キヤノン EVFの新特許
【0002】
EVFは、ユーザが接眼部を覗くことでファインダ画像の観察を可能とする表示部である。接眼部にはユーザが覗いていることを検出する接眼センサが設けられており、電子機器には接眼センサによる検出に応じてEVFの表示を開始させる機能が設けられている。
特許文献1には、ユーザ側を向く面に撮像センサを設け、該撮像センサによりユーザの顔が撮像されることで同じ面に設けられた表示部の表示を開始させる電子機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 米国特許第8,723,979号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザが接眼部を覗いたことを接眼センサで検出してEVFの表示を開始させる場合に接眼センサによる検出からEVFの表示が実際に開始されるまでの間にタイムラグがあると、接眼部を覗いたユーザが直ちに画像を観察できない。
【0005】
特許文献1の電子機器には、ユーザの顔を撮像することで表示部の表示を開始させるが、この表示部はユーザが接眼部を覗いて観察するタイプのものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての電子機器は、表示した画像をユーザが接眼部を覗くことで観察可能な第1の表示手段と、ユーザを撮像可能なユーザ撮像手段と、ユーザ撮像手段により接眼部を覗く前のユーザが撮像されることに応じて、第1の表示手段の表示を開始させる制御手段とを有することを特徴とする。
すぐに表示されるEVFの特許
キヤノンがEVFに関する特許を出願していることが明らかになりました。
最近公開されたあるカメラ関連特許では、電子ビューファインダーの表示を、ユーザーが覗いた瞬間からすぐに見えるようにする仕組みが提案されているようです。EVF搭載カメラを使っている方なら、「カメラを構えて覗いた一瞬、まだファインダーが真っ暗」という経験があるかもしれません。この特許は、まさにそのわずかなタイムラグを減らすことを目的としているとされています。
従来のEVFでは、接眼部に搭載された近接センサーによって、以下のような流れになっていました。
- 顔や物体が近づいたことを検出
- その後にEVFの表示をオン
この方式はシンプルですが、「検出 → 表示開始」までに少し時間がかかるため、ユーザーは覗いた直後に映像が見えないことがあったようです。
今回の特許で特徴的なのは、カメラ背面にユーザーを撮影する小型カメラを搭載するという点です。この背面カメラで、以下の場合には、まだ接眼センサーが反応する前でも、EVFの表示を先にオンにする仕組みになっているそうです。
- ユーザーの顔がカメラに近づいてきた
- つまり「これからEVFを覗きそうだ」と判断できた
これにより、ユーザーが実際に覗いた瞬間には、すでにEVFが表示されている状態となり、体感的な表示遅れがほぼなくなるとされています。
ただし、この背面カメラによる顔検出は万能ではありません。特許では、以下の条件では、顔認識の精度が下がると説明されています。
- 暗すぎる・明るすぎる環境
- カメラが激しく動いている状態(像ブレが大きい)
そのため、以下のように状況に応じて制御方法を切り替える構成になっているようです。
- 条件が良いとき → 背面カメラで事前にEVFオン
- 条件が悪いとき → 従来どおり接眼センサー検出後にEVFオン
さらに興味深いのは、接眼部に“眼を撮影するカメラ”を搭載する案です。近接センサーでは手、服などでも反応してしまうことがあるため、接眼部のカメラで眼を撮影し、本当に眼が確認できた場合のみEVFの表示を継続する仕組みとなっているようです。
この特許が実現すれば、すぐにEVFが点灯するので使い勝手がよくなるばかりか、無駄に表示されないことでバッテリーの節約にもなるかもしれないので、面白い技術だと思いますね。また虹彩を観察できるようにすれば、他人には使えないような設定にもすることもできるかもしれませんね。
さらにEOS R3 Mark IIの噂を「EOS R3 Mark II 2月初旬に開発発表の可能性が急浮上」で詳しくお伝えします。
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コメント
コメント一覧 (1件)
おそらくR1のファームウェア1.1.2に搭載された「ファインダー表示優先モード」ですね。
背面センサーでの顔検出時にEVF点灯、顔および接眼非検出ではEVFもモニターも消灯とのこと。接眼部の目検出は無いので、手や服でのEVF点灯は防げなさそうですが。
勿体ぶった割には……と思っていましたが、報道・スポーツのプロにとっては痒いところに手が届く機能なのかも。
https://personal.canon.jp/product/camera/eos/r1/feature/operability