ニコン製品に何が起きている?
Nikon Z 50とNikon Z 30の製品供給に問題が生じている可能性があるようです。各ショップの製品サイトからその状況を確かめ、なぜそのような状況になっているのか考えます。
Z 50は生産完了?
Nikon Z 50とNikon Z 30の供給に問題がある可能性があるようです。上記の下側の画像になりますがビックカメラではNikon Z 30の標準ズームキットの次回入荷予定は2月上旬となっていて半年待ちの状態となっています。
またNikon Z 50に関しては、上記の上側の画像になりますが、カメラのキタムラでは安定した供給が困難なため受注を停止しているとしています。そして本来購入ボタンのところには「完了商品」の文字があり、製造が終了している可能性が示唆されています。
現在のNikon Z 50、Z 30、Z fcの各ショップでの販売状況を確認してみました。
Nikon Z 50 | Nikon Z 30 | Nikon Z fc | |
カメラのキタムラ | 安定供給困難で受注停止 | 納期未定 | 納期2ヶ月 |
ビックカメラ | 予定数の販売を終了 受注停止 | 納期2月上旬 | 納期10月上旬 |
ヨドバシカメラ | ボディ、WZキット販売停止中 | ボディ、VRキット取り寄せ | 標準ズームキット以外お取り寄せ |
このことからNikon Z 50、Nikon Z 30、Nikon Z fcに何らかの供給に関する問題が発生しているらしいことがわかります。
このうちNikon Z fcに関しては納期2ヶ月ということで、まだ購入は可能なようです。しかしZ 50とZ 30の一部のキットについてはかなり状況は悪くなっています。Z 50は安定供給が不可能なようで受注停止ということに、すべてのショップでなっているようです。Z 30については納期未定、お取り寄せとなっていますが、ビックカメラの発送予定が2月上旬となっていることから、おそらく半年以上は待たないといけないようです。
これは何を意味しているのでしょうか?
まず一つ考えられるのは、これらの3台は兄弟機ということですので、特定の部品の供給が不足していて製造ができない状況になっている可能性は考えられそうです。いまでもSuicaの物理カードが部品の供給がなく製造できない状況と似たような状況になっているかもしれません。
次に考えられるのはZ 50が終売になる可能性です。Z 50はmicroUSBを採用しているため年が明けると欧州で販売することができなくなってしまいます。そのため、新製品の投入が近々あるのではないかとみられ、Z 50の在庫が余ることのないように製造を取りやめている可能性も考えられそうです。
この場合、Z 50のリニューアルにあわせNikon Z 30のリニューアルも実施され新製品が投入される可能性があるとしたら、Nikon Z 30の供給も不足していることも理解できそうです。
さらにこのようなことが可能なのかわかりませんが、Nikon Z6IIIの製造のため製品ラインの生産リソースをすべてZ6IIIの生産に割り振っているためZ50の生産ができない状況になっているという可能性もあるかもしれません。
最も可能性が高そうなのはNikon Z50IIの発売のために、すでに生産を終了し、Z50IIの在庫を積み上げようとしているのではないかと思うのですが、実際にはどうなのでしょうか?Z 50やZ 30は人気のカメラとなっているため、ここで販売の機会損失があるのはもったいないですね。
さらに「Nikon Z6IIIの在庫状況を巡る謎 供給不足なのになぜ一部のショップで購入可能なのか?」ではZ6IIIの在庫状況について詳しくお伝えします。
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コメント
コメント一覧 (4件)
B&H では三機種全て In Stock でした。
想定円ドルレートから大幅に円安になってしまったので転売屋の餌食になっているか
そもそも赤字で出荷を止めざるを得ないかどちらかではないでしょうか
最近円高に振れているのでカメラ業界全般にどう影響するか気になりますね
キタムラではOMDS社のE-P7もZ50と同様の表示(購入ボタンが完了表示)で、しかし注文再開情報ありのようですので、Z50も今後、注文再開が行われてもおかしくないものと思われます。ですがZ50Ⅱが出てきてもおかしくはなさそうなので、とにかく色々と情報待ちしかない現在の状況でしょうか。しかし注文停止というのでは、キャノンのG7XⅢが長いような感じもしますが。
今年の5〜7月の直近3ヶ月のドル円相場の平均は約157.4円
もし年末迄に145円まで下がったら、カメラメーカーは国内の販売価格下げるのかな
例えば2,500ドルのカメラは157.4円だと日本円で393,500円
それが145円になると362,500円になる
31,000円も安くなる
つまり約8%安くなる
これが来年の春に1ドル140円になると35万になる
約11%43,500円安くなる
勿論スレ主が書いた理由は分かるが、メーカーは円安になる事を見越して、Z50Ⅱの販売価格を見直して海外での販売価格を値上げして、国内価格を下がり過ぎない価格的なテコ入れも見越してるのでは?
また海外で多い12月のクリスマス商戦見越して、12月に発売するので11月前半迄作って、11月後半には船便で送る段取り考えると残り3ヶ月で5〜6万台初期ロット用意したいタイミングのハズ
だから特にZ50は注文止めてるし、Z30迄は手が回らない
その上、Z6Ⅲ対応もあるから
その辺しか考えられない
ニコンに限らずソニーやキヤノンも新製品の発売が何らかの理由で全体的に後ろ倒しになっているのでしょうか?
Z50の発売からもう4年半以上も経っていますし本来ならZ50IIはもう出ていてもおかしくなかったようにも思いますね。
あと4ヶ月以内には出てきてほしいところではありますが。
それとZfが出た現状ではZfcの後継機は出るのか、出すとしてもデザインが代わり映えしなかったら微妙になりそうで、35Tiのような長方形デザインのボディで出しZ DX 24mm F1.7のSE版をキットにすれば丁度いいのではと思ったりもします。