Nikon Z 6IIも在庫不足気味に
ネタがないときのお決まりの価格調査です。今回はNikon Z 6II 24-70レンズキット(以下、標準ズームキット)の価格動向調査です。価格.comによれば、標準ズームキットの価格は前週比で+9211円と大幅に値上がりし、現在の最安値は30万3210円となっています。グラフをみると、ここのところじわじわと値下がりしていたのですが、9月中旬に入り急激に値上がりしていることがわかります。
価格.comは激安系のショップが通常のカメラ販売店や全国チェーンの量販店よりも安い価格を付けているのですが、激安系ショップは在庫がなくなると製品の販売を取りやめてしまいます。そうすると、在庫がなくなると価格情報に反映されなくなるため、次第に最安値も平均価格も上昇するという現象が現れます(通常ショップは価格情報が反映されたまま、「問い合わせ」の状態になります)。
9月初旬まで、激安系ショップには在庫があり、それぞれが互いに値下競争して価格を下げていったのですが、そのうち製品を売り切ってしまい、販売そのものを取りやめてしまいました。その結果、安い価格で販売しているショップの価格が価格.comに反映されなくなり、急激に最安値も高くなっていったということだろうと思います。
なぜこのような状況になっているのでしょうか。通常は需要と供給が釣り合っているので、製品が売れても仕入れがあるので、価格が急激に上昇するということはありません。しかし、今回は製品の供給が滞っているようで、安いショップから順番に在庫がなくなり販売を取りやめるというような状況になっています。
Nikon Z 6II標準ズームキットが次々と在庫なしに
価格.comの調査によると、多くのショップでNikon Z 6II標準ズームキットが売りきれ状態になっています。例えば、皆さんがご存じの有名ショップに限ってみると、ノジマ、カメラのキタムラ、ケーズデンキ、チャンプカメラ、エディオン、ヤマダ電機、カメラの大林などで在庫がない状況になってしまっています。
こうなった原因は間違いなく、半導体不足や新型コロナの再蔓延で部品の供給が滞っているからだと思います。なので激安系ショップまで製品の供給が行われず、結果としてそれが価格.comにおける最安値や平均価格の上昇の原因になっていると思われますね。
ニコン製品ではNikon Z 50も在庫不足の兆候が顕在化しつつあり、恐らく他の製品にも波及していくと思いますので今後が心配になりますね。
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