シグマへのインタビュー記事
シグマへのインタビュー記事が公開されています。そこではZマウント向けのフルサイズレンズについての発言がありました。
(前略)
しかし、ニコンのZマウントに関しては、すでに3本のレンズがある。ただし、これらはニコンのユーザからあまり良い評価を受けていない。おそらくAPS-C用のレンズだからかもしれない。従って、私たちはニコンユーザの心を掴むためにさらに努力する必要がある。
特にZマウントのフルサイズ用レンズを発売することによって?
はい。フルサイズは私たちにとって大きなチャンスだ。しかし、私たちの計画は市場の反応を見るために、これらのAPS-C用の3つのレンズを発売することだった。しかし、私は他のレンズがどのように受け入れられるかを見たいと思っている。
しかしフルサイズレンズに対する市場の反応をみるためには、これらのレンズを発売する必要があるのでは?
はい。間違いなく(笑)
(後略)
Zマウント向けフルサイズレンズの発売可能性高まる?
シグマへのインタビュー記事が掲載されています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
インタビューでニコンのZマウント用レンズについて語られています。そしてこの内容は非常に興味深いですよね。
まずシグマの計画としては、ニコンのユーザからどのような反応があるか知りたかったため、APS-C用の3本のレンズを発売したとしています。しかし、その結果はあまり良くなかったようですね。ユーザからあまり良い評価を受けていないと述べています。
そして、そのためにニコンユーザの心を掴む必要があるとしていて、フルサイズ用のレンズが受け入れられるかどうか確認したいと述べています。
そこで質問者からツッコミが入り、受け入れられるかどうか確認するためにはレンズを発売しないとわからないのでは?と冷静に指摘されてしまったわけですが、この流れを読むとシグマがフルサイズ用Zマウントレンズを発売する可能性があるのではないかと勘ぐってしまいますよね。
この流れからすると、シグマからフルサイズ用のZマウントレンズが発売される可能性があるということになるのでしょうか?恐らくニコンが許せばという話になると思うのですが、今後の展開から目が離せないですね。
さらに「シグマが語るFoveonセンサー開発の現状 3段階プロセスの中間にて停滞」ではFoveonセンサー開発の進捗について詳しくお伝えしています。
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(記事元)https://phototrend.fr/2024/02/cpplus-2024-interview-sigma-kazuto-yamaki/
コメント
コメント一覧 (10件)
先日発表された500mm F5.6 DG DN がZマウント版が発売されれば当然買いますし、ぜひZマウントも可能な範囲で拡充して欲しいですね。
”しかし”ばっかりで何が言いたいか分かりづらいですね
ニコンの場合レンズ性能の多くはデジタル補正に頼っているように見え
サードパーティは難しそうです。
タムロンの旧タイプを採用したZマウントレンズを見ればそう思います。
ニコンにはDPCMOSのような物がないのでキヤノンよりは作りやすいかも
知れませんがデジタル補正のプロトコルを公開して貰わないない限り
難しそうです。
2023/10/19現在、中国生産のZレンズは次のようになっています。
ニコンは現在中国に工場はないはずなので、生産を何処かに委託しているはずです。
一部(あるいはほとんど)はタムロン製造という可能性もあり、シグマより敷居は低そう。
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
NIKKOR Z 85mm f/1.2 S
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S
NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
NIKKOR Z 17-28mm f/2.8
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
NIKKOR Z 28-75mm f/2.8
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8
NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
NIKKOR Zの1.8Sシリーズはコニカミノルタとの共同特許が殆どなので明らかなタムロンOEMレンズ以外はコシナの中国工場に委託されているのだと思っています。
コシナ工場の再編と同時期にZ85mm f/1.2Sが、一時的とはいえ大量に出回ったこともありますしね。
28-75mmをZとタムロン両方使ってみましたが、明らかに写りに違いがあったのが印象的でした(タムロン銘の方が眠い)。
よくよく調べるとニコンZはミラーレスカメラの中ではライカMに次いで二番目にカバーガラスの薄いシステムということなので、厚みのあるEマウントシステムに最適化された仕様のままでは上手くいかない面があるのは想像に難くないですね。
Z用に組み直したという話も聞かないので、OEMレンズはソフトによる補正を入れたのだと勝手に解釈しています。
そのあたりをシグマがクリアできるかが問われていると思います。
シグマは既にAPS-CですがZマウントで3本出しているので技術的な問題はクリアできているのでは。
しかし現時点のレベルではニコンユーザーに受け入れられてないということを記事で言っているのではないかと。
個人的には記事のニュアンスからニコンユーザが求めていたラインナップではなかったととらえました。
なるほど。
Z50やZfcが販売ランキングに頻繁にランクインする程度には売れているようなので、APS-Cの単焦点レンズも一定以上の需要があるはずと思い込んでいました。
Z DX 24mm発表時、まるで初のAPS-C専用単焦点かのような盛り上がり方をしていた(純正では初なので間違いではないですが)ので、シグマの3本は売れてないんじゃないかと思ってましたが、やはりでしたか。
大口径かつ小型軽量で、APS-C専用らしいスペックとお値段と思うのですが、価格.comのレビュー数に限れば未だ0件。DX24は8件あるので、APS-C用が売れないわけではないんですかね?E→ZはETZ21である程度使えちゃうのが最大の理由かもしれませんがね……。
フルサイズ向けを出すならIシリーズがよさそう。Zfユーザーがこぞって買う……かどうかわかりませんが。