2022年4月デジカメ出荷数量公表
CIPAが2022年4月のデジカメ出荷数量を発表しています。デジカメ出荷数量の推移は、レンズ交換式と、レンズ固定式、そしてその合算のデータが公開されています。上記はレンズ交換式の出荷数量データですので、すべてのデータについては記事元リンクからご覧ください。
CIPAのデータによれば、2022年4月のレンズ交換式のデジカメ出荷数量(以下断りがない場合はレンズ交換式の出荷数量を意味することとします)は、前年の約86%と14%も減少したそうです。ただし、前々年の2020年の4月から比較すると40%ほど出荷数量は増加しています。
対前年マイナスになっているのは残念ですが、対前々年からは増加していることは朗報です。ただ、あのときは新型コロナウイルスの影響で、ゴールデンウィークもまったく人手がないほど外出自粛をしていた頃でしたので、その頃と比較して出荷数量が増えたといっても単純には喜ぶことができません。
それでは前年比の86%は悲観的な数字かというと、これも決して単純に悲観的かどうかはまだわかりません。というのも、今は半導体不足、プラスティック不足、物流の混乱、中国のロックダウンなどでカメラを製造することができず、供給不足によりカメラが売れないという状況が続いていたからですね。
2021年の冬以降、ニコンがZ 9を発売したり、キヤノンがEOS R7/R10、ソニーがα7 IV、富士フイルムがX-H2S、OMデジタルがOM-1を発表するなど、各社精力的に新製品を発売しています。恐らくこれらのカメラの供給に問題なかったり少なくとも前年実績を超えていただろうと考えると、そんなに前年比マイナスというのは悲観的にならなくていいのかなとも思います。
そのどれも評価が高いので、供給さえしっかりすれば出荷数量も持ち直すと思いますので、なんとか各社には頑張って欲しいですね。
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