なぜEOS R6 Mark IIIの発表は遅れているのか?
キヤノン EOS R6 Mark III は、EOS R シリーズの中でも特に注目度の高い次期モデルとして、多くの写真愛好家や映像クリエイターから期待されています。ところが、以前から「近いうちに登場する」と囁かれながらも、いまだに正式発表には至っていません。では、なぜ発表が遅れているのでしょうか?そして、どのような性能が期待できるのでしょうか?この記事では、現在出回っている噂や報道をもとに、その背景をまとめてみます。なお、流れている噂は、基本的に当サイトで紹介しているものですが、海外サイトの情報も参考にしています。。
発表が遅れている理由
新型センサーの開発が遅延していた?
最も大きな理由として考えられているのが、新しい 約3,200万画素クラスのフルサイズセンサー の存在です。EOS R6 Mark III は従来の2,000万画素から大幅に画素数を引き上げ、画質とトミリング耐性を強化すると言われています。
このセンサーは、シネマEOSシリーズの新モデルとなるCinema EOS C50と共通である可能性が高いとされ、量産や品質検証の工程が発表時期を押し下げていると噂されています。
社内外の発表スケジュールの遅れ
販売店や代理店向けの説明会が延期されているとの情報もあり、結果的に公式発表も後ろ倒しになっているようです。当初は「2025年春」という予測もありましたが、現在は「2025年末〜2026年初頭」が有力視されています。
ライバルやEOSシリーズのラインナップとの兼ね合い
EOS R6 Mark III は、EOS R5 や R7 Mark II、さらにはシネマEOSシリーズなど多くの製品群と市場を共有します。そのため、他社の動向や自社製品の販売サイクルを見極めた上で、戦略的に発表時期を調整している可能性があります。もし、EOS C50と同じセンサーだとすると、EOS C50の需要が落ち着くまで発表を遅らせる可能性が指摘されています。
発表時期、予想される仕様は?
EOS R6 Mark IIIの予想される仕様
現在、様々なEOS R6 Mark IIIに関する噂が流れていて、どれが正しいかはわかりませんが、現時点で有力とされている仕様は以下の通りです。あくまで噂レベルなので注意してください。
- イメージセンサー:新開発の約3,200万画素フルサイズCMOS(非積層)
- 映像エンジン:DIGIC X 後継プロセッサ
- 連写性能:電子シャッターで最大40コマ/秒、メカシャッターで約12コマ/秒
- 動画機能:
- 6K RAW動画(内部または外部収録対応)
- 4K/120fps 記録
- 10bit 4:2:2 内部記録対応
- ファインダー:約576万ドット EVF(リフレッシュレート120Hz以上の可能性)
- 液晶モニター:バリアングル式 3.2型タッチパネル、210万ドットクラス
- AF性能:被写体認識AF強化(人物・動物・乗り物を自動判別)、低照度性能の向上
- ボディ設計:
- 防塵防滴仕様
- 新しい冷却システム(長時間動画収録を意識)
- 記録メディア:CFexpress Type B + SD UHS-II のデュアルスロット構成と予想
- 価格帯:発売時は40〜45万円前後(R6 Mark II より上昇)という噂
発表時期
現在、最も有力なのは2025年末から2026年始めにかけて発表されるのではという噂が流れています。しかし、確からしい噂はなく、あくまで予想レベルの予想となっています。
EOS R6 Mark IIIの発表が遅れている背景には新センサーの開発スケジュールの遅延や、先にEOS C50を開発して発売しなければならなかったことなどが指摘されています。しかし、噂される仕様では、静止画、動画の両方で大きく進化する可能性があります。そしてこれだけ期待されているカメラも珍しいのではないでしょうか?
EOS R6 Mark IIIがどのような仕様で、いつ発表されるのか楽しみですね。
- EOS R6 Mark III 使用状況により過加熱の懸念 一般的な撮影には影響なしか
- キヤノン WiFi関連特許侵害で訴訟提起される カメラ・プリンタ製品が対象
- キヤノン 最大7万円還元実施 EOS R7非対象で製品発表の可能性残る
- RF45mm F1.2 STM、EOS C50の発売日が決定 RF45mmは供給不足の恐れ
- EOS R100 ダイナミックレンジテスト結果公開 R50、Z50との比較
- EOS R6 Mark III 静止画は着実に進化 動画は飛躍的に進化
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- EOS R6 Mark IIIとEOS R5 Mark IIの違い どちらを購入するべきか
- EOS R6 Mark III、RF45mm F1.2 予約開始 初値も確定
- RF45mm F1.2 STM サンプル画像をLensTip.comが公開
ニコン
| カメラ | |
| Nikon Z9II | 2025年第4四半期 |
キヤノン
| カメラ | |
| EOS R7 Mark II | 2026年 |
| 1億画素フルサイズカメラ | 2025年 |
| レトロデザインカメラ | 2025年 |
| PowerShot V3 | 2025年後半 |
| レンズ | |
| RF20-50mm F4 PZ | 2025年11月下旬 |
| RF24-70 F2.8 L IS VCM(USM) | 2025年11月下旬 |
| RF300-600mm F5.6 L IS USM | 2025年11月下旬 |
| 見たことのないズームレンズ | 2025年年末頃 |
| RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り | 2025年 |
| RF-S単焦点 | 2025年 |
| RF400mm F2.8 L IS USM後継 | 2026年 |
| RF600mm F4 L IS USM後継 | 2026年 |
| RF14-28mm F2.8 L IS USM Z | 近い将来 |
| RF150-600mm F5.6 L IS USM | 計画中? |
| フルサイズAFレンズをサードに解禁? | 2026年 |
ソニー
| カメラ | |
| 3台の認証を受けたカメラ | |
| α7 V | 2025年11~12月 |
タムロン
| レンズ | |
| 25-200mm f/2.8-5.6 | 2025年秋 |


コメント
コメント一覧 (4件)
Cinema EOS C50 はもう発売時期が決まっているのでセンサーの
遅で発表が遅延しているというのは恐らく誤り。
発表に関する元々の噂自体が想像の産物ではないかと思います。
キヤノンの開発部隊は一つではなく幾つかに分かれていると思われる
ので動画機の EOS C50 の開発発表及び販売開始とは無関係でしょう。
願望が噂となって出回ってしまうんですね。
大企業の開発チームが一つしかないように思っていることの方が
驚きです。
※他社も同様、開発チームは幾つかに分かれているはず。
3000万画素あるとね。
トリミングには有利ですよ、A3ぐらいのプリント。
初代のEOS Rがそれぐらいだったけど。
4000万とか6000万とかなると・・・重たすぎるし、高感度も心配だけど。
3000万画素台ってのが、今後標準になるのかな?
ソニーなんか一気に4000万以上いくかもだけど。
まあ、3300~3500万画素程度が理想だけどな、個人的には。
値段も安く抑えられそうだし・・
「EOS R6 Mark III は従来の2,000万画素から大幅に画素数を引き上げ、画質とトミリング耐性を強化すると言われています。」
R6Ⅱは2400万画素です。R6が1D XⅢのセンサーを流用した2000万画素でした。大幅ではなく、順当な進化と思います。
発売が遅れているとすれば、数の出るR6Ⅲ向けに3200万画素センサーを製造中で、作りだめしているためでしょう。
今となればC50の存在について言及可能だが、基本的にはトランプ関税で値段をいくらに設定するか決めあぐねた結果としか思えない その間に夏のCBが始まってしまった
初代R7はCBの対象になってないから本当は関係ないのを考えると基本線は関税の影響と考えるのが妥当
それ以外の理由はあるにしても細かい理由なのでは?
R6ⅢとR7Ⅱはそれぞれ月産台数は決まってるから、しかもサイズが違うので直接は関係しないにしても、本当なら発売間隔は開けたい所
この時期になるともう年内発売ならば3ヶ月は開けられない
3ヶ月開けるとどちらかが来年の発売になる
もう9月発売はないんだから
早くて10月下旬にはなるから
そうすると片方は2月発売になる
発売の順番からするとR7Ⅱが先になり、今から考えると11月発売になる方向になってる
だから2月にR6Ⅲ出る可能性も出て来る
それでも3年2ヶ月程度の間隔
R7Ⅱも前作から3年4ヶ月になる
しかしR3Ⅱも前作から4年年末で経過するので、モタモタはしてられないし、R7Ⅱ出たら当然R10Ⅱも早く出せと言われるのは間違いない
来年の夏で4年も経つ
キヤノンのAPSCにしては遅いモデルチェンジ
本来なら3年で更新しても良い位
まだ走り出したばかりのキヤノンのRFマウントのAPSCなんだから
どちらにしても、3ヶ月から半年位は計画狂ってるのでは?
ちなみにR6Ⅱは20MPでなくて、24MPな