キヤノン 新特許を出願
概要
【課題】
高速なフォーカシングを行いながら、小型で高い光学性能を有する光学系を提供することである。
【技術分野】
本明細書の開示は、光学系に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
【背景技術】
近年、撮像装置に用いられる光学系としては、小型でありながら高速なフォーカシングを行うことが求められている。
そこでフォーカシングに際して移動するレンズ群を軽量化しながら、フォーカシングに際して発生する収差の変動を抑制するための小型な構成として、フォーカシングに際して複数のレンズ群が移動する方式が知られている。
【発明が解決しようとする課題】
高速なフォーカシングを行いながら、小型で高い光学性能を有する光学系を提供することである。
主な実施例
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 焦点距離 | 31.43 |
| Fナンバー | 1.85 |
| 半画角 | 32.47 |
| 像高 | 20.00 |
| レンズ全長 | 97.33 |
| BF | 16.03 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 焦点距離 | 24.50 |
| Fナンバー | 1.85 |
| 半画角 | 39.23 |
| 像高 | 20.00 |
| レンズ全長 | 112.45 |
| BF | 2.45 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 焦点距離 | 34.80 |
| Fナンバー | 1.85 |
| 半画角 | 29.88 |
| 像高 | 20.00 |
| レンズ全長 | 119.33 |
| BF | 23.25 |
ハーフマクロの特許か
キヤノンが新たな特許を出願していることが明らかになりました。主な実施例は上記のようになっており、まとめると以下のようなレンズの特許になるようです。
- 30mm f/1.8
- 24mm f/1.8
- 35mm f/1.8
それでは、どのような特徴のレンズなのか、具体的に見ていきましょう(当サイトの解釈です)。
今回の特許は、デジタルカメラ向けの単焦点レンズとして、小型化と高速AF、そして近接撮影時の描写安定性を同時に狙った光学系が提案されているようです。
光学系は物体側から第1群〜第5群までが並び、そのうちフォーカス時に動くのは第2群と第4群の2つとされています。いわゆる“複数群フォーカス”と呼ばれる方式で、フォーカス群を軽くできるため、高速AFや静音駆動に向いていると言われています。また、複数の群を連動させて動かすことで、近距離で発生しやすい球面収差や像面湾曲の変動を抑えやすく、寄ったときの描写が安定しやすいというメリットもあるようです。
One Point!:複数群フォーカスって? フォーカス時に“1つのレンズ群だけでなく複数の群を同時に動かす”方式だよ。 動かすレンズを軽くできて、高速AF・静音・近距離描写の安定に強いんだ。
興味深いのは、この光学系が無限遠から横倍率 −0.5倍(ハーフマクロ相当)までフォーカスできると説明されている点です。等倍マクロではないものの、一般的な単焦点よりもかなり寄れる仕様となっています。
One Point!:球面収差って? レンズの形状が原因で、光が一点に集まらず“にじむ”収差だよ。 特に近距離で変動しやすく、ボケの質にも影響するんだ。
特許では、レンズ配置や厚さのバランスを工夫することで、小型化と収差補正の両立を図っていると説明されています。また、レンズ群の一部を光軸に対して垂直方向に動かすことで手振れ補正を行うことも可能とされており、光学式手振れ補正を組み込みやすい構造になっている点も興味深いところです。
One Point!:像面湾曲って? ピント面が“平らではなく曲がってしまう”収差だよ。 画面の端だけピントが外れやすくなる原因なんだ。
まとめると、この特許は“寄れる単焦点”として設計されており、高速AFや小型化も意識しているようですね。キヤノンは現在、RF24mm F1.8 MACRO IS STMとRF35mm F1.8 MACRO IS STMを販売していて、いずれもハーフマクロの製品です。24mmは2022年、35mmは2018年に登場しているため、35mmの2型として登場する可能性が高そうです。
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さらにキヤノンの新コンパクトデジタルカメラの噂を「キヤノン PowerShot新製品 9月発表か コンデジ旗艦機登場の噂も」で詳しくお伝えします。
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