(記事元)http://www.cipa.jp/documents/j/PRESSRELEASE20210201.pdf
CIPA 2021年カメラ出荷見通しを発表
CIPAが2021年のカメラ出荷の見通しについて報告しています(画像クリックで拡大します)。
CIPAの見通しによれば、2021年のカメラ出荷台数の見通しは、全世界向けで以下のようになっているようです。
・デジカメ合計 953万台(前年比107.2%)
・レンズ交換式 602万台(前年比113.4%)
これだけみると、前年よりプラスになっているからよかったよかったと思うかもしれません。ですが、よくよくみると2020年が売れなさすぎであることがわかります。
2020年の実績ではレンズ交換式の出荷台数が531万台ですが、その数は前年比で62.7%という2019年実績と比較すると40%近く出荷台数が減っているということになります。なので、40%も減った2020年から10%ほど出荷台数が増えたとしても、新型コロナウィルスの影響がなかった2019年の販売台数と比較すると大きく落ち込んでいるということになってしまいます。
本来ならば、新型コロナウィルスの影響で販売が落ちた分、その反動で2021年の見通しは2020年実績の2倍ぐらい出荷される予想でもおかしくないはずなのですが、たぶん2021年の見通しには新型コロナウィルスの影響が今後もかなり長期間続くという予想がされているのでしょうね。
そのなかで心配なのは特にニコンです。ニコンは2020年度は420億円の赤字を予想しています。もし新型コロナウィルスの影響が続き、今年も同じような状況ですと、今年も400億円に近い赤字がでてもおかしくない状況と考えられます。そうなると2年間で1000億円に近い赤字を抱えることになってしまいます。そうなると研究開発費が少なくなったり、さらなるリストラを実施せざるを得なくなる可能性もありそうですので、本当に心配になりそうです。
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