ニコン 交換レンズ生産ベトナム移管で品質低下を懸念する声

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NIKKOR

交換レンズ生産をベトナムに変更

要約

NikonRumorsの報告によると、同社は1本のレンズの生産を中国からベトナムへ移管するとされている。これは、ニコンのシリアル番号追跡サイト「Photosynthesis」を調査したRoland氏の情報に基づくものだ。

その一例がZ 28-75mm f/2.8である。このレンズは当初中国で製造されていたが、その後の生産分ではレンズ本体と製品パッケージに「Made in Vietnam」の表記が付けられるようになった。ニコンのウェブサイトでは、Z DX MC 35mm f/1.7がベトナム製レンズとして掲載されており、この変更が公式文書に反映されるまでには時間がかかる可能性がある。また、正式な発表なしに生産拠点が移される可能性もある。

その理由として考えられるのは、現在継続している関税問題である。中国から製品を輸入する企業にとって、これは大きな課題となっている。中国製品には合計35%の負担が発生するのに対し、同じレンズでもベトナム製であれば約10%程度で済む。つまり、中国で製造された一部のレンズは非常に高価になり得るため、写真家たちが他社のサードパーティーレンズに流れる可能性がある。

さらに、特定のレンズの製造を移管すること自体も無償で行える作業ではない。生産ラインを移設すれば、それに伴うコストが発生し、その費用は最終的に製品価格へと反映されることになる。

おそらく、読者の中にはレンズの品質について心配している人もいるだろう。しかし、次の点を考慮すべきである。

  • 関税が引き下げられたり撤廃されたりしても、価格の変化はすぐには起こらない可能性がある。ベトナムでのコスト削減効果は、生産移転に伴う費用によって相殺される可能性がある。そのため、価格変動がレンズに影響を及ぼすことになる。
  • レンズに付けられた製造国表示を確認することで、価格動向をある程度推測できる可能性がある。また、過去に一部のタムロン設計のOEMレンズで見られたように、生産上の細かな違いを示唆する場合もある。
  • 今後さらに多くのレンズで同様の移管が行われる可能性がある。ベトナム生産が長期的に低コストを実現できることが証明されれば、NIKKOR Zシリーズも28-75mm f/2.8と同じ道をたどるだろう。これは、この種の発表が今後少なくなることも意味している。
  • 122条の追加課徴金は2026年7月24日頃に失効する予定であり、その結果として価格設定や製造戦略の動機が再び変化する可能性がある。これは新しいレンズの購入を検討している人々にとって不確実性をもたらす。
  • タムロンはすでにベトナムでレンズを製造しており、他のメーカーも同様の課題に直面している。そのため、生産拠点の移転を進める企業が増える可能性がある。今後どのブランドがこの流れに続くのか注目に値する。

要するに、タムロンがベトナムでレンズを製造しているのであれば、ニコンがそのレンズの製造をタムロンに委託している可能性は十分考えられる。そして、もしそうであれば品質面で大きな心配はないだろう。しかし、それ以外の場合でも、「日本製だから優れている」という考え方が必ずしも常に正しいとは限らない。

品質が下がる可能性?

ニコンがデジタルカメラ用の交換レンズの生産を中国からベトナムに変更したとの話題についてThePhoblographerが伝えています。

記事では、ニコンが少なくともデジタルカメラの交換レンズの1本を中国からベトナムに移管したと伝え、これはアメリカの関税が影響している可能性があると伝えています。それで価格が下がるのかというと、そう単純な話ではなく、ベトナムに生産を移管するために費用が発生しているし、これまでの関税の金額を企業が負担しているとして、簡単に価格が下がるというわけではない可能性があると指摘しています。

多くの人がご存じの通り、基本的にニコンはタイと日本で交換レンズを生産していて、中国生産のレンズのほとんど(またはすべて)はタムロンに生産を委託していると思われます。タムロンは中国工場に加え、最近、ベトナムに新工場を建設し、すでに稼働しているためベトナムでニコンのレンズが生産されていても何もおかしくはない状況です。

このため、中国からベトナムにレンズの生産を移管することについて、ニコン側の要望か、タムロン側の都合なのか、移管するための費用はどちらが支払うのかといったことは、それぞれの二つのメーカーの事情があるだろうと思いますので想像するのは難しいと思われますね。

レンズの生産の移管について、すべてのレンズなのか、一部のレンズなのかも現時点では不明ですし、アメリカ向けのレンズだけベトナムで生産している可能性も否定できません。また移管の理由についても、関税の影響がもっともらしい理由に思えますが、一つの工場にレンズ生産を任せていると、その工場が災害などで稼働できなくなったときにメーカーの存立危機となってしまうため、生産を複数の工場で行って緊急事態発生時のリスクを低減させるために行われている可能性も考えられます。

記事では製品の品質について触れていますが、ベトナムであろうが中国だろうがタムロンの技術で生産されていることは間違いないと思いますので、ベトナムに生産が移管されたとしても特に問題はないのではないかと思いますね。むしろ中国工場だけで生産をし続けているほうが日中関係の問題で将来的に大きな影響がある可能性が否定できないため、ベトナムでも生産できる体制のほうのメリットのほうが大きいかもしれません。

さらにニコンのレンズライセンスについて「ニコン レンズライセンス料徴収開始か マウントを閉じる可能性!?」で詳しくお伝えします。

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EOS R3 Mark II2026年
EOS R10 Mark II2026年内
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RF500mm単焦点レンズ(おそらく F5.6 L IS)
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ベトナムの方は真面目で勤勉の方が多いので、なぜ心配なのかわかりません。ましてやタムロンの工場であれば何の心配もいらないでしょう。

    タイにはニコンやソニーの工場がありますが、品質面の問題は特に起きていません。

    中国は超大国で不真面目な人や能力のない人も少なくありませんが、製造現場のレベルは今や日本とほとんど変わらないと思います。

  • 何を今更って感じだよな(笑)
    基本タムロンのOEM何だから
    中国からベトナムに移して品質的に大きな差がある訳じゃないからな
    そもそもココの主も知ってるか分からんけど、
    昨年度タムロンは社内の売上生産比率を大幅に既に変えてしまってる
    中国の比率が2/3超えてたが、確か1/4以下に減らした代わりに、ベトナムの売上生産比率を1/4以下から2/3近くに増やしてるから
    その時に何故か日本の生産比率もタムロンは増やしてたりする
    まだベトナムには任しきれない部分があるのかどうかは分からんが、日本には多少余力はあったし、ベトナムの稼働率を先行するのにも限界があるから、一時期的なのかも知れないが、日本の割合は中国を超えてた
    将来的にトランプ関税が廃止されたとしても、チャイナリスクが高いから元に戻す様な事はあり得ないでしょ
    ベトナムも2028年からはフル稼働するって株主にも説明してるし
    それを前倒ししたとも現状と言える訳だから
    中国で販売する分等については生産規模縮小するにしても、継続して生産するからこれ以上は減らないとは思うが、仮に増えたとしてももう50%超える事はないでしょ
    中国の売上比率は30%で頭打ちになるだろうから
    タムロンとしても徐々に中国からベトナムに移すつもりではあったように見えるし
    でなければベトナムに工場増設しようとは思わないから
    売上生産比率はタムロンの決算書に分かりやすく具体的な数字出てるから、ココの主も見てみたら?

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