唯一無二の機能と言ってる訳ではありません。少なくとも各社フルサイズのフラッグシップ機の事は知りませんので。買えないカメラのことは知らないと言うこともありますね。買えないカメラでは使えませんし。
ライブGNDはOM-1Ⅱの機能ですね。OM-1はライブNDです。NDフィルターを持っていなくても流れる滝など撮るときは重宝します。それ以外に私が多用しているのは手持ちハイレゾ、OM-1だと5,000万画素、G9Ⅱだと1億画素が手持ちでカメラ内生成されます。これはなかなか使えます。OM-1とG9Ⅱは方式が違うらしいです。S5Ⅱは9,600万画素の手持ちハイレゾですね。S9にも搭載されているようです。これが手持ちで撮影出来ます。多少慎重に構えないと駄目だし動く物はブレますけど。動き物だけがブレる。これも面白い写真が撮れますよ。
フジだと同じく手ぶれ補正を利用して三脚に添えて十数枚の画像を撮影し、それをパソコンに取り込み合成する作業が必要だと認識しています。他のAPS-C機には無い機能だと思っていましたが違いますかね?フルサイズだとどうでしょうか。他のフルサイズカメラで使える機種を私は知りません。あるなら申し訳ない。
ライブコンポジットは星を撮るとか、花火撮影には重宝します。それ以外にも面白い撮影が出来ますよ。これを搭載しているカメラは他にあるかな。どうか分かりません。面白い機能ですよ。是非OM-1なりG9Ⅱ、GH7なりを手に入れて試してみる事をお勧めいたします。これらが30万で手に入ります。当然SONYのAPS-Cフラッグシップのα6700にはどの機能もありませんね。
PEN-F後継機も当然これらを搭載して、超強力な手ぶれ補正、防塵防滴もオマケで付けて最強のSSWF、魅力的なフォルム。売れないかなあ。
ありがとうございます。ちょっと調べた感じ、挙げていただいた3機能はいずれも(LUMIXを除いて)OM独自のようです。ハイレゾ自体は各社対応してても、手持ち&カメラ内合成&RAWはOMだけですね。
ただ、いずれもOMの売りとして聞いた覚えがあり、レビュアーの言及も複数見ました。
なのに耳目を引きづらいのは「刺さる人には刺さる」の域を出ない……機能の優位性が市場価値に繋がらない・価値を感じる市場が小さいからかと思います。
(G)NDを使う撮影を頻繁にするならフィルターを買えばよく、思いつきで撮る程度なら無くても困らない。高画素も常時必要なら素直に高画素機を買う。ライブコンポジットを使ってまで星景や花火を本格的に撮る人が少ない(後処理でも構わない)……等々。
あくまで私の中では、優れてはいるがニッチな機能、という印象です。
前回長くなるので書きそびれましたけど、おっしゃるとおりGNDはハーフNDフィルターを用意すれば済む話です。なのでOM-1からの買い換えはしませんでした。街中で噴水を見つければNDフィルター持って無くても流れる写真がとっさに撮れます。スローシャッターに耐える強力な手ぶれ補正もあります。
ハイレゾはOM、G9ⅡともにRAWも生成されます。OMは2,000万画素と5,000万画素の両方のRAWをファイル名を変えて生成、G9Ⅱは1億画素のRAW生成です。OMとかG9Ⅱを持っていれば高価な高画素機は不要です。
それと高画素では作れない写真が撮れますよ。メーカーは動き物には使えませんと言ってますが、それを逆手に取って街中で写せば背景のビル群は綺麗に止まり、動く群衆が8枚の非常に細かなコマ撮りでブレているように写せます。ハイレゾ特有の面白い写真が撮れます。G9Ⅱのハイレゾは動く物もある程度止まって写し出す動き補正があります。逆に面白みが無いとも言えます。
ライブコンポジットは何も花火や星専用では無く陸橋の上から走り回る車を撮ればこれも面白い写真が撮れます。陸橋じゃなくとも歩道から車を撮ればこれも面白い。三脚に添えて真っ暗な場所でペンライトを回すとか。アイデア次第です。後処理だと結局写しません。
こんな写真が撮れますよともっと宣伝すればお遊びの写真がたくさん撮れるんですけどね。α6700を買ってみて綺麗には撮れても面白みが無いカメラだなと思った次第です。α6700が悪いと言ってるわけでは無く上記カメラから見れば普通のカメラです。